心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに ナンバー2293 キリストの霊的教訓

2025-04-04 21:00:08 | Weblog
ナンバー2293   2025.04.04  キリストの霊的教訓

『マイトレーヤの使命 第二巻』の続きです。
『人々は簡単な言葉でイエスがキリストのなかに体験したところのことを説明することができるだろう。
あなたが自分を育み支えてくださる御方を、すべての創造物の源なる方を体験するとき、その方なしには何も起こらないことを悟るだろう。そのようなときには、真我はそのまわりに起こっているすべての事柄に気を止めない。
イエスが「父よ、彼らを許し給え、その為す所を知らざればなり」と言ったのはこのためである。あなたが正直で誠実で無執着であるとき、この段階に到達することができる。』
貧しく生活に困窮する人と、豊かに暮らす人のあいだには格差がありますが、どんなに暮らしが豊かでも心が満たされない人もいれば、貧しくて欲しいものが手に入らなくても限られたものを有効に活かして心豊かに生きる人もいます。
ローマ人に虐げられる環境や、作物を収穫できなくて食べ物に困っていることを、不運な不遇の環境が悪いと思うのは、起こる現象だけを見て物事を否定的に考えるからでしょう。
この物質世界では、すべてのものが相対的な関係にあり常に変化し続けています。人間の心と肉体も時間の経過とともに変化し続ける相対的なものですが、このような相対的で流動的な世界を客観的に観察している、変わることのない普遍的で絶対的な実在としての自分がいます。これが真我であり、真我のみが重要です。
人は誰でも自由であることを望みますが、これは真我自身が霊的存在であり、永遠不滅の普遍的な存在として、物質性と霊性のあいだを自由に出入りすることで、創造性を楽しもうとするからでしょう。
『マイトレーヤの使命 第二巻』には次のような文があります。
『「真我のみが重要である」とマイトレーヤは教えられる。あなたはその真我であり、「不滅の霊存在」である。苦しみは真我でないものと自分を同一認することによって生じる。自分自身に問いなさい。「私は誰か」と。そうすれば物質(肉体)、あるいは思考(心―マインド)、あるいはパワー(生気)と自分を同一認している自分に気づくだろう。しかしあなたはその何れでもない。「心(マインド)と生気(スピリット)と肉体」は主の宮殿である。真我はこれらのなかに「至高の存在と生気」を体験する。』

補足で説明しますと、マイトレーヤ(仏教では弥勒菩薩)、キリスト(ギリシャ語で救世主)、メシア(ヘブル語で救い主)という3つは同じ意味の言葉です。
イエスは2000年前にユダヤ人として現実に生きていた人物ですが、彼の人生の最後の3年間をキリスト(メシア・救世主)として活動するように霊的に導いていたのが、マイトレーヤです。
霊的存在であるマイトレーヤを、物質的な人間の肉体の五感では直接認識できませんが、意識が高度に霊的に進化していたイエスは、マイトレーヤを霊的に認識することができたため、十字架の上でキリストに問いかけることもできました。
さらに詳しく知りたい方は『マイトレーヤの使命』をお読みください。

ナンバー2294   2025.04.08 に続くでしょう

これは私の勝手な妄想ですが、2000年前はイエスを導いたマイトレーヤが現在導いているのが、トランプ大統領ではないか、と私は思います。
たぶんですが、まず世界中の戦争や紛争を終わらせようとしているのではないでしょうか? 同時に戦争や紛争の原因としての経済的な仕組みなどにも手を付けているのが現在の状況?と勝手に思っています。
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第3章 光とともに ナンバー2292 イエスとマイトレーヤの教え

2025-03-30 20:58:00 | Weblog
ナンバー2292   2025.03.30  イエスとマイトレーヤの教え

イエスは金持ちと貧乏人のあいだにある相違について心配していました。
『マイトレーヤの使命 第二巻』に、次のようにあります。
『「主の目には、誰も金持ちでも貧乏でもないのである。」イエスは人々が自己(真我)を実現できるように助けるべきであった。この過程の中で人は自分が必要なものを使い、余剰分を他にまわすことを学んでいく。あの当時、イエスはこう教えるべきであった――「富にも貧困にも執着してはいけない」と。「説教しようとすると、限界のみを生み出す。」真の教えは「もしあなたが正直で、誠実で、無執着であるならば、わたしはあなたと共にいる。」
僧侶たちが彼に挑戦し、「もしあなたが神ならば、あなた自身を自由にすることができるのか?と言った。その時にはイエスは何もすることができなかった。その後、イエスが十字架の上で、「我が神、我が神、なんぞ我を見捨て給いし」と尋ねた時に、彼は一つのビジョン(幻影)と現在マイトレーヤによって発表された祈り(新しい時代のための祈り)を授けられた。そうして彼は天地万物一切が主のものであることを教えられたのである。その瞬間に心(マインド)は霊的フォース(エネルギー)を追いかけるべきではないことを悟ったのである。「主の意志なしに、何も起こることはない」とマイトレーヤは言われる。
ビジョンを体験した後、イエスは言った。「父よ。彼らを許し給え、その為す所を知らざればなり。」あなたが執着から自由になるとき、仏陀のように、絶対的実在(涅槃)のビジョンを与えられる。
ここでの教訓は、イエスは彼が達成したいと思っていたところのこと(金持ちと貧乏人のあいだの同等、正義)に執着していたということである。彼の教えは相対的であったので(なぜならそれは相対するもののなかに埋められていたから)、主は彼に『光』のビジョンを与えられた。そうしてイエスは、相対的と絶対的とは光の二つの面であることを知った。イエスは心(マインド)と生気(スピリット)と肉体のなかにあって、それは同じ光であることを悟った。その時、沈黙が支配した。彼は満足した。
人間としてのイエス、別個の霊存在としてのイエスは全能なる神の滋養物を、支えを体験した。至るところで人々が今それを体験し始めている。その徴(しるし)は何だろうか。』
ナンバー2293  2025.04.04 に続くでしょう

マイトレーヤがイエスに授けた「新しい時代のための祈り」です。

わたしは宇宙の創造主である。
わたしは宇宙の父にして母である。
すべてがわたしから来る。
すべてがわたしに戻る。
心と生気と肉体はわたしの宮殿である。
真我はそのなかにわたしの至高の存在と生成を実現する。
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第3章 光とともに ナンバー2291 イエスの教えとユダヤ教

2025-03-26 20:59:13 | Weblog
ナンバー2291   2025.03.26  イエスの教えとユダヤ教

『マイトレーヤの使命』(ベンジャミン・クレーム著 シェア・ジャパン発行)第三巻によると、イエスの正確な名称はヨシュア・ベン・パンディラ(もしくはパンセラ)で、ヨセフとマリアのあいだに紀元前24年3月15日に誕生したといいます。
新約聖書の『マタイによる福音書』には『母マリアはヨセフと婚約していたが、まだ一緒にならない前に聖霊によって身重になった』とあり、『ルカによる福音書』には天使ガブリエルが処女マリアに『聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたをおおうでしょう。それ故に、生まれ出る子は聖なるものであり、神の子ととなえられるでしょう。』と言います。
ヨセフが処女マリアの子を養子として迎えたのかと思われますが、ベンジャミン・クレーム氏は「そうではない」と言いますから普通の懐妊でしょう。
イエスはユダヤ人のメシアとして来ましたが、伝統固執主義者のユダヤ人たち、特に律法学者たちは何世紀もメシア到来について話していて、ローマ人からユダヤ人だけを解放してくれる戦士の王としてのメシアを待っていました。ユダヤ人たちは否定的な言葉を使った十戒を信じていますが、イエスは11番目の戒律を与えることで他のすべての戒律を守ることになり、十戒の必要性を相殺し終わらせようとしたと、『ハイラーキーの出現』(アリス・ベイリー著 AABライブラリー発行)にあります。
また『キリストが身をもって示した啓示もあった。この啓示は彼の奉仕の生涯、彼が説いた愛、彼がユダヤ教の神学的な側面(サドカイ派とパリサイ派)を常に拒絶した事実に要約されている。ユダヤ教にまつわるこうした問題は今なお存続しており、メシアがユダヤ人自身の国に到来して、自分はユダヤ人のためだけではなく全世界のために到来したと告げたときにメシアを認知できなかったという事実に、その問題は象徴されている。』とあります。
古代から続く正統派のユダヤ教は分離主義的な強調、異教徒への憎悪を特徴とするため、これを新しくしようとしたイエスは「神の愛」と「隣人愛」を教えて、ローマからユダヤ人を開放するような行動はしませんでした。
メシアを求めていた正統派のユダヤ教徒たちは、こうしたイエスを認知できなかったため、イエスをローマに引き渡して殺しました。
ナンバー2292  2025.03.30 に続くでしょう
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第3章 光とともに ナンバー2290 ユダヤ人の苦難とユダヤ教とキリスト教

