心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

心と体を通して見えてきたもの №34

2007-07-08 22:24:52 | Weblog
小さな国であったため、いつ自分たちの国が無くなってしまうかもわからない、と思うと女だから、という理由は通じないと父は判断したのでしょう。私は父の影響を受けて、愛国心の強い戦士として育ちました。
15歳の時に、母から結婚をするように勧められた男の人と、婚約をして付き合い始めました。その頃、円卓会議が開かれることになり、婚約者も出席することになり、私も父に言われて参加しました。
本来ならこのような会議は、国王から選ばれた長老たちによって行われたのですが、先の戦争で長老たちも亡くなったり、捕虜になったりして、国王も国民の信頼を失っていました。そこで王子と、その側近によって選ばれた、これから国を背負って立つまだ若い戦士たちによって、会議が開かれることになったのです。
会議の内容は、隣国が強大な軍を持つ大国から攻められて国が無くなるかもしれない、そうなるとこの国も危ない、隣の国の応援をしたらどうか?といったことでした。先の戦争で失ったものが多く、隣の国と一緒に戦うほどの戦士もいませんでした。少しずつ生活にゆとりができ始めていた程度でしたが、武器や物資の応援をすることになりました。
しかし、その国はどんどん攻められ、とうとう国の大きさが半分くらいになりました。
しだいに、私たちの国にも、大国は少しずつ攻めてき始めました。
№35につづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする