カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

花木の里の花朧 西吉野町川岸

2017年03月29日 | 我が町

 

 

大好きな春風景です。

ここにピンクの啓翁桜が開花しているのが一番いいのですが、これは今年の春の訪れのままに遅くて、

かすかに木の芽のような色づきが遠目に見える感じでした。 

 

今はサンシュユの花と、梅の花の残りが、なんとか川岸の花木の里にも春が来たと、思える程度です。

1週間ほど前に、この里山で花木造りをしている、友人に電話で問い合わせましたら、まだ黄色い色だけの目立つやまだとのことでした。

  

例年のように吊橋の傍まで行ってみました。

朝日がまだ川の半分までもさしていない時刻で、朝露か霧かによって橋の板が、日の当たらない所は濡れています。

滑って転んだらと思うと、恐ろしくなって、吊橋のこちら側から、望遠にして向こう岸の花たちを引き寄せました。

 

今年は花が少ないように思います。

お正月前の出荷が多かったのかしらと、向こうごしを眺めながら思いました。 

 

今はカメラに頼って、近づけていますが、4~5年前までは、この花を潜るようにして、その向こうに咲いている

トサミズキの花を見に行ったりしたものでした。

 

 

 

上の方に見えているのは、下市方面への県道です。

川を挟んで両側の山の斜面は、サンシュユ・啓翁桜・梅など生け花ようの花木が、麓から頂上まで植栽しています。

 

 

お正月くらいの出荷した残りが、今春の山を飾っています。

 

道路に近いところにわずかに数輪開花している啓翁桜です。

  

ガードレールの向こう側に、今年の啓翁桜が、蕾を沢山つけています。

お昼の日差しの温かさで、今にも咲きそうになりながら、夜の冷え込みに、足踏みしているようです。

 

啓翁桜がが開花すれば、対岸のサンシュユの縁取りのようになって、遠景がこの地特有の

朧な花木の里の、イメージを画像にも目にも残してくれるのですが、もう少し待ちたいものです。

 

啓翁桜と梅とサンシュユのグラデーションです。

 

少しガードレールに沿って歩きますと、左に下りて行く道の果てに、1軒の家が見えます。

その家までの道路わきの、啓翁桜はかなり花を咲かせてきています。

日当たりの良いのが、開花を速めているのでしょう。

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
吉野川春風景 (東京老人)
2017-03-29 18:05:21
暖かそうな、春の風景、
たくさんの写真堪能しました、
怖そうな橋ですね、
わたしもつり橋は怖くて渡れません。
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春ですね (チー子)
2017-03-29 19:13:19
啓翁桜と梅とサンシュユのグラデーション
素敵ですね

優しい景色で春を感じます
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Unknown (とんとん・とん)
2017-03-29 19:19:41
西吉野の桃源郷と呼ばれているところですね、今年は
寒かったので開花が遅れて色のですね。
きれいに咲いたとき一度行ってみたいです
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東京老人さんへ (anikobe)
2017-03-29 23:15:24
吊橋は、私が初めてここに来た時から、随分古くなって板も、痛んでいます。
花木のある風景は変わらないのですが、吊橋と同じように私も歳をとったものだと思った瞬間でした。
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チー子さんへ (anikobe)
2017-03-29 23:19:23
町村合併で、五條市となったのですが、西吉野村川岸という地名でした。
園村で見た春の景色は、大好きな景色となって、毎年この花木の里に行くのが常になっています。
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とんとん・とんさんへ (anikobe)
2017-03-29 23:26:36
桃源郷と名付けたのは私なのです。
啓翁桜とサンシュユが、初めて見た時は、もっと沢山の花があって、川のカーブするところに、まるで盆栽のような形で朧な美しさを見せてくれていた、最初の感動は今も心に強い位置を占めています。

啓翁桜が満開になったら、今年も再びの訪れをしたいと思っています。
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もう少し~~ (源爺)
2017-03-30 08:14:53
今年も行きたいなぁと思って居ます・・
もう少しでケイオウ桜も咲くでしょうね・・
情報有難う御座います・・
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嬉しい (若鮎)
2017-03-30 15:31:34
川岸は父の実家のあった場所
今も私が墓参りに出掛けるところです。見事な景色で
いつも感動しています。
この上に「音字」という地区があり10軒もないところですが、
女優の尾野真知子もここで生まれ、
実家もあります。
ここで取り上げていただき、父親が居たら
大喜びする顔が目に浮かびます。
有難うございます。
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訂正 (若鮎)
2017-03-30 15:33:41
「音字」・・・・・間違い
「恩地」です。
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源爺さんへ (anikobe)
2017-03-30 20:59:09
こんばんは

今日はまるで4月半ばのような温かい日でしたね。

そんな光を浴びて、啓翁桜も開花のエネルギーをためていることでしょう。

明日、明後日の雨の後の温かいころには、きっと開花するのじゃないかと思っています。
一番いい時に出会えると嬉しいですよね。
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若鮎さんへ (anikobe)
2017-03-30 21:21:28
お父様はこんな美しい山里で若い頃を過ごされたのですね。

小野真知子さんの実家のある所は、福寿草の自生地の南限になるのですね。
今年は遅くまで雪が降りましたので行けなかったのですが、毎年春の妖精に出会いに行くのが楽しみで、小野さんのおうちにも寄せていただいています。

懐かしい地として、ご覧いただいて私も嬉しいです。

啓翁桜が満開のころ、もう一度行きたいと思っています。
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