2025-03-22 21:00:10 | Weblog
ナンバー2290   2025.03.22  ユダヤ人の苦難とユダヤ教とキリスト教

神はアブラハムと子孫にカナンの地を与えると約束したため、アブラハムはカナンに移住しますが、飢饉がありエジプトに移りますから、神が与えるといったカナンの地は実り豊かな地ではなかったようです。
エジプトでは奴隷生活が続いたことから、彼らは歓迎されなかったことがわかります。
モーセはカナンに行く途中のシナイ山で神から十戒を授かることで、人は神を意識すると同時に、人間についての概念も条件づけられることになります。
カナンに戻るとダビデ王はイスラエル統一王国を築き繫栄しますが、周囲に住む人々の影響を受けて、十戒で禁じられている偶像崇拝を始めると、統一王国は北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂します。
偶像崇拝をしていたイスラエル王国は、アッシリア帝国に滅ぼされて分散させられて消滅しますから、神による罰を受けたと考えることもできます。
ユダ王国もバビロニア帝国に滅ぼされて、バビロン捕囚となりました。
こうして旧約聖書をみると、ユダヤの神ヤハウェは人々を幸せにするどころか罰を与えていますから、これはエンリルによる策略でしょう。
ユダヤ人にとって自分たちだけが救われるという、民族の支配者としての神が人々の心をとらえることで、ユダヤ教が成立します。
旧約聖書が書かれてから新約聖書が書かれるまでの間に、人々を導く預言者などが登場しない400年間の沈黙の時代があり、この期間にカナンには、ギリシャ帝国、エジプト帝国、ローマ帝国といった帝国が次々と侵入し支配します。これを屈辱と感じた多くのユダヤ人は、帝国と戦いイスラエル国家の独立を勝ち取る強い指導者のメシアを求め続けます。
こうした状況のなかに登場したイエスは、一人のユダヤ教徒としてユダヤ教の教えの元で苦しむ人々を見て、教えの在り方に疑問を持ち、神の愛によって人は救われ、隣人を愛することですべての人が救われると説きます。
イエスは多くの病人を癒し数々の奇跡を起こしますが、神を完成した人間としてとらえることで、誰にでも奇跡が起こせるといいます。
しかしイエスの教えはユダヤ教の律法の枠組みを超えていたため、律法学者によってローマに引き渡されて十字架にかけられると、イエスの教えはユダヤでは途絶えます。
ナンバー2291  2025.03.26 に続くでしょう
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第3章 光とともに ナンバー2289 ユダヤ教の派閥とイエスの教え

