心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに ナンバー2240 モーセに対するパロ王の態度

2024-08-28 21:01:18 | Weblog
ナンバー2240   2024.08.28  モーセに対するパロ王の態度
アブラハムがエジプトで暮らし始めて360年経った頃、ユダヤ人の人口は非常に多くなりました。
エジプト第18王朝のパロ王は、第2王朝時代にヨセフがエジプトを飢饉から救う政策をしたことを知らずに、ユダヤ人がこれ以上増えて敵が攻めてきたときに、イスラエル人が敵側についてエジプトを攻めるのではないかと考え恐れて、ユダヤ人をエジプトの町を建設する奴隷にして苦しめました。
それでもユダヤ人が増え続けるため、助産婦にユダヤ人が男の子を生んだ場合は、すべてナイル川に捨てるように命じました。
エジプト第18王朝パロ王は、第2王朝の時のことを知ろうとせず、自分本位の横暴な態度でユダヤ人を見下し奴隷にして自尊心が強いようです。
こうした状況の中で、アブラハムの子孫に男の子が生まれましたが、すぐにナイル川に捨てられました。
たまたま水浴びに来ていたパロ王の娘が、その赤ん坊を拾うと、かわいい赤ん坊だったのでイスラエル人とわかっていながら、モーセと名前を付けて養子として育てることにしました。
モーセにイスラエル人の乳母(実は赤ん坊の本当の母親)をつけて、宮廷で当時の最高レベルの教育をします。
モーセは愛国心と正義感にあふれた高い教養を身につけて、何不自由なく暮らしていました。
ある日モーセは、ユダヤ人がエジプト人の監督から鞭で打たれているのを見て、あたりに誰もいないのを確認して監督を殴りましたが、これはモーセのイスラエルに対する愛国心と正義感からの行動と思われます。
しかし打ち所が悪く監督は亡くなったため、モーセは死体を砂に埋めて隠しました。ところが、それをユダヤ人が見ていたため、モーセがしたことがパロ王に知られることになり、パロ王はモーセを殺そうとします。
パロ王にとってモーセもイスラエル人であり、奴隷と同じに扱ってもいいと考えたのでしょう。
どのような人にも生命があり、肉体を維持し健康に生きようとする意志を持ち、物質性と精神性を併せ持っています。
どのような人に対しても謙虚で誠実に、欲から離れた温和な状態で接することが大事でしょう。
しかしパロ王は、イスラエル人は奴隷であり、いつ自分たちを裏切るかわからないという独断と偏見で判断をする、強欲で猜疑心に満ちた態度でイスラエル人に接しました。
ナンバー2241  2024.09.02 に続くでしょう 
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第3章 光とともに ナンバー2239 意識の進化目標とユダヤ人

2024-08-24 20:58:48 | Weblog
ナンバー2239   2024.08.24  意識の進化目標とユダヤ人

人類の意識は時代とともに進化していますし、進化のためのハイアラキーによる計画と、計画を進めるための人類への直接または間接的な働きかけもあります。
この計画によると、アトランティス時代は感情の体であるアストラル体を完成させることでした。
人は本能的な食欲や性欲などの欲求を満たすと、その喜びを感情で表現しますが、欲しいものを得られないで悲しい思いや悔しい思いをすると、欲求を満たすための方法を考えて欲求を満たそうと行動することで、感情表現の幅が広がりより豊かな表現力になります。
こうしてアストラル体を魂が完全にコントロールできるようにするアトランティス時代の目標は、充分に達成できています。
現在の人類の目標は、低位メンタル体によって具体的な思考をできるようになることです。
アトランティス大陸が沈没した直後は、感情的になるとアストラル体が優位になり、まだ具体的な思考をするために意識をコントロールできない状態です。
そのためバアル信仰のような、自分の本能的な欲求を満たすことで神が願望をかなえてくれるという、やりたいことを存分に楽しませてくれる信仰に引かれやすい状態にあります。
こうした状況で、低位メンタル体を使えるようになるには、自分で生活を自立できるように具体的に考えて生きる力を鍛えることが必要です。
そこで慣れ親しんだ環境に満足しているアブラハムの意識を変えるために、ハイアラキーはアブラハムにウルからカナンへ向かうように指示を出したのだと思われます。
アブラハムは長い旅の末にカナンの地に着くと、そこで暮らし始めました。
ウルの地では多神教が信仰されていましたが、カナンの地にもバアルという多神教の信仰があり、欲求に任せて本能を開放することで願いをかなえる安易な信仰の方が気楽ですから、ヤハウェの一神教から離れていく人が出たことでしょう。
アブラハムの孫のヤコブの時代に、カナンに飢饉がありました。彼らは生き延びるために紀元前1876年エジプトに移住しました。
その時ヤコブの息子ヨセフが、巧みな経済政策をおこなってエジプトを飢饉から救ったことで、エジプト第2王朝の王とエジプトの国民からも感謝され、ユダヤ人はエジプトの肥沃な土地を与えられて暮らし始めました。
ナンバー2240  2024.08.28 に続くでしょう
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第3章 光とともに ナンバー2238 ユダヤ人迫害の歴史 アブラハム

