心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第2章 心を通して №525

2011-02-28 19:17:06 | Weblog
パイシスの時代のエネルギーが生み出したもの
『世界がもし100人の村だったら』(2001年にマガジンハウスより発行)によれば、世界の人口63億人が100人の村だとすると、そのうちの20人は栄養が十分ではなく、1人は死にそうなほどで、15人は太り過ぎです。75人は食べ物のたくわえがあり、雨露をしのぐところがあります。でも、あとの25人はそうではありません。17人はきれいで安全な水を飲めません。
すべての富のうち、6人が59%を持ち、74人が39%を、20人がたったの2%を分け合っています。すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い、80人が20%を分け合っています。
村人のうち1人が大学の教育を受け、2人がコンピューターを持っていますが、14人は文字が読めないといったことが書かれています。
食糧援助よりも化粧品に40倍のお金が使われているあいだに、100人いる村人のうち15人は飢えで苦しんでいるとます。
日本ではメタボリックシンドロームが問題ですが、実は世界で一番穀物を輸入していながら、その3分の1を食べきれずに捨てています。一方で農家の高齢化と後継者不足による耕作放棄農地の増大という問題があります。他方では就職難という問題もあります。
世界中で27億人以上が、一日2ドル以下での生活を余儀なくされているという統計もあります。
アフリカでは30秒に一人の子供がマラリアで命を落とし、14.4秒に1人がHIVエイズにより亡くなり、3.6秒に一人が飢餓により亡くなっています。飢餓から救われたい一心で軍隊に入り、毎日の食事を得られるようになる代わりに、身体に爆弾を巻いてテロを平気でできるような教育を受けてしまう子供もいるそうです。
日本国内でもたとえば、保育所が少ないための待機児童が問題となっている一方で、幼稚園は人員不足のため閉鎖しているところがあるといいます。保育所と幼稚園では管轄している役所が違うというのは、パイシスの分離主義的なエネルギーの影響による問題ですね。
科学も統計的解析的な手法によって進歩してきましたが、現在は科学技術が生み出した環境破壊などが問題となっていますし、資源や食料など資本を持つ権力者が独占しているなどの問題もパイシスのエネルギーによります。
№526につづく
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第2章 心を通して №524

2011-02-26 19:13:35 | Weblog
パイシスと第六光線
パイシスのエネルギーには、抽象的な理想への献身という特徴がありますが、抽象的であるため理想を実行に移そうと努力することは稀でした。また献身を通して、他のすべてのものを犠牲にして自分たち自身の理想にしっかりとしがみついてきました。自分が理想と思い信じるものならば何でも、自分自身の個人的、社会的、国家的なイデオロギーならば…キリスト教、仏教、ヒンズー教、イスラム教、帝国主義、民主主義、社会主義、ファシズムなど…何でも、それがすべての真理の総計であると信じがちです。
この自分自身の理想に対する排他的な献身や、個人主義的な利己主義を強調しすぎることで分離感覚が生まれます。現在人類によって作られている社会的な制度や機構には、このパイシスのエネルギーが深くしみこみ、世界は分割されています。世界には様々な主義や思想があり、それぞれの理想をかかげていますが、このエネルギーの影響を受けた思想は、それぞれが利己的で個人的で排他的であるため、グループを超えて人類全体のために働くことが不得意です。
それぞれの主義や思想が威圧的、狂信的に主張され、自分の信じる宗教や主義を押し付けるあまり、他の考えや主張を排除しようとするなかで、偏見や迷信、怒りなどが生まれ、暴力や侵略といった残酷なことも平気になり、世界規模の大戦が2度ありました。
その結果、世界は東西あるいは南北に分断され、共産主義と資本主義、富める国と貧しい国に分割されました。