2025-03-18 21:00:48 | Weblog
ナンバー2289   2025.03.18  ユダヤ教の派閥とイエスの教え

ローマでアウグスティヌスによる帝政が始まった当時のカナン地方は、肥沃な土地ではなかったところに、ローマ帝国が強圧的な政治をおこなったことで、困窮して飢えに苦しむユダヤ人が多くいました。
救いを与えるはずのユダヤ教の祭司たちは、戒律を守らないと神の罰があると説き、ユダヤ教徒に寄り添おうとしませんでした。
こうした中にイエスが登場して、律法だけでは苦しむ人々を救えない、すべての貧しい人や恵まれない人を救済するには罰ではなく神の愛が必要で、神が愛を与えるように周りの人に愛を与える神の愛と隣人愛を説くと、イエスに従おうとする人々ができます。
しかしダビデ王のような政治力や武力で支配者と戦う力強い救世主を望む、熱心なユダヤ教徒たちに阻まれます。
一方で救世主を切望する人々は、「救世主を切望することがユダヤ教の重要な教えなのに、現実に救世主が現れてしまったかもしれない?」という複雑な気持ちで戸惑います。
当時のユダヤ教には派閥があり、サドカイ派は貴族階級を支持母体とし、霊魂の不滅や死者の復活を否定します。
戒律を守ることを説く律法学者たちはパリサイ派(ファリサイ派)で、民衆を支持母体として伝統を守ろうとします。
パリサイ派をさらに厳格にして、霊魂の不滅をめざしたエッセネ派にイエスがいたという説があります。
ダビデ王の子孫の貴族階級のイエスですが、死海文書にイエスに関することも書かれていたそうですので、イエスはクムラン集団と呼ばれる苦行集団と関りがあったと私は思います。
ユダヤ教エッセネ派の中でも特に厳格に教えを守るために、人里離れた死海周辺の洞窟などで協同生活をするクムラン集団によって、死海文書が書かれたようです。
律法を重んじるパリサイ派の律法学者や指導者たちを支持する信者がイエスを支持するようになると、人々を惑わす危険人物として律法学者たちはイエスを死刑の権限を持つローマに引き渡して十字架の刑に処されるようにします。
イエスの教えはユダヤ教の人々には受け入れられなかったため、彼の弟子たちによって地中海周辺からローマへと伝わります。
数々の奇跡を起こして愛の教えを説いたイエスは、アダムとイブが行った神への反逆という罪のあがないが十字架にかかることで行われた、すべての人の罪をあがなったとして、ギリシャ語のクリストス(救世主)からイエス・キリストの教えとなります。
ナンバー2290  2025.03.22 に続くでしょう

死海文書に興味がある方は、『死海文書と義の教師』石川道子編、をお勧めします。
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第3章 光とともに ナンバー2288 ローマ帝国による重税とイエスの登場

2025-03-14 21:00:29 | Weblog
ナンバー2288   2025.03.14  ローマ帝国による重税とイエスの登場

ヨーロッパからインドに広がる巨大帝国を築いたアレクサンドロス大王が亡くなると、マケドニアはアンティゴノス朝マケドニアとセレウコス朝シリア、プトレマイオス朝エジプトの3カ国に分裂しました。
ギリシャ系のセレウコス朝シリア(紀元前312~紀元前63年)はカナンを支配下におくと、次第にユダヤ人にギリシャ化を強制して、律法の書物を焼かせたり、安息日や割礼を禁じたり、エルサレム神殿にギリシャ神話の神像を建てたりと、ユダヤ教の伝統を破壊しようとします。
オリエント全域にギリシャ人によるヘレニズムと呼ばれるギリシャ文化が広がると、ユダヤ人の中でも権力を得ようとする貴族階級はギリシャ化しようとしますが、バビロン捕囚からの伝統のユダヤ教を守ろうとする民衆がセレウコス朝からの独立を求めて、マカベウス戦争(マカベウスはアラム語でハンマーの意味、ハンマーを振り回しながらゲリラ戦)を起こします。
セレウコス朝シリアは内部で権力闘争があったため、ユダヤ人と戦うほどの余力がなく和解します。
ユダヤに対するセレウコス朝の主権を認める代わりに、ユダヤの宗教的自由が認められて、紀元前140年頃から紀元前37年までユダヤ教国家ハスモン朝がエルサレムに成立します。
エルサレムの周囲を囲むように、セレウコス朝シリアがありましたが、ユダヤ人たちはエルサレムからエーゲ海に向かって、セレウコス朝シリアの人々をユダヤ教に改宗させながら国土を広げていきますが、ユダヤ教徒のあいだに派閥も生まれます。
しかし紀元前510年頃にできたローマ帝国はイタリア半島から地中海周辺へ広がり、ユダヤ国家を支配下に置くと南下して紀元前30年にエジプトプト王朝のプトレマイオス朝を滅ぼします。
このローマ帝国はユダヤ人に重い税を課します。
ユダヤの貴族や聖職者たちはローマに取り入り保身に走ったため、民衆の心が離れていきます。
このような状況のため、ユダヤ人を救うメシア(ヘブライ語のマシアハに由来、救世主の意味)が現れる、という教え(選民思想)を求める声が次第に高まります。
そこにイエスが現れると、これまでのユダヤ教社会のあり方に疑問を唱え、律法だけでは救われないと考えて、隣人愛という理念を説き、すべての人が救われるという新しい教えを広めます。
ナンバー2289  2025.03.18 に続くでしょう

