円空庭の名前の由来は、『円』は悟り、『空』は無限を表し、見る人に心のやすらぎを与えてくれる庭と言う事で『円空庭』と呼ばれる様になったそうである。
この庭は、奈良公園の立案者、儒学者、前部重厚氏が明治時代に補修監督して造ったという事もこのたび知ることが出来た。
円空庭への小道の右側に亀の沢山いる池がある。
池のコンクリートのふちは、亀の行列で、最初は遠目の見ていたので、縁飾りかと思ったほど甲羅干しをして並んでいる。
亀の上にまた亀、そのまた上に亀といった光景だ。
見ていると、泳いでいた亀が、隙間を見つけて這い上がってくると、前にいるの亀はちゃんと移動して、甲羅干しの仲間に入れてやる。
なかなか面白い。
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そう広くはないが、手入れがとても行届いて、落ち着いた雰囲気に、和める場所である。
池には大小さまざまな鯉が沢山泳いでいる。
緑と赤の対照的な色彩の中に納まっている燈籠のある風景はとても好きである。
突き当たりにある茶房「おふさ」は、大正4年に建てられたそうである。