心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

心と体を通して見えてきたもの №36

2007-07-10 21:27:09 | Weblog
兄はその戦いに勝って、私を連れて家に帰ってくれました。兄は亡くなった私と結婚式を挙げました。
私は自分の国を愛し、信じていました。だから、もっと勇敢に戦いたかった。私は、このような戦争を行わなければならない国にした、国王や政治家たちに怒りを感じ、不満に思いました。国同士が、領土を奪い合う不正を許せないと思いました。このことを思うと、不思議なことに今でも、怒りと悲しみがこみ上げてきて、体に力が入り、腕が震えてしまいます。
この過去世を振り返っていて、兄が亡くなった妹と結婚し、一生添い遂げたことを知った時、最初は理解できませんでした。この国では親や兄妹や従兄妹同士、またすでに亡くなった人との結婚はあたりまえだ、という思いが出てきます。過去にはこのような時代もあったのですね。
兄も妹もお互いに愛し合っていて、妹が亡くなった後でも、結婚することができたのですが、無念だ、悔しいという強い思いがわいてきます。この人生を思い出すのに数日かかったのですが、その数日のあいだ悔しい、無念だという感情が時々突然わきあがり、腕に思わず力が入り、震えるときもありました。
この感情をよく見ると、国の将来を良い方向へ導いていくと信じていた国王や政治家が、領土の奪い合いという戦争を行うことに対する怒りと、戦い半ばで亡くなったことに対する悔しさと悲しさが感じられます。領土を奪ったり、奪われたりといった不正を許せない、という考えから、ここでも山岳部の行者の決意を現実のものにしようとしているようです。
№37につづく
コメント
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