私たちはこのエネルギーの影響によって、非常に個人的な願望を強く持ち、自由意志に基づいた狂信的ともいえる孤立した社会を作り出しました。そのため非常に豊かな先進国があり、そこには有り余る食料がある一方で、今日の食事さえも危うい開発途上国の中でも特に開発の遅れている国々として国連が2003年に基準を定めた後発開発途上国(第四世界)と呼ばれる国を、世界の国家のうちの4分の1も生み出しています。開発途上国(第三世界)は1971年11月には25カ国でしたが、2007年8月末には50カ国に増加しています。パイシスのエネルギーの影響の結果、食料、資源、環境などに様々な問題を抱えているのが現代社会です。
ちなみにパイシスの時代のエネルギーである第六光線は、抽象的理想または献身で、
美徳として、献身、ひたむきさ、愛、優しさ、直観、忠節、敬意、包括性、理想主義、同情。
欠陥は、利己的な嫉妬深い愛情、威圧的、えこひいき、自己欺瞞、分派主義、迷信、偏見、素早すぎる結論、燃えるような怒り、暴力、狂信、疑い。
習得されるべき美徳として、強さ、自己犠牲、純潔、真理、寛容、平静、均衡、常識、といった特徴を持ちます。(『マイトレーヤの使命』より)
№525につづく
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第2章 心を通して №523

2011-02-24 19:22:10 | Weblog
エネルギーと時代
エネルギーは回転運動をしていますが、私たちが知りうる最も大きな回転運動は、太陽系の公転運動でしょう。私たちの太陽系は、太陽の周囲を地球や火星や土星などが公転しているのと同様に、さらに大きな星の周囲を公転しています。地球は太陽の周囲を365日かけて公転するように、太陽系は約26000年かけて公転しています。その軌道を黄道帯と呼びます。黄道帯には、パイシス(双魚宮)、アクエリアス(宝瓶宮)、カプリコーン(磨羯宮)、サジタリアス(人馬宮)、スコーピオ(天蝎宮)、リブラ(天秤宮)、ヴァーゴ(処女宮)、レオ(獅子宮)、キャンサー(巨蟹宮)、ジェミニ(双子宮)、トウラス(金牛宮)、エリアス(白羊宮)の12の星座があり、一つの星座を通過するのに約2160年かかり、この期間を時代(エ-ジ)と呼びます。
太陽が黄道帯をめぐる動きは、歳差運動と呼ばれ、12の星座を順に廻っていきます。過去2000年間太陽系全体がエネルギー的な整列状態にあり、パイシス(双魚宮)星団から注がれるエネルギーが人類の意識に影響をおよぼし、パイシス(双魚宮)の時代(エージ)の文化・文明が創られました。現在パイシス(双魚宮)星団の時代から、アクエリアス(宝瓶宮)星団の時代へ現在移行している過渡期にあるため、これら両方の星団のエネルギーの影響下にあります。
急速に弱まりつつあるパイシス星団のエネルギーは第6光線の特徴を持ち、個人的な特性を表わしているため、個性的・個人主義的で分離主義的で抽象的理想主義と献身であることです。私たちはこれまでの2000年間、パイシスのエネルギーの影響を受け、このエネルギーを扱ってきた結果、私たちのパーソナリティの統合を促進して来ました。このため私たちの多くは、大衆の一部としてではなく、個人としての「私」というものを確立しました。統合されていないパーソナリティを通して魂は働くことができないので、これは進化のプロセスにおいて重要な段階の一つです。自分と他人は別の人格をもち、自分には他の人にはない特長のある個性や才能があるということを、それぞれの人が主張します。個性的で個人的な特徴を各々が、それぞれにユニークな方法で表現できるようになり、これは進化における偉大な前進です。
№524につづく
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第2章 心を通して №522

2011-02-22 19:17:50 | Weblog
個人の人間と同様に、それぞれの国家にも魂とパーソナリティの光線があり、その国の国民はこの2つのエネルギーの影響を受けます。国家の魂の光線は、非常に高度に意識の進歩した人間を卒業する時期に入っている弟子と呼ばれるような人たちによって感知され、表現されています。そしてパーソナリティの光線は、その国の大衆全体の影響と表現であると、ベンジャミン・クレーム氏は言います。
