ナンバー1997 2021.11.28 宇宙原音オームによる創造
『ヒマヤラ聖者の生活探求』という本には次のような文があります。
『まずア・ウ・ムについて説明するとしよう。
英語ではオムという簡単な形が使われているが、ヒンドスタン語の正しい語法ではア・ウ・ムという。
おお、真理の探究者よ、アウムは偉大なる神である。
賢者たちはアウムの支持によって、その目的を達成される。
アウムの第一部「ア」について瞑想するものは、目覚めている状態で、神について瞑想することになる。
第二部、即ち、中間の状態の「ウ」について瞑想するものは、内界を瞥見することを得て大霊となる。
第三部「ム」について思索するものは、おのれ自身を神と観じ、光を得て直ちに自由となる。
アウム即ち至高我について思索するものは、一切を包蔵する。』
『あるヨギの自叙伝』の164ページで、パラマハンサ・ヨガナンダは、『大自然は、神のコトバである宇宙原音オームの具象化したものであるため、人間は特定のマントラまたは聖歌を唱えることによって、あらゆる自然現象を支配することができるのである。
歴史の文献は、十六世紀のアクバル大帝の宮廷音楽士ミヤン・タン・センがこの方面の驚くべき能力を持っていたことを記録している。
あるとき、王はタン・センに、太陽が頭上に輝いている白昼、夜のラーガを歌うよう命じた。
彼がマントラを吟唱すると、宮廷一帯はたちまち闇に包まれてしまったという。』
また同書の別の場所でオームについて次のように書いています。
『オームとは瞑想中実際に聞こえてくる聖なる音であるが、パタンジャリは、神をオームと呼んでいる。
オームは、神の創造の“コトバ”であり、宇宙原動機の振動音であり、また、神の存在を証明する“証人”である。
この神秘的なオームの音は、ヨガの初心者でも、しばらく練習を積めば聞くことができるようになる。
この至福に満ちた霊的鼓舞を受けるとき、修行者は、実際に聖なるものとの触れ合いが出来たことを確認するのである。』
この文章で「神の存在を証明する“証人”である」と言っているのは、聖書のヨハネの黙示録の『アーメンという信頼すべき真理の証人、神につくられたものの根源であるおかたが次のように言われる』
『はじめにコトバがあった。コトバは神とともにあった。
……すべてのものはこれ(コトバ、オーム)によってできた。
一つとしてこれによらないものはなかった。』からきています。
ナンバー1998 2021.12.02 につづくかしら
『ヒマヤラ聖者の生活探求』という本には次のような文があります。
『まずア・ウ・ムについて説明するとしよう。
英語ではオムという簡単な形が使われているが、ヒンドスタン語の正しい語法ではア・ウ・ムという。
おお、真理の探究者よ、アウムは偉大なる神である。
賢者たちはアウムの支持によって、その目的を達成される。
アウムの第一部「ア」について瞑想するものは、目覚めている状態で、神について瞑想することになる。
第二部、即ち、中間の状態の「ウ」について瞑想するものは、内界を瞥見することを得て大霊となる。
第三部「ム」について思索するものは、おのれ自身を神と観じ、光を得て直ちに自由となる。
アウム即ち至高我について思索するものは、一切を包蔵する。』
『あるヨギの自叙伝』の164ページで、パラマハンサ・ヨガナンダは、『大自然は、神のコトバである宇宙原音オームの具象化したものであるため、人間は特定のマントラまたは聖歌を唱えることによって、あらゆる自然現象を支配することができるのである。
歴史の文献は、十六世紀のアクバル大帝の宮廷音楽士ミヤン・タン・センがこの方面の驚くべき能力を持っていたことを記録している。
あるとき、王はタン・センに、太陽が頭上に輝いている白昼、夜のラーガを歌うよう命じた。
彼がマントラを吟唱すると、宮廷一帯はたちまち闇に包まれてしまったという。』
また同書の別の場所でオームについて次のように書いています。
『オームとは瞑想中実際に聞こえてくる聖なる音であるが、パタンジャリは、神をオームと呼んでいる。
オームは、神の創造の“コトバ”であり、宇宙原動機の振動音であり、また、神の存在を証明する“証人”である。
この神秘的なオームの音は、ヨガの初心者でも、しばらく練習を積めば聞くことができるようになる。
この至福に満ちた霊的鼓舞を受けるとき、修行者は、実際に聖なるものとの触れ合いが出来たことを確認するのである。』
この文章で「神の存在を証明する“証人”である」と言っているのは、聖書のヨハネの黙示録の『アーメンという信頼すべき真理の証人、神につくられたものの根源であるおかたが次のように言われる』
『はじめにコトバがあった。コトバは神とともにあった。
……すべてのものはこれ(コトバ、オーム)によってできた。
一つとしてこれによらないものはなかった。』からきています。
ナンバー1998 2021.12.02 につづくかしら