パイシスの時代のエネルギーが生み出したもの
『世界がもし100人の村だったら』(2001年にマガジンハウスより発行)によれば、世界の人口63億人が100人の村だとすると、そのうちの20人は栄養が十分ではなく、1人は死にそうなほどで、15人は太り過ぎです。75人は食べ物のたくわえがあり、雨露をしのぐところがあります。でも、あとの25人はそうではありません。17人はきれいで安全な水を飲めません。
すべての富のうち、6人が59%を持ち、74人が39%を、20人がたったの2%を分け合っています。すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い、80人が20%を分け合っています。
村人のうち1人が大学の教育を受け、2人がコンピューターを持っていますが、14人は文字が読めないといったことが書かれています。
食糧援助よりも化粧品に40倍のお金が使われているあいだに、100人いる村人のうち15人は飢えで苦しんでいるとます。
日本ではメタボリックシンドロームが問題ですが、実は世界で一番穀物を輸入していながら、その3分の1を食べきれずに捨てています。一方で農家の高齢化と後継者不足による耕作放棄農地の増大という問題があります。他方では就職難という問題もあります。
世界中で27億人以上が、一日2ドル以下での生活を余儀なくされているという統計もあります。
アフリカでは30秒に一人の子供がマラリアで命を落とし、14.4秒に1人がHIVエイズにより亡くなり、3.6秒に一人が飢餓により亡くなっています。飢餓から救われたい一心で軍隊に入り、毎日の食事を得られるようになる代わりに、身体に爆弾を巻いてテロを平気でできるような教育を受けてしまう子供もいるそうです。
日本国内でもたとえば、保育所が少ないための待機児童が問題となっている一方で、幼稚園は人員不足のため閉鎖しているところがあるといいます。保育所と幼稚園では管轄している役所が違うというのは、パイシスの分離主義的なエネルギーの影響による問題ですね。
科学も統計的解析的な手法によって進歩してきましたが、現在は科学技術が生み出した環境破壊などが問題となっていますし、資源や食料など資本を持つ権力者が独占しているなどの問題もパイシスのエネルギーによります。
№526につづく
『世界がもし100人の村だったら』(2001年にマガジンハウスより発行)によれば、世界の人口63億人が100人の村だとすると、そのうちの20人は栄養が十分ではなく、1人は死にそうなほどで、15人は太り過ぎです。75人は食べ物のたくわえがあり、雨露をしのぐところがあります。でも、あとの25人はそうではありません。17人はきれいで安全な水を飲めません。
すべての富のうち、6人が59%を持ち、74人が39%を、20人がたったの2%を分け合っています。すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い、80人が20%を分け合っています。
村人のうち1人が大学の教育を受け、2人がコンピューターを持っていますが、14人は文字が読めないといったことが書かれています。
食糧援助よりも化粧品に40倍のお金が使われているあいだに、100人いる村人のうち15人は飢えで苦しんでいるとます。
日本ではメタボリックシンドロームが問題ですが、実は世界で一番穀物を輸入していながら、その3分の1を食べきれずに捨てています。一方で農家の高齢化と後継者不足による耕作放棄農地の増大という問題があります。他方では就職難という問題もあります。
世界中で27億人以上が、一日2ドル以下での生活を余儀なくされているという統計もあります。
アフリカでは30秒に一人の子供がマラリアで命を落とし、14.4秒に1人がHIVエイズにより亡くなり、3.6秒に一人が飢餓により亡くなっています。飢餓から救われたい一心で軍隊に入り、毎日の食事を得られるようになる代わりに、身体に爆弾を巻いてテロを平気でできるような教育を受けてしまう子供もいるそうです。
日本国内でもたとえば、保育所が少ないための待機児童が問題となっている一方で、幼稚園は人員不足のため閉鎖しているところがあるといいます。保育所と幼稚園では管轄している役所が違うというのは、パイシスの分離主義的なエネルギーの影響による問題ですね。
科学も統計的解析的な手法によって進歩してきましたが、現在は科学技術が生み出した環境破壊などが問題となっていますし、資源や食料など資本を持つ権力者が独占しているなどの問題もパイシスのエネルギーによります。
№526につづく