ナンバー1849 2020.03.28 原子の意識と活動の特徴
ある原子をつくる時、電子は一番低いエネルギーの状態の軌道に入ろうとします。
そのため電子にはエネルギーが低い状態を好む傾向があります。
これはマイナスの電荷を持つ電子が真空で生まれると、必ずプラスの電荷を持つ電子も生まれてお互いが遠ざかった後に近づいて、ぶつかり合うとお互いに消滅して、エネルギーがゼロに戻るためだと思われます。
複数の電子を使って原子をつくろうとすると、電子はエネルギーが最低の状態の原子核に最も近い軌道から入り始めて、その軌道に入りきらなくなると、次の電子は二番目にエネルギーの低い軌道に入り、入りきらなくなると三番目に高い軌道に入るというように、エネルギーが低い順番に軌道に入ります。
金属の原子が金属の原子と、非金属が非金属と、そして金属の原子が非金属の原子と結合することもあります。
金属は電子を与えやすいのですが、金属は自分たち同士で電子を共有しあい、しっかりと高密度につまった固体を作るのが得意です。
非金属は一般に電子を得たり共有したりすることを好み、通常は結合力の弱い構造を持ちます。
原子が集まって小さな集団をつくることもあれば、巨大な結晶配列をつくることもあります。
これらの活動もまた、原子の成長や増殖と考えられます。
さらに原子は組み合わさることで分子が生まれ、分子の様々な組み合わせによって物質ができていますから、原子や分子を組み合わせて物質ができることを増殖や生長と考えることもできるでしょう。
また、陽子の中で、プラスとマイナスの電荷を持つ粒子同士が結びついたり離れたりして、やり取りをすることで電気力や磁気力などが働いていますから、エネルギー代謝や生産的な活動がおこなわれていると考えることもできます。
そして観察者効果というものもあります。
量子力学で扱う世界はミクロの粒子の世界ですから、直接観察できない場面が多いため、すべての可能な状態が重なり合わさっていると考えるのが、観察者効果といわれています。
物理学では、観察をおこなうための観測機器による観測で、観測対象の状態を必然的に変化させてしまうことを指します。
たとえば暗闇では電子を観察できないため、光を電子に当てると、光子が電子と相互作用を起こして、その相互作用によって電子の軌道が変化します。
直接電子に光を当てたり、実際の観察をしなくても、電子が観察可能な位置に入っただけで、理論上はその位置が変化してしまうといいます。
これらのことから、電子には人の意識を感知すると同時に、軌道の変化を起こすだけの行動力もあることになります。
ナンバー1850 2020.04.02
ある原子をつくる時、電子は一番低いエネルギーの状態の軌道に入ろうとします。
そのため電子にはエネルギーが低い状態を好む傾向があります。
これはマイナスの電荷を持つ電子が真空で生まれると、必ずプラスの電荷を持つ電子も生まれてお互いが遠ざかった後に近づいて、ぶつかり合うとお互いに消滅して、エネルギーがゼロに戻るためだと思われます。
複数の電子を使って原子をつくろうとすると、電子はエネルギーが最低の状態の原子核に最も近い軌道から入り始めて、その軌道に入りきらなくなると、次の電子は二番目にエネルギーの低い軌道に入り、入りきらなくなると三番目に高い軌道に入るというように、エネルギーが低い順番に軌道に入ります。
金属の原子が金属の原子と、非金属が非金属と、そして金属の原子が非金属の原子と結合することもあります。
金属は電子を与えやすいのですが、金属は自分たち同士で電子を共有しあい、しっかりと高密度につまった固体を作るのが得意です。
非金属は一般に電子を得たり共有したりすることを好み、通常は結合力の弱い構造を持ちます。
原子が集まって小さな集団をつくることもあれば、巨大な結晶配列をつくることもあります。
これらの活動もまた、原子の成長や増殖と考えられます。
さらに原子は組み合わさることで分子が生まれ、分子の様々な組み合わせによって物質ができていますから、原子や分子を組み合わせて物質ができることを増殖や生長と考えることもできるでしょう。
また、陽子の中で、プラスとマイナスの電荷を持つ粒子同士が結びついたり離れたりして、やり取りをすることで電気力や磁気力などが働いていますから、エネルギー代謝や生産的な活動がおこなわれていると考えることもできます。
そして観察者効果というものもあります。
量子力学で扱う世界はミクロの粒子の世界ですから、直接観察できない場面が多いため、すべての可能な状態が重なり合わさっていると考えるのが、観察者効果といわれています。
物理学では、観察をおこなうための観測機器による観測で、観測対象の状態を必然的に変化させてしまうことを指します。
たとえば暗闇では電子を観察できないため、光を電子に当てると、光子が電子と相互作用を起こして、その相互作用によって電子の軌道が変化します。
直接電子に光を当てたり、実際の観察をしなくても、電子が観察可能な位置に入っただけで、理論上はその位置が変化してしまうといいます。
これらのことから、電子には人の意識を感知すると同時に、軌道の変化を起こすだけの行動力もあることになります。
ナンバー1850 2020.04.02