ちょっとだけおまけです。
YouTubeに、「古代エジプト崩壊の記憶を持つ少女」がありました。
参考にしてくださいね。
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第3章 光とともに ナンバー2287 ユダヤの歴史概略

2025-03-10 21:00:06 | Weblog
ナンバー2287   2025.03.10  ユダヤの歴史概略

人類創世計画によって誕生した人類が「種族の誕生の時点から、将来、両極に分裂する可能性を徹底的に排除して統合の模範となるような惑星にする」ために、人類の意識の進化に合わせて様々な教えがハイラーキーによって段階的に与えられてきました。
最も初期のものが、古代エジプトのハトホルやトートによる教えで、現代もその内容を出版物などで確認できます。
古代エジプトの王家は歴史上ではアケメネス朝ペルシアの侵略によって終焉を迎えたといいますが、当時の前世の記憶を思い出した人が、地震によって神殿などすべてが地中海に沈んだためにエジプトが滅んだと言っているようです。また中世ヨーロッパで1119年に創設されたテンプル騎士団(正式名称は「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち」)がソロモン神殿を探した結果、神殿の地下で古代エジプトの遺物ばかりを発見したという話しもあるようです。
イギリスにはツタンカーメン王やスフィンクスの遺物がありますから、イギリス王室のルーツはエジプト王家なのかもしれません。
一般的な歴史によると、紀元前13世紀のカナン地方はエジプト新王国が統治していました。
そこに北部からヒッタイト人、地中海からはペリシテ人が侵略してきたため、エジプトの支配地は徐々にカナン地方からナイル川方面へ退くと、そこにイスラエル王国とユダ王国ができますが、歴史的には国ができた経緯や詳細は不明だそうです。
紀元前6世紀にバビロニア人が侵入してソロモン王が建てた神殿を破壊しカナンの地を征服すると、イスラエルの支配者や貴族たちを捕虜としてバビロンへ連行し、721年頃イスラエル王国は滅亡します。
その後アケメネス朝ペルシアがカナンを支配すると、紀元前537年にユダヤ人捕虜を解放したため彼らはエルサレムに戻り、紀元前500年頃に第二神殿をつくりユダヤ国家が復活します。
この頃に古文書や口伝を参考にしてまとめてユダヤ教の経典の元になるものができます。紀元前333年に古代ギリシャのアレクサンドロス大王がカナンの地を征服すると、紀元前300年頃にはギリシャ人勢力とエジプトのプトレマイオス朝によって、ユダヤ国家は代わる代わる統治されます。
この時ユダヤ教の律法が、ギリシャ語に翻訳されて地中海周辺に広がります。

