心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

心と体を通して見えてきたもの №40

2007-07-15 13:25:31 | Weblog
リーダーの父親は下級の役人の中でも政治を担当していたので、その国のまつりごとがあったときには神殿がある国の中央の島にも行っていました。
海から運河を国の中央にまで引き、中央部分を島にして周囲を海の水で満たした堀が二重にありました。
中央の島にはりっぱな大理石のようなもの?(太陽の光が当たると雲母のようにまばゆく輝く石ですが、見た目には大理石のように見えます)でできた神殿や、王族の邸宅、高級官僚や高級役人の住まいがありました。
国の中央の島には最高級の身分の者だけが住むことを許されていました。
高級官僚は全員士官です。国はいまや軍備を増強しようと意気込んでいました。
リーダーは時代の流れに乗り高級の士官になり、中央の島に邸宅を持てるようになりたいと思っていました。
私は軍備を増強するよりも人々が平安に暮らせる身分制度の改革のほうが先だと思いました。
そのためにはどうしても、中級学校を卒業し、その上の上級学校も卒業して役人の任用試験に合格しなくてはなりません。
農民である私がさらに高級役人として身分制度の改革ができるようになるためには、高級学校で優秀な成績を収めなくてはいけません。そうすれば、国の中央にある島に住むこともできます。元々高級役人の身分の者であれば、高級学校はビリの成績でも高級役人になれるようですが…。
私の場合は農民ですから、上級学校の入学試験でも身分保障がなく学力だけで評価されるため、普段からの成績も落とすわけにはいきません。
それは下級役人の息子であったリーダーにもいえました。上級学校の入学試験ではたとえば100点満点が合格ラインとして、下級役人の息子は身分保障として20点をもらえますが、残り80点は実力で取らなくてはいけません。
リーダーは高級士官になりたいはずなのに友達と遊んでばかりいます。私はそんな彼のことを、大丈夫なのかなと気にしていました。
№41につづく


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