現在のほとんどの国家は、世界全体の利害よりも、自分たち自身の分離的利害にもとづいて行動していて、その国のパーソナリティの光線を表現しているといいます。国家や民族を支配する光線の理解を通して歴史を見ることができれば、なぜある国々は同盟国であり、他の国とは共通性がなく、伝統的に敵対しているのかがわかるといいます。ある特定のアイデアや運動や宗教が、ある時期に盛んになり、別の時期に衰退するのか、ある特定の国がある時期だけ世界における支配的な勢力となるのか、といったことが光線からわかるといいます。
たとえば、ドイツの1870年~1945年までの戦闘的な軍国主義は、力の第一光線のパーソナリティであり、ベートベンやヘンデル、バッハ、ワグナー、ブラームス、ゲーテ、シラー、デュラー、ホルビンなどの芸術家やヘーゲル、カントなどの哲学者にはドイツの魂の、第四光線の美が表れているといいます。これらの芸術家や哲学者たちは、いずれも高度に意識の進化したレベルの人たちでした。
日本の魂の光線は第六光線であり、パーソナリティの光線は第四光線です。日本人で第六光線と第四光線を持ち、高度に意識が進化していた人たちとして、安藤広重、栄西、岡田光玉、葛飾北斎、空海、今東光、北里柴三朗、五井昌久、最澄、聖徳太子、親鸞、鈴木大拙、高橋信次、手塚治虫、天台大師、朝永振一郎、日蓮、湯川秀樹などがいます。
この魂の第六光線が日本人に、古来からの美徳である質素、献身、勤勉、優しさ、親切という特質を与え、パーソナリティの第四光線が、現在の日本人が浪費と贅沢にふける原因の一つになっていて、出る釘を打つ「ノー」と言えない衝突を避ける傾向を与えています。外交関係への影響を見ると、日本に密接に関係している国々の魂もしくはパーソナリティの光線は、日本の2つの光線のうちどちらかと一致しています。アメリカのパーソナリティの光線は第六光線で、第二次世界大戦で同盟国であったイタリアの光線は両方とも日本の光線と一致していて、ドイツの魂の光線は第四光線です。またかつて日本から大量の移民が渡って行ったブラジルの魂の光線も、第四光線です。このように光線を分析することによって、様々なことが見えてきます。
№523につづく
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第2章 心を通して №521

2011-02-20 19:15:41 | Weblog
第五光線について
この地球の歴史上のどの時代よりも、第五光線は20世紀になる変わり目の頃から活発だといいます。
第五光線はこの惑星に顕現されていないときでさえ、人類に対して最も強い影響力を持っています。それは基本的に現在地球上で最も潜在力のあるエネルギーで、今後さらに強力になっていくと思われます。第五光線がこのように短い期間に急激に顕現されることで、科学技術分野の急速な進歩や、精神分析学、心理学、哲学一般などの知性(マインド)の科学の浮上に反映されているといいます。このような第五光線は、想念形態を作り出すエネルギーであり、神の理念を人間の理想へと関係づけるエネルギーでもあり、このようにしてファシズムや共産主義や民主主義などの、様々な現代のイデオロギーを作り出す代理人の働きもしているといいます。
第五光線は、具体的知識または科学の光線で、
美徳として、正確さ、(慈悲なき)正義、忍耐、常識、まっすぐさ、独立、鋭い知性、正直。
欠陥として、鋭い批判、狭さ、傲慢、執念深さ、同情心の欠如、偏見、孤立する傾向、知的分離。
習得されるべき美徳として、敬意の念、献身、同情、愛、広い心。
実務的な科学者などは、第五光線の方が多いようです。オランダの科学者、レーウェンホンクやローレンツ、ドイツでは数学者ライプニッツ、工学者ベンツと天文学者ケプラー、物理学者のレントゲン、イギリスでは技術者ブルンネルと科学者ドルトンと細菌学者フレミング、フランスの数学者であり哲学者のデカルト、化学者のラヴォアジオ、日本では北里柴三郎…などはみんな第五光線を2つは持っています。私が気になったニュートンは、第三光線が2つと第五光線が1つでした。アインシュタインは第五光線を持っていませんが、第二光線を3つ持っていました。ベンジャミン・クレーム氏によると、第二光線の直観を通して相対性理論を知ったけれど、彼は数学ができなかったので、理論の証明に何年もかかったそうです。
アルキメデス(数学者)、コペルニクス、ケインズ(経済学者)は第二光線を2つと、第五光線を1つ持っているそうです。また第三光線と第五光線の組み合わせを持つ科学者も多いようで、フランスのパスカルとパスツール、アメリカの工学者フォードなどです。