ナンバー2288  2025.03.14 に続くでしょう

最近、財務省解体のデモのニュースをYouTubeでよく見かけますが、ちょっと他とは違う人類の意識進化の視点から見ていると思われるものがありました。
何かの参考になると思いますので、お知らせします。

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第3章 光とともに ナンバー2286 ユダヤ教に影響を与えた世界初の一神教

2025-03-06 21:00:58 | Weblog
ナンバー2286   2025.03.06  ユダヤ教に影響を与えた世界初の一神教

「この世は善と悪の戦いの舞台なので、善なる唯一神(アフラ・マズダ)に加わるように」というゾロアスター教の善の象徴は光で、闇の中に光を生み出す火は特に尊ばれます。
闇に光が入ることで、善と悪、正義と不義といった判断ができると、善と悪の対立構造も知ることができます。
光は真実を見るために必要ですし、善と悪の判断を正しく行うことで善なる神に加わることができます。
これは人が正しい判断をして善なる生き方をすることで、エンリルの策略を避けることができるようになるための教えだと私には思われます。
エンリルが人を奴隷にしていた時も、ユダヤ人が故郷を奪われ捕虜として厳しい暮らしをしたバビロン捕囚でも、感情的にならずに自分で善悪の判断をして、精神的な生活ができるようにするために与えられたのが十戒でした。
十戒を正しく守ることで善悪の判断をする助けになったと思われます。
ゾロアスター教では善の神と悪の神がいますが、必ず善の神が勝つことになっていて、この戦いの決着は遠い未来に救世主が現れて、最後の審判をおこない、悪人は滅んで世界は完全な善につつまれる、とされます。
また人の死は、悪と戦って敗北した結果だと考えます。
死者の魂は天界へ行く途中で、生前のおこないによって、天界に行ける魂と地獄に落ちる魂に分けられます。
このような考え方はユダヤ教やキリスト教、仏教など多くの宗教に影響を与えました。
ゾロアスターの教えは、エンリルによって奴隷として扱われ、地球で輪廻転生を繰り返す(ナンバー2266~2267)ように仕向けられた人類にとって、一筋の希望だと思われます。
アケメネス朝ペルシアはこの世界初の一神教であるゾロアスター教を信仰する人が多くいましたから、ユダヤ人が自分たちの教えを経典にするとき、この教えの影響を受けただろうと思われます。
ゾロアスター教やユダヤ教といった宗教は、これまでハイラーキーの覚者方によって計画的に人類に与えられてきた(ナンバー633、724~725)ものですし、今世紀末あたりにも大きな世界宗教が与えられる予定のようです。
現在進行中の計画に興味がある方は、アリス・ベイリーの「ハイラーキーの出現」と、ベンジャミン・クレーム氏の「マイトレーヤの使命」を読むことをお勧めします。
ナンバー2287  2025.03.10 に続くでしょう
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第3章 光とともに ナンバー2285 人類創世計画と世界初の宗教

