心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

心と体を通して見えてきたもの №48

2007-07-25 20:51:48 | Weblog
15歳の時、お兄さんを訪ねて寒い地方に行きました。
ついにお兄さんの居場所をつきとめました。
お兄さんが働いているのは農場でした。でも農場主はお兄さんに会わせてくれません。
「おまえの兄さんは病気で寝込んでいるから会わせられない」と言います。
「おまえの兄さんが寝込んでいるため、農作業も遅れている。兄さんの状態が良くなるまでおまえが、兄さんの代わりにここで働くなら、会わせてやる」といいます。
本当にお兄さんかどうか、一目会わせて欲しいとお願いしましたが、ダメだと言われました。
雪解けの頃でしょうか、裸足の右足を解けかけた雪の中に突っ込んで足を踏ん張っています。白い息を吐きながら「僕が助けなきゃいけない」そういってがんばってロープを引っ張っています。寒さのあまり手がかじかんで、時々ロープを引くのを止めて、手に息を吐きかけて温めています。なぜか頬が涙でぬれています。少しでも手を抜くと怒鳴られ、ひどい時には鞭で打たれます。
№49につづく
コメント
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