カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

活力ある高齢社会を目指して

2011年04月27日 | ★ 日々の呟き

新年度が発足して私の所属する退職者の、今年度の総会が市内のリバーサイドホテルで行われた。
新役員の方々によって設営された「十津川」という大ホールが会場で部屋のプレートの横に、十津川の名所「谷瀬の吊橋」の絵画が架かっている。
部屋のシャンデリアが、気持ちまで明るくしてくれる。
例年の総会行事と違っていたのは二つ。
東日本大地震で亡くなった方への哀悼の黙祷、復興への祈念、そして義援金の箱を回してのささやかな支援活動と、みんなの気持ちは被災された方へと常に心を寄せている。
これからもずっと。


夕ご飯の分までカロリーを取ったような昼食の間中、暫く出会ってなかった人たちとの歓談が続いたのも、久しぶりの語らいだった。


食後のアトラクションは、会の中でのグループ活動の発表だった。



昨年度1年間練習活動をしてきた太極拳の発表。
緩やかな動きの中に体力づくりが十分に織り込まれた運動を感心しながらら観る。
指導者は勿論会員さんで、自分の活動をこうして支部活動としてこれからの元気作りに大いに貢献されている。


フラダンスのグループも発足して、今年初めての発表だが、皆さんとても楽しそうである。
「月の夜」 「カイマナヒラ」を披露してくれた。
ある人は、「膝が痛かったのに、フラをするようになってから正座ができるようになった。」といっておられた。
練習の日が、お互いのコミュニケーションの場で、それが楽しいとのことは、高齢社会で最も大事なことだと思う。


 絵手紙サークルは、作品をホールに展示されていた。
花を見る目や、季節の移り変わりを道端の花に見つける喜びがあると、活動の意義がいつの間にか身についていく経緯などそれぞれに発表されていた。
全て指導者は会員さんで、ご自分の特技や、在職中の経験を生かしてサークル活動に来る人たちと、いい関係を持って過ごしていらっしゃる。




この色紙は絵手紙サークルの人の作品だが、絵は会員さんの手で、それに合った書は、現職の夫君の手によるものとのこと。
これからの暮らしを今から楽しく構築されているようで、微笑ましいエピソードとして印象的だった。


絵手紙の指導をされている会員さんの作品である。
昨年度歴史的町並みとして保存地区に指定された新町通りの、最も歴史を感じさせられるアングルを取り上げていらっしゃる。
カメラでもやはりこういった所を切撮りたくなる。


     
唱歌のサークルもあるが、これは発表でなく、今日の参加者全員で、大きいスクリーンのカラオケで歌った。
♪ オーマイラブ 上を向いて歩こう こいのぼり おぼろ月夜 楽しい人が好き 今日の日はさようなら ♪ 
神峯寺~大日寺
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 名残の桜  | トップ | トンビがくるりと輪を描いた  »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すばらしい活動 (東京老人)
2011-04-28 06:49:46
皆様の活動と、
作品の数々、すばらしいです、
東京ではこれだけの集まりがないのが、
残念です、うちで介護してる人でも、
同年でほとんど寝たきりという人もいます、
外に活動しないといけませんね。
返信する
東京老人さんへ (anikobe)
2011-04-28 15:53:31
特技や趣味でもって、サークルを作り輪を広げていくのって、指導する人にとっても、習う人にはもっと体力知力が若いままに維持できていいですね。
現職の時以上に楽しく活動されているようです。
返信する
活動の手本 (オヤジな私)
2011-04-28 18:14:15
どれも、素晴らしい活動内容ですね。
人生を楽しむ達人の方々の集まりです。
こうありたいものです。

フラ、絵手紙、我が愚妻も熱中しています。
特にフラは膝の痛みがなくなると申してます(笑)不思議ですね。

絵手紙の「婦唱夫随」が微笑ましい。
いいご夫婦ですね。
返信する
オヤジな私さんへ (anikobe)
2011-04-28 20:46:08
最近は人生80年はざらですよね。
退職後の20年または、若年退職者なら尚更のこと、現職中にできなかったら人生の楽しみ方見付が、退職者の会のサークル活動で見出せるのって本当に素晴らしいことだと思います。

フラと膝の効用にはびっくりしました。
奥様も実体験されていらっしゃるのですね。
いいご夫婦の夫君の方は、私が最初に6年生という学年を担任した時のクラスの子と、昨日初めて知った次第です。
返信する
高齢社会進行形 (マオママ)
2011-04-29 20:48:11
まさにingですね~
退職後の第二の人生を謳歌することは今では当たり前ですね

また趣味で“先生”と呼ばれるほど上達も可能な限りです

発表できる場があることも刺激になり上達への加速につながっているのかもしれません
返信する
マオママさんへ (anikobe)
2011-04-29 21:50:16
皆さん生き生きと輝いています。
かつて一緒に勤めた人たちとの語らいも、このような機会を持つことで楽しみをそえてくれます。
返信する

コメントを投稿

★ 日々の呟き」カテゴリの最新記事