「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

阪神優勝おめでとう! とデジカメの功罪

2005年09月29日 23時19分58秒 | 日記
 阪神が優勝したあ~。

 野村監督が「これぞ名付けてF1セブン」と言って若手の足の速い連中の育てているのを見て、若いピッチャーが次々と出てくるのを見たとき、これは将来、常勝軍団になるぞと予感した。

 今更言ってもしょうがないけど、ブレイザー監督時代からのファンとしては苦節が長すぎてなかなか公言出来ない日々が続いたというわけさ。

 今日はお祭りの準備で優勝の瞬間は見れなかったけど、ニュースで見ても充分感動ものだった。

 阪神が強いときは、いつも打線がべらぼうに強いけどピッチャーがイマイチだったり、投手陣が強いと言っても中継ぎと抑えが随分無理してたりと、バランスの良くない強さだったが、今年辺りはどの部分を見ても隙のない強さを感じている。

 本当の意味で強くなったと思えて、後2,3年はこの強さが持続していくんじゃないかと思えるようになっている。


 僕がBSで見たときタイガースの面々は皆優勝ペナントをもって甲子園球場をぐるっと回っていました。

 それは良いとして、「六甲おろし」がうねりのように唄われる中、選手達は自分のデジカメそこら中で記念撮影を始めている。

 いま、携帯でも、デジカメでも実に軽量・小型化され、さらに簡便化されて使い勝手が良くなってきている。
 電源を入れれば、すぐにシャッターが押せるようになっているし、ポケットの中に入れておいても全然邪魔にならない。

 並んでポーズを決める、一種の儀式は携帯の写メールの普及で、完全に消滅し、いつでもどこでもどんな状況下でも写真をとる習慣を日本人に植えつけてしまったのではないかと思われてならない。

 彼等はプロの選手として、六甲おろしを唄う観客に応え続ける義務はないのだろうか。

 こういう発言は最早「野暮の骨頂」とでも言うべきことなのであろうか。

 携帯の普及は見る側と見られる側、撮る側と撮られる側の緊張した人間関係さえも壊しているとしたら、「デジタル」という名の下に、人格破壊は確実に進行していると言わざるを得ない。

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2 コメント

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そうだったんですかー。 (mamachari)
2005-09-30 20:39:55
時代が変りましたねー。そういえばこの前のオリンピックの時も終わって入場行進しながら選手がカメラとか、ムービーとか撮ってましたね。
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そういえば (aniki)
2005-09-30 23:08:30
 軍隊並みに行進してたときのことを思うと隔世の感がありますね。



 主体が選手のオリンピックなら良いと思うのですよ。

 そういう考え方があってもいいと思います。



 入場料の問題はありますが。



 プロ野球の場合は完全なスポーツショーであるわけですから、観客そっちのけって言うわけにはいかないと思うのです。
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