『マイトレーヤの使命』の最後に個人の光線構造の詳細リストがあり、参考にしました。
№522につづく
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第2章 心を通して №520

2011-02-18 19:11:49 | Weblog
第四光線について
太陽系内の一つの惑星である地球も、基本的に第二光線という特定の光線に支配されていますし、人類全体(人間王国)もまた第三光線という特定の光線に支配されています。
私たち一人一人も第二光線が分化したものからできていますから、私たち人間には大まかに7つのタイプがあることになり、それぞれの光線の影響を受け、それぞれの光線に反応しています。
私たち人間は基本的に、魂の光線、低我(パーソナリティ)の光線、メンタル体を支配する光線、アストラル体を支配する光線、肉体を支配する光線、の5つの光線が現れたものですから、これら5つの光線の力(フォース)によって支配されています。たとえば、毛沢東は魂、パーソナリティ、メンタル体、肉体の4つが第一光線でした。アブラハム・リンカーンは、魂、メンタル体と肉体の3つが第一光線でした。第一光線は力の光線で、どんな抑圧にも屈しないので、ヘンリー8世(英国国王)、ビスマルクやヒンデンブルグ(ドイツの大統領)など、政治家や政治指導者、皇帝、軍人などにこの光線が多いといいます。典型的な例としてヘレン・ケラーがいます。彼女は聴覚・視覚・会話の能力を持たないという大変な障害がありましたが、力の第一光線を魂とパーソナリティに持っていました。第一光線の力によってビジョンを達成しようと突進することで障害を吹きとばし、他の障害者に教えることで貢献しています。
第四光線は、美と調和の光線ですから芸術家に多い光線です。たとえば、グスタフ・マーラー、ドニゼッティ、プッチーニ、モーツアルト、ベルリーズといった芸術家は第四光線を3~4個持っています。
第四光線は、とりわけ人類の進化をコントロールする光線でもあると、ベンジャミン・クレーム氏は言います。他の第三光線や第五光線のように、『影響を及ぼしはするが、第四光線は顕現していようといまいと常に強く人類に影響を与えています。というのはそれは急速な進化のために役立つ葛藤を提供するからです』と『マイトレーヤの使命 第二巻』にあります
第四光線は、調和、美、芸術と和合のエネルギーであり、
美徳として、強い愛情、同情心、肉体的勇気、寛大さ、献身、頭の回転の早さと洞察力。
欠陥として、自己中心、心配性、不正確さ、道徳的勇気の欠如、強い情熱、贅沢、直観を覆う。
習得されるべき美徳として、落ち着き、自信、自己統御、純潔さ、非利己主義、正確さ、知的と道徳的均衡。
№521につづく
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第2章 心を通して №519

2011-02-16 19:09:02 | Weblog
第三光線について
私たち人類は、シャンバラ、ハイアラキーに続いて、この地球における3つ目の主要なセンターです。シャンバラが意志のセンターであり、ハイアラキーが愛と智恵のセンターであるのに対して、人類は活動知性の第三光線のセンターです。この第三光線としての人類の役割について、アリス・ベイリーの『国家の運命』という本には次のように書いてあります。
『人類にとっての長く運命づけられてきた仕事は……人間以下の三つの王国(動物王国、植物王国、鉱物王国)への霊的エネルギーの分配媒介になることである。これは、第四王国(人類)がその転生している魂を通して行なう奉仕の主要課題である。第四王国からの放射がいつの日か強力になり遠くにまで及ぶようになり、その影響力が創造された現象世界のまさに深みにまで、鉱物王国にさえまで浸透するようになるであろう』ということは、神の意志のエネルギーをシャンバラが大目的として受け取ってハイアラキーに伝え、ハイアラキーはそれを大計画として捉えて人類に伝えると、人類は人間以下の動物・植物・鉱物のそれぞれの王国に対して、同じようにエネルギーを伝達する役割を果たせるようになることが、課題だということですね。
人類はこれまで、この地球上で最も知性ある唯一の存在だと思い、鉱物資源や動植物を人間のために利用することで、生活を豊かにしてきました。しかし、人類だけが利己的に生き続けることは無理です。たとえば森林を伐採することで、様々な紙製品で生活が潤い、新聞や書籍によって知性も増すかもしれませんが、森林が失われることによる環境破壊も問題となります。