2024-08-20 21:00:31 | Weblog
ナンバー2238   2024.08.20  ユダヤ人の迫害と離散の歴史 アブラハム

『旧約聖書』の物語は、アーリア人種が形成される初期の段階の過程が描かれていると『ハイアラキーの出現(上)』(AABライブラリー発行)にあります。またユダヤ人に関しては『旧約聖書』の時代に、多神教を信仰する人々の中で一神教を守り通した歴史と、イスラエル王国という民族としての国を失い、囚人として扱われた歴史があります。
これらのことから、ヤハウェだけを信仰することを自覚した一つの民族集団として、自分たちが神から選ばれた民であることを意識します。
これが選民思想につながり、他の民族から迫害を受けることにもなります。
今から数千年の昔、ノアの子孫のアブラハムは紀元前2165年頃にバビロニアの南部カルデアにあるウルの地で誕生したとされていて、家族と羊の群れや奴隷もいて快適な暮らしをしていたといいます。
当時のウルでは偶像崇拝が盛んで、多神教が信仰されていたといいます。
ウルは5000年以上昔にシュメール人が創設した都市国家の一つでもあるため、ウルの多神教とはシュメール人が信仰していたバアル信仰と同様の宗教だったと思われます。
日本の神道も多神教ですが、シュメールには天・地・冥界の総数3600の神々がいたそうです。
シュメールの主な神としてはアム、エンキ、エンリル、イナンナなどですから、この信仰の起源は人類が創成された時代(ナンバー2188~2190)にさかのぼることができることになります。
こうした多神教を信じるウルの地で暮らしていたアブラハムの家族だけは一神教を信仰して、『あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、私が示す地へ行きなさい。そうすれば、私はあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう』(創世記12章)と言う唯一神を信じて、長い旅に出ました。
この旅をアブラハムに勧めた神は、アトランティスの時代から続いてきた物質的な欲求を満たすことに夢中になるような感覚的な生き方から退いて、知性を働かせる生き方をアブラハムに求めたのだと思われます。
人類の意識の進化は段階的に行われ、レムリア時代には魂が肉体を占有し完璧にコントロールできるようにすることが目標です。
次のアトランティス時代になると、魂は感情の体であるアストラル体を完成させることが目標です。
ナンバー2239  2024.08.24 に続くでしょう
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第3章 光とともに ナンバー2237 アーリア人種の基盤となったノアの息子たち