2025-03-02 21:00:56 | Weblog
ナンバー2285   2025.03.02  人類創世計画と世界初の宗教
地球で人類創世計画を立てた光の家族(ナンバー2151~2153)は、琴座(リラ)から始まります。
琴座(リラ)では絶えず争いがあったため、新天地を求めてシリウス、オリオン、アルクトゥルス、アンドロメダ、プレアデスといった惑星へ旅立った集団がリランファミリーです。
リラからそれぞれの惑星に分かれたファミリーが一つにまとまることが大きな課題です。
その方法として地球人類創世計画があり、この計画に関わった琴座人は、「種族の誕生の時点から、将来、両極に分裂する可能性を徹底的に排除して統合の模範となるような惑星にする」という願いを持ちます。
この計画は何千年もの歳月を必要とするため現在も進行中ですが、途中でアヌンナキが当時の地球人類ホモサピエンスの12本の遺伝子をバラバラにして、2本だけ残したものとエアの遺伝子を合わせたのが、アダムとイブを代表とするホモサピエンス・サピエンス(ナンバー2263)です。
エデンの園にいた彼らを、エンリルが追放するのが創世記の話ですが、エアはエデンの園から出たアダムとイブが、シュメールからメソポタミアへ、そしてエジプトで分かれると、一つはギリシャ、ローマ、ヨーロッパへ広がり、もう一つはエジプトからインド、日本へと広がるように計画しました。
旧約聖書の創世記からユダヤ教の成立まで書きましたが、エンリルは遊牧民族を一定の場所に住わせて人が守るいましめの十戒(ナンバー2243)をさずけると、善と悪、正義と不義といった対立構造をつくり出し、人類を支配しやすくしました。
また地球の周りに電磁気の壁に似た周波数の壁(アルコン・エーテル・グリッド)をつくることで、宇宙からの情報を遮断して地球に届きにくくすると、人間に届く情報と周波数も減るように調整(ナンバー2191)して、人類はエンリルにとって奴隷として都合の良い存在になりました。
このような人類を導くためにエアは、宇宙の神羅万象の秩序を教え、善悪や正義を自分で判断できるようになるための神秘学校を創設(ナンバー2263~2264)しました。
また世界初の特定の人物のゾロアスターによる「この世は善と悪の戦いの舞台なので善なる唯一神(アフラ・マズダ)に加わるように」という趣旨のゾロアスター教という宗教が人類に与えられました。
ナンバー2286  2025.03.06 に続くでしょう
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第3章 光とともに ナンバー2284 ユダヤ教の成立

2025-02-26 20:59:27 | Weblog
ナンバー2284   2025.02.26  ユダヤ教の成立
イスラエル王国に続いて南のユダ王国が、紀元前586年に新バビロニア王国によってエルサレムを完全に破壊されると、ユダ王国の人々は新バビロニアの都バビロンへ強制的に集団移住させられ、農業や灌漑工事に従事させられます。故郷のパレスチナから引き離されて、遠いバビロンで労働を強いられるバビロン捕囚はユダヤ人たちには危機的状況でしたが、ユダヤ人が集まって集会を開くことは許されたようです。
そこで彼らは律法や伝統的な習慣を守り、自分たちの歴史や一神教について集めてまとめた経典(旧約聖書など)をつくったといいます。
60年後にアケメネス朝ペルシアが新バビロニアを滅ぼすと、ユダヤ人たちはパレスチナへの帰還を許されますが、アケメネス朝ペルシアの人々の大部分は世界初の一神教であるゾロアスター教を信仰していましたが、宗教的には寛容な王朝でユダヤ人たちの信仰を認めたため、バビロンで生まれ育った若い世代は住み慣れたアケメネス朝の領土の各地にコミュニティをつくり暮らします。
ここから心の中では約束の地パレスチナを思いながらも、実際は散り散りになるという「離散の民」の歴史が始まります。
バビロニアからパレスチナに帰った人々は、エルサレムに神殿(第二神殿)を再建すると、唯一の神を信じながらメシアの到来を待ち望むユダヤ教が成立します。
彼らはダビデ王の後継者たちに幻滅して、「自分たちを導いてくださる理想的な王を神ご自身が遣わしてくださる」というメシアに希望を抱いて信仰を続けます。
滅亡に瀕した弱小のヘブライ王国から周辺諸国へ遠征して、そこに住むモアブ人やアラム人を服属させて、周囲の諸民族を従える最強の帝国にまで躍進させたダビデを、神が遣わした救い主メシアと考えます。
今もダビデの家系から救い主が現れると考えて「ダビデの子」をメシアの称号として、ユダヤ人はメシアの到来を待ち望んでいます。
人類誕生からバビロン捕囚とパレスチナへの帰還までが、旧約聖書に書かれたユダヤ人のストーリーです。
ユダ王国の人々によってユダヤ教が成立したため、イスラエル王国にいた10部族はユダヤ教を知らない人々ですし、彼らの中にはエジプト王家もいたでしょうし、今も多神教やバアル神を信仰している人もいると思われます。
ナンバー2285  2025.03.02 に続くでしょう
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