現代人は人間だけが繁栄することはできないことを知っていますから、環境保護や、動物愛護など地球全体のことを考えた活動を始めています。人類は、活動する知性というセンターとして動き始めているのだと思います。
第三光線は、活動柔軟性または知性の光線であり
美徳として、抽象的問題について広い視野を持つ、誠実、明晰な知性、集中力、忍耐、慎重さ、些細なことを心配しすぎる傾向の欠如、知的啓発、哲学的見解。
欠陥として、知的誇り、冷たさ、孤立、詳細に関して不正確、うっかり屋、強情、利己主義、批判的、非実際向き、時間に不正確、怠惰。
習得されるべき美徳として、同情心、寛容、献身、正確さ、エネルギー、常識。
№520につづく
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第2章 心を通して №518 

2011-02-14 18:57:54 | Weblog
第二光線について
私たちの太陽系では、7つのうちの第二光線と呼ばれる一つの光線、愛と智恵の光線が働いています。この第二光線は、太陽系の根本的な光線であり、この第二光線がさらに7つの光線に分かれて、太陽系ロゴスによって統御されています。ですから第二光線は、太陽系内の無限の多様性の基礎になる7つの光線を構成していて、第二光線によって支配されています。
太陽系を支配する根本的な第二光線が分化することで、私たちが見ているすべてのものはできています。
その分化したエネルギーのうちの、シャンバラが意志のエネルギーを体現しているセンターであるのに対して、ハイアラキーは愛と智恵の第二光線のセンターです。
シャンバラから来る大目的が、ハイアラキーで大計画という具体的なものになります。このシャンバラの大目的を、ハイアラキーの大計画として提示するための媒介となり、シャンバラからハイアラキーへのエネルギーの通路になるものとして、ニルマナカーヤと呼ばれるものがあります。このニルマナカーヤのメンバーの一人に、仏教の教えを広めた仏陀がおられるそうです。
シャンバラは1850万年前に創設されましたが、ハイアラキーは約1800万年前に創設されたそうで、シャンバラからのエネルギーとその結果としてのフォースを受けて伝導しています。このシャンバラからのエネルギーを受けることで、ハイアラキーそのものが影響を受け、人類、動物、植物、鉱物のすべての王国のあらゆるものの魂もまた影響を受けます。
現在のハイアラキーの問題は、シャンバラとハイアラキーのエネルギーを賢明かつ適切に融合させて、破壊を調整して建設という考え方を前面に押し出して、第二光線の愛のエネルギーの、建設・復興の力を作動させることだといいます。シャンバラのエネルギーは、ハイアラキーのエネルギーのために道を整えていることになります。
第二光線は、愛と智恵のエネルギーであり、
美徳として、平静さ、強さ、忍耐と辛抱、真理を好む、忠実さ、直観、明快な知性、落ち着いた気性、神聖なる愛、智恵、臨機応変の才。
欠陥として、勉強に没頭しすぎる、冷たさ、他に対する無関心、他人の知的限度に対する侮り、利己主義、疑い。
習得されるべき美徳、愛、慈悲、非利己主義、エネルギー。
№519につづく
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第2章 心を通して №517

2011-02-12 18:49:45 | Weblog
第一光線について
シャンバラは、生命の基本原理である惑星ロゴスの目的と大計画と、これらを実現しようとする意志を直接反映する霊的なエネルギーを体現していて、これは第一光線です。
これはあらゆる生命体を、一つの統一体にダイナミックに統合するエネルギーであると同時に、生命の自由な表現を妨げる形態を破壊する、創造のための破壊のエネルギーでもあります。
シャンバラのエネルギーが放たれた時、その多くの初期の段階では、私たちは破壊を目にしますが、これは再建と更生のためです。
これまで様々な文明が、私たちの進化のプロセスで創造されることで、私たちも進化してきました。この文明がその目的を果たし終えてくると、この文明自体が行き詰まって来て、これ以上私たちもこの文明から進化の恩恵を受けられなくなります。