2024-08-16 21:00:14 | Weblog
ナンバー2237   2024.08.16  アーリア人種の基盤となったノアの息子たち

『ハイアラキーの出現(上)』に『この救出された核になる集団が現在の根本人種つまりアーリア人種の基盤を形成した。『旧約聖書』のテーマ全体が、この核になる集団の発達と成長を中心に構成されている。』とあります。
『旧約聖書』によると、大洪水から助かったノアには三人の息子がいました。
ノアの息子セムの子孫のアブラハムやイサク、ヤコブの12人の息子(12部族)の歴史を旧約聖書で扱っていますが、セムの子孫たちはユダヤ人、アルメニア人、フェニキア人、アラビア人、アッシリア人になりました。
ノアの息子ハムの子孫はカナン人となり、さらにその子孫はパレスチナ人になります。
ノアのもう一人の息子であるヤペテの子孫は、エーゲ海からカスピ海にかけて分布して広がっていくと、インド・ヨーロッパ語族となります。
アブラハムの息子イシュマエルの子孫はアラブ人となり、後にイスラム教徒になります。
ヤコブの子孫もユダヤ教徒とキリスト教徒になります。
ヘブライ人から世界三大宗教が生まれると同時に、現代のアーリア人種の基盤が形成されたことがわかります。
彼らは大洪水の後の時代から、現代まで世界の歴史の表舞台の主人公といえるでしょう。
この表舞台で行われる活動の、裏で脚本を描いてサポートしているのがホワイトロッジで、陰謀を企てて邪魔をしていたのがブラックロッジです。
世界には戦争や紛争が絶えず起こり、貧困問題や環境問題、また病気で苦しむ人々も常にいる状態で、いまだに平和と幸福を享受できていません。
ネットには様々な陰謀論があるため興味があったり、陰謀論に詳しかったりする人もいるかと思いますが、ホワイトハットの今後の動きについて、人によっていろいろな予想があり、複数に意見が出ているようです。
しかしホワイトロッジのハイアラキーによる長期にわたる計画と、人類が達成すべき目標があることを知る人はごくわずかでしょうし、人には自由意志があり自分の人生を創造する権利が与えられています。
そのため舞台裏でどんなに優れた脚本が書かれても、現実を生きている私たちが、その脚本を受け取らないで自由に生きることもできます。
ブラックロッジとホワイトロッジで行われてきたこれまでの出来事の経緯がわかれば、今後を見通す良い判断材料になると思われます。
ナンバー2238   2024.08.20 に続くでしょう
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第3章 光とともに ナンバー2236 背後に退いたハイアラキー

2024-08-12 21:00:05 | Weblog
ナンバー2236   2024.08.12  背後に退いたハイアラキー
古代の人々は「自然力を抑制し統御する魔術的な能力」を持っていたようです。
新約聖書の「ルカによる福音書」にはイエスと弟子が舟に乗っていると突風が湖に吹き降ろしてきたため舟が揺れて危険な状態になった時、イエスが風と荒浪を叱ると、止んで凪になったといいます。
また「ヨハネによる福音書」の14章に、『わたしを信じる者は、またわたしのしているわざをするであろう』とありますから、イエスが起こした数々の奇跡や、モーセが海を分けたのと同じような能力を誰もが人間本来の力として持っていて、誰でも奇跡を起こせることを伝えているのでしょう。
海の水を二つに分けることなど、できるはずがないと信じていれば、もちろん奇跡は起こせませんが、できると信じることで現実化できることを知らせているのだと思います。
信念を持って集中した意識状態で発した言葉には、現実化する力があることは、光と想念の性質(ナンバー182~202)などに書きました。
『ハイアラキーの出現(上)』(AABライブラリー発行)の続きです。
『この救出された核になる集団が現在の根本人種つまりアーリア人種の基盤を形成した。
『旧約聖書』のテーマ全体が、この核になる集団の発達と成長を中心に構成されている。
象徴的に言って、箱舟の住人とその子孫、そしてユダヤ人種は、救助された――途方もない困難に遭いながらも、自分たちでも知らないうちにグレート・ホワイト・ロッジに救助された――人類の生存者を代表している。
ここで二つの点が注目に値する。魂の観点から見て重要性がより少ない一つ目の点は、現代の調査隊を魅了しているわずかな考古学上の財宝を除いて、さらには、現代の研究者を調査や発明へと導き、いわゆる「現代科学の目覚ましい業績」を上げるよう鼓舞する、古代の科学的な達成についてのおぼろげな記憶を除いて、素晴らしいアトランティス文明の印がほとんどすべて地上から消滅したという点である。
二つ目の点は、人類のためにハイアラキーが背後に退き、人間が正しい方法で物質主義という幻覚やイリュージョンから自力で脱出し、ゆくゆくは古くからの分裂を終わらせるよう人間に任せたという点である。
望ましい目的に達する手段として、最終的には戦争を放棄することを視野に入れて、戦争を最終的な地点にまでもっていき、表出させなければならなかった。』
ナンバー2237  2024.08.16 に続くでしょう
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第3章 光とともに ナンバー2235 アトランティス文明の最後

2024-08-08 20:59:38 | Weblog
ナンバー2235   2024.08.08  アトランティス文明の最後
『ハイアラキーの出現(上)』(AABライブラリー発行)には次のように書いています。
『ハイアラキーが強力に介入せざるをえない状況になったため、……長期間にわたる混乱や災害の後に、私たちの惑星生命外の何名かの偉大な生命方の助けを借りて、アトランティス文明を不意に終わらせたのである。
これは何十万もの人間を地表から一掃する大破局という形で起こった。
この歴史上の出来事は、大洪水という世界共通の伝説として今に伝えられている。
生存者は、ノアの箱舟で救われた人々として聖書の中で象徴的に語られている。
古代の書物では次のような言葉で表現されている。

