ナンバー2087 2022.11.30 霊的人間への進化
『マイトレーヤの使命』の続きです。
『非常に速やかに転生に舞い戻ってくるもうひとつのグループがある。
最も高度に進化した個人であり、弟子達であり、イニシエートである。
「進化の法則」も「グループの法則」も彼等を支配しない。
もうひとつの法、つまり「奉仕の法則」が彼等を再誕生へと促すのである。
彼等は自由意志で意識的に転生を選択する。
彼等は大計画を知り、それに仕えることを欲するので、彼等の個人的な師(覚者)などの指示のもとに、如何にして最も良く奉仕することができるかを決める。
彼等はイニシエートであるので、彼等の目標につながる行路をご存知の覚者が彼等を監督され、彼等が特定の環境や状況のなかに戻るべきときに助言なされる。
イニシエート自身もそのときに戻り、さらに奉仕するために自分達がやり残したことを続けることを欲する。
彼等は、イニシエーションの道の最後のいくつかのステップを通り抜ける努力をするために、繰り返し、速やかに再誕生してくる。
イニシエートの目標は速やかにカルマを片づけ、自由になり、奉仕のために備えることである。
転生のあいだに魂がその乗り舟にこの願いを刻みつけることによって、弟子がデヴァチャンのなかでプララヤの恍惚を欲する欲望を未然に防ぐ。
急速な転生の周期のもうひとつの理由は、何回かの転生のあいだ、一つの方向に集中することによって、その弟子に欠けている特質を身につけるなり、あるいは彼のなかに完全に発達しているのだが、特定のグループまたは国家の仕事のために何か特殊の特質を貢献するために、弟子の装備を「仕上げ」る必要によるかもしれない。
すべての魂は「再誕生の法則」のもとで再び転生する。
魂は過去につくったカルマを片づけるために、グループ(集団)として一緒にやって来る。
ゆえにこの法則が、大昔の負債を支払い、昔の友人達を認知し共に働き、昔の責任と義務を受け入れ、そしてずっと昔に身につけた才能や特質を再び利用するために表面に持ち出すための機会を提供するのである。
であるから、物質界における我々の顕現を支配するこの法則のなかには、すばらしい美と秩序がある。
要約すると、転生は個人の特定の運命によって異なるということができる。
個人が充分に進化していなければ、まだ運命というものはない。
その個人は転生のなかにただ引っ張りこまれてくる。
人がある程度さらに前進すると、その個人の運命はグループの運命となる。
しかしながら、弟子やイニシエートの場合には、転生の周期は個人の運命によって、それから何にも増して、奉仕への願望によって支配される。』
ナンバー2088 につづくでしょう