「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

ブログ占い?№7-2  テンプレートの背景色 もも、桃、百

2005年05月20日 01時18分20秒 | BLOG論
 分割して揚げてきます。


 今日は桃色の話です。

 僕が好きな漢詩の中に中国最古の詩集「詩経(しきょう)」に載っている「桃夭(とうよう)」というのがあります。

 桃之夭夭(もものようようたる)   僕には桃の木のように若々しい娘がいます。

 灼灼其華(しゃくしゃくたるそのはな)真っ赤な花が燃えるようにあでやかでしょ。

 之子于帰(このこゆきとつぐ)    今日、娘は嫁いでゆきます。

 宜其室家(そのしっかによろし)   だから嫁ぎ先での幸せを願わずにはいられないのです。


 桃之夭夭(もものようようたる)   僕には桃の木のように若々しい娘がいます。

 有賁其実(ふんたるそのみあり)   桃の実が充実するように性格のよい子です。

 之子于帰(このこゆきとつぐ)    今日、娘は嫁いでゆきます。

 宜其家室(そのかしつによろし)   だから嫁ぎ先での幸せを願わずにはいられないのです。


 桃之夭夭(もものようようたる)   僕には桃の木のように若々しい娘がいます。

 其葉蓁蓁(そのはしんしんたり)   その葉のように素敵な身ごなしをする子です。

 之子于帰(このこゆきとつぐ)    今日、娘は嫁いでゆきます。
 
 宜其家人(そのかしつによろし)   だから嫁ぎ先で多くの家族と幸せに暮らすでしょう。

 
 読んで頂いて分かるとおり、この唄は結婚式の際、お嫁さんの父親や親戚のおじさんがお祝いの唄として唄ったそうです。今から2400年ぐらい昔の話です。

 ただし現代語訳は僕が勝手にやったものですので始めに断っておきます。

 娘を持つ身の僕としては今からこの唄でウルウル来てるのですからだらしない話です。

 話を戻します。

 ここでも桃は若々しさの象徴として使われています。しかもお父さんが抱く娘に対するイメージでもあるのです。

 中国において「桃」は日本における「桜」同様大変に大切にされてきた植物でした。

 「桃」の魅力は花の他に「香り」もあります。

 桃李いわざれども下自ずから蹊を成す。(桃やすももは何にも言わないけれど自然とその木の下には道が出来る)と言って優れた香りを持っていることを示しています。

 この言葉は魅力的な人物には自然と人が集まって来ることも意味していますからブロガーにとっても縁起の良い言葉だと思います。

 また、この香りと実(み)に導かれてたどり着くのが、戦禍の不安を免れた村、桃源郷です。

 根元がどこにあるかは知りませんが桃には邪気を払う効果があるとも言われてます。


 その辺のお話は日本が絡んできますのでまた明日。

 ホント悔しい…。

  

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2 コメント

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やってしまいましたねー。 (mamachari)
2005-05-21 16:12:26
私と同じ?ではないか、せっかく2時間もかけたのにそのショックはわかりますよ。

漢詩?ですか、すごいなー。

よく知っていますね。

桃が邪気を祓うなんて知らなかった。



今度桃グッズでも集めようかな?グッズじゃー無理かしら?
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まあでも (aniki)
2005-05-21 22:44:43
 そのとき揚げてたら気が付かなかったアイデアも気付いたんで良しとしてます。

 忘れてしまったこともありますけどね。
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