 竜がゆっくりと体をほどくように、人の子らは知恵の子らに導かれて、群れを解き、勢いよく流れる水のように散らばった。……彼らのうち気の弱い多くの人々は途中で滅んだ。しかし、ほとんどの人々が救われた。 

『シークレット・ドクトリン』で紹介された話をよく調べると、(現代の水準からみて)未熟な発達状態や、当時の人類が基本的に情緒面や肉体面に焦点を置いていたということが分かる。
さらには、当時の人間には下位王国や惑星の自然力を抑制し統御する魔術的な能力があったことが明らかになるであろう。
この二つの観点についてはこれまでほんのわずかしか研究されてこなかった。
しかし、神の干渉や介入に強調が置かれてきたのは適切であった。
それによって、倫理的に健全な少数の人々を援助するとともに(「霊的」という言葉は、相対的に見た場合を除いてまだ用いられない)、焦点や方向性が間違っており、物質的なものに熱誠を抱き知覚する生活に没頭していた人々を破壊させるのに成功したからである。』
ここから『シークレット・ドクトリン』にはアトランティス文明のことが書かれていて、『当時の人間には下位王国や惑星の自然力を抑制し統御する魔術的な能力があった』ことがわかります。
これは旧約聖書の『出エジプト記14章』の中で、イスラエル人がエジプトを出てカナンに向かう途中で、モーセが杖を持つ手を海の上に伸ばすと、下位王国である「海の水」が垂直に立ち上がり左右に分かれて壁になると、モーセが手を上げている間ずっと乾いた道ができていたことをいっていると思います。
古代の人々はこのような「自然力を抑制し統御する魔術的な能力」を持っていたようです。
古代のピラミッドやストーンヘンジなど巨石を使った建造物などは、魔術的な能力を使った証拠かもしれません。
ナンバー2236  2024.08.12 に続く予定です。
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第3章 光とともに ナンバー2234  古代の大洪水伝説

2024-08-04 21:01:57 | Weblog
ナンバー2234 2024.08.04  古代の大洪水伝説
アトランティス時代はハイアラキーから無償の贈り物として高度な技術が、徐々に知性が芽生え始めた人類に渡されると、内容はわからなくても技術を使えるように僧王に導かれました。
するとその贈り物を通して、その背後にある知性や専門的な知識を感じ、霊性を育む機会が与えられることになります。
僧王が美しい都市や壮麗な建築物を建てる時に、まだ本能的な人々を活用することで、人々の中に霊性を育むことになり、それが現代ではカルデアやバビロニアの遺跡として残っているといいます。
人類を導いた僧王たちは人類を遺伝子工学によって誕生させるだけでなく、現代科学を上回る高度な知識や技術と精神性を有していて、衛生学、輸送手段、航空機など非常に広範囲に高度な水準に達していたといいます。
人がただ好奇心や欲求に任せて好きなものだけを収集していると物質主義へ向かいますが、知性を発達させ意識の進化を促すことで、霊性を感じられるようにするために、僧王たちから人類への導きがあったことになります。
ハイアラキーから学ぶことでしだいに霊性を感じ、意識の進化をおこなおうとするグループと、ひたすら物質的な欲求だけを満たそうとするグループに人々が分かれてしまいます。
この分裂があまりにも大きくなり、また境界線があまりにも明確になりすぎて分裂し、ついに二つのグループは衝突し物質の勢力であるブラックロッジと霊的光の勢力であるホワイトロッジが戦うことになり、最終的にアトランティス大陸が大洪水によって沈没しました。
これが世界中に洪水伝説として語られていて、旧約聖書のノアの箱舟の話は有名です。
世界最古の大洪水の記述はメソポタミアのギルガメシュ叙事詩で、シュメール文明の時代に大洪水によってすべての生命を破壊するという神の計画があったため舟をつくって家族や友人などを守った、という話をギルガメシュ王が聞いたというストーリーです。
バビロニアの『アトラハシス叙事詩』には人口過剰が大洪水の原因だと書かれているそうです。
またギリシャ神話やヒンズー教、中国や朝鮮、台湾、長崎や沖縄、ポリネシア、アステカ、インカ、マヤ、ホピ、マオリ、アフリカのマンジャ族、エスキモーなど世界中に洪水伝説や神話があり、ほとんどの原因は人間が堕落したために大洪水が起こったといいます。
ナンバー2235  2024.08.08 に続くでしょう
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