これは食料、資源、環境などに様々な問題を抱えている、現在の文明の状況でもあるといえます。現状のままでは問題は悪化しますし、私たちの意識の進化にも影響を与えます。シャンバラのエネルギーはこのような文明を破壊し、成長する私たちの意識を表現できる新しい文明を創造する基盤を作るために、ダイナミックな第一光線のエネルギーを送り込みます。
このエネルギーの影響を受けて、新しい生命の表現をしようとする勢力や新体制を否定しようとする、旧体制の組織や旧勢力となっているものが壊れ、死が訪れます。こうすることで、新しく生まれようとする文明の種子の成長を妨げるものから守り、育てていくことになります。人々に利己的な偏見がなく、表面的なものだけを見て判断しないで、曇りのない目で見ることができれば、現在世界中で起こっていることの背後に、新しいより良い文明をもたらすための状態が徐々に現れつつあり、古い体制やもう使えなくなった思想などが消えつつあるのに気付きます。
第一光線は意志または力という特質があり、
美徳としては、強さ、勇気、着実性、全く恐れを知らないことからくる正直さ、意志の力、一つの目的に対してひたむきなこと、統治の力、ビジョン、善をおこなう力、指導力。
欠陥として、誇り、わがまま、無情さ、傲慢さ、他をコントロールする欲望、強情、怒り、孤独、悪への力。
習得されるべき美徳として、優しさ、謙遜、同情心、寛容、忍耐。
№518につづく
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第2章 心を通して №516

2011-02-10 19:19:27 | Weblog
光線(レイ)について
地球上のすべての存在物は、すべて7つの光線によって様々に彩られていて、それぞれの光線の特徴を表現しています。これらの光線の特徴に関する詳細については、アリス・ベイリーの『秘教心理学』をお読みください、と№510で書きました。正直、神智学全体も、光線についても、私はまだあまり理解できていません。自分自身いろんな体験をしたことから、その意味するところを理解しようとして、ここまで書いてきましたが、分からないこともいっぱいあります。分かる範囲でブログを書いていますが、アリス・ベイリーの著書は、現在限られた書店あるいはAABライブラリー(http://www6.ocn.ne.jp/~aab-lib/)でのみ入手可能なようですので、光線についての本を手に入れられない方もいるかもしれません。だから、光線のごく簡単な説明を試みることにします。
光をプリズムに通すと7つの色を持つスペクトルに分解されるように、一つの本質的なエネルギーはその特質によって7つの基本的なエネルギーに分けられます。それらのエネルギーにつけられた名前が光線であり、エネルギーの特質を表します。これらのエネルギーが惑星、国家、人間など様々な形態に働きかけ、形態に特有の特質を与え、またそれらに対する反応により形態は様々な性質を呈するようになります。
私たちが目にするすべての光景が、様々な色彩によって彩られていて、刻々と微妙に変化していくように、7つの光線のエネルギーの作用と反作用と相互作用によって、様々なエネルギーの模様を描き出します。
この7光線は、7つの回路といってもよく、これらの回路を通して太陽系内のあらゆるものに、7つの顕著な特徴が流入していますから、太陽系内のあらゆるものがこれらの光線の影響を受けています。
光線には第一光線から第七光線まであります。
この7つの光線は大きく二つのグループに分けることができ、側面あるいは様相(アスペクト)の光線と呼ばれ、スペクトルにたとえれば三原色に当たるものと、属性(アトリビュートゥ)と呼ばれるものです。
第一光線から第三光線までの側面あるいは様相(アスペクト)の光線として、
第一光線は、意志と力、目的という特質があります。
第二光線は、愛と智恵
第三光線は、活動知性です。
第四光線から第七光線までは、属性(アトリビュートゥ)の光線です。
第四光線は、葛藤を通じての美と調和を生み出すエネルギーです。
第五光線は、具体的科学または知識の光線です。
第六光線は、理想主義または献身で、宗教に密接に関係しています。
第七光線は、儀式的秩序の光線であり、様々な要素を適切に組み合わせて秩序だった形態として具現化する光線です。
№517につづく
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