アンタカラーナの科学
アンタカラーナについてベンジャミン・クレーム氏は
『マイトレーヤの使命 第三巻』でさらに次のように説明しています。
『アンタカラーナは、まず最初に、低位人間、
つまり低位マインドと魂を繋ぐ橋であり、それから
低位マインドを、魂を通して、高位マインドに繋ぎます。
高位マインドは霊的トリアッド―アートマ、ブッディ、マナス―の最低の様相です。
三重のモナド、すなわち神の閃光の魂の界における反映です。
このことを表現する語彙は様々なものがありますが、
私はそれらをすべて統合して、様々に異なった語彙が同じ過程を
言及しており、故に、これらすべての異なった思考方法や活動方法の中に
内的な連結性と統一があることを示したいと思います。
つまり本質的には一つの過程である帰還の旅路、「帰還の道」を表現しています。
神秘家(ミスティック)はこの「道」を神への道と考えます。
通常、その人の宗教的なあるいは神秘的なフィーリングとか経験とか
神秘的宗教的信仰とか教義とか様々な精神的実践や儀式という意味で考えます。
これらの神秘的な信奉的タイプの人々はすべて信仰を通して、
意識の中で個人の信仰(キリスト教であれ、ヒンズー教であれ、
仏教であれ、何であれ)とすべての創造の背後に横たわるものとの間を
つないで、神に近づく方法です。宗教的な人間はそれを帰還への道と見ます。
もちろんそれは全く正しいのです。
しかし誰もがすべて宗教的ではありません。
秘教徒にとって、「帰還の道」は文字通り
弟子自身によって創造される道であります。
弟子は己自身が「道」となることによって「道」を創造します。
それは既にあなたの前に敷かれていて、
あなたの耳に囁かれるようなものではありません。
全くそうではありません。それは進化の過程そのものです。
魚を海から乾いた陸地にもたらして、そこからまず最初に爬虫類に、
そして哺乳動物に、そして膨大な種類の動物に、究極的には
形態の発達の最高潮で人間王国が進化したのと同じ過程です。
人間王国の上位に魂の王国があり、その王国の特性は意識であります。
意識の界は覚者方がこれまで働いておられた唯一の界でありました。
帰還の道は今あるところのこと(WHAT IS)についての意識、
そしてそうあるかもしれないところのこと(WHAT MIGHT BE)についての意識が
進化しつつある個人としての探究者に知られるようになっていく道であります。
言い換えれば、あなたが探究するにつれて、志向するにつれて、
自分の前に、ジュワル・クール覚者の言葉によれば
「蜘蛛が自分自身の存在の裡から絹のような糸を創る」ように、
それと全く同じように帰還の道を、まだ敷かれていない道を創っていくのです。
それは全体に対する己の関係を構成するところのものについての認識の増大です。
それによって私たちが自分たちと全体との、大宇宙との連結性についての認識と
経験をますます深めていく手段であります。
それはますます意識を拡大することによって行われます。』
№1148につづく
アンタカラーナについてベンジャミン・クレーム氏は
『マイトレーヤの使命 第三巻』でさらに次のように説明しています。
『アンタカラーナは、まず最初に、低位人間、
つまり低位マインドと魂を繋ぐ橋であり、それから
低位マインドを、魂を通して、高位マインドに繋ぎます。
高位マインドは霊的トリアッド―アートマ、ブッディ、マナス―の最低の様相です。
三重のモナド、すなわち神の閃光の魂の界における反映です。
このことを表現する語彙は様々なものがありますが、
私はそれらをすべて統合して、様々に異なった語彙が同じ過程を
言及しており、故に、これらすべての異なった思考方法や活動方法の中に
内的な連結性と統一があることを示したいと思います。
つまり本質的には一つの過程である帰還の旅路、「帰還の道」を表現しています。
神秘家(ミスティック)はこの「道」を神への道と考えます。
通常、その人の宗教的なあるいは神秘的なフィーリングとか経験とか
神秘的宗教的信仰とか教義とか様々な精神的実践や儀式という意味で考えます。
これらの神秘的な信奉的タイプの人々はすべて信仰を通して、
意識の中で個人の信仰(キリスト教であれ、ヒンズー教であれ、
仏教であれ、何であれ)とすべての創造の背後に横たわるものとの間を
つないで、神に近づく方法です。宗教的な人間はそれを帰還への道と見ます。
もちろんそれは全く正しいのです。
しかし誰もがすべて宗教的ではありません。
秘教徒にとって、「帰還の道」は文字通り
弟子自身によって創造される道であります。
弟子は己自身が「道」となることによって「道」を創造します。
それは既にあなたの前に敷かれていて、
あなたの耳に囁かれるようなものではありません。
全くそうではありません。それは進化の過程そのものです。
魚を海から乾いた陸地にもたらして、そこからまず最初に爬虫類に、
そして哺乳動物に、そして膨大な種類の動物に、究極的には
形態の発達の最高潮で人間王国が進化したのと同じ過程です。
人間王国の上位に魂の王国があり、その王国の特性は意識であります。
意識の界は覚者方がこれまで働いておられた唯一の界でありました。
帰還の道は今あるところのこと(WHAT IS)についての意識、
そしてそうあるかもしれないところのこと(WHAT MIGHT BE)についての意識が
進化しつつある個人としての探究者に知られるようになっていく道であります。
言い換えれば、あなたが探究するにつれて、志向するにつれて、
自分の前に、ジュワル・クール覚者の言葉によれば
「蜘蛛が自分自身の存在の裡から絹のような糸を創る」ように、
それと全く同じように帰還の道を、まだ敷かれていない道を創っていくのです。
それは全体に対する己の関係を構成するところのものについての認識の増大です。
それによって私たちが自分たちと全体との、大宇宙との連結性についての認識と
経験をますます深めていく手段であります。
それはますます意識を拡大することによって行われます。』
№1148につづく