心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

心と体を通して見えてきたもの №33

2007-07-07 15:08:33 | Weblog
私は戦争のための訓練を、兄や弟たちと一緒に、父から受けて育ちました。
子供の頃から戦闘服を着て、兄弟で訓練を受けています。
兄弟で同じ訓練を受けていても、すぐ下の弟にはできても、体力的に私にだけできないことがあると、悔しくて泣いてしまいました。
そんなときも、父は全く気にしていないようでした。
「それは個性だ、気にするな。お前には腕力はなくても、柔軟さがある。それを武器にしなさい。」と父は言いましたが、戦場で柔軟さなど役に立つのだろうか?と思いました。
父は言いました。
「柳の木はたわむ。その柔軟さが武器だ。お前も、お前の武器を生かせばそれでいい。」
誰も、私が女であることに文句をいわなかったのですが、なぜ自分だけが女なのか?と思うと不満でした。
兄が「そんなことは気にするな。女であるとか男であるといったことは、たいしたことではない。」と言ってくれました。
でも、私は悔しくてたまりません。
また別の時に、父は「お前には鋼のような強い心がある。それは男にも勝るものだ。その強さがあれば大丈夫だ。」と言ってくれたこともあります。
でも私は、女なんかに生まれなければよかったのに、と思ってしまいます。どうにかして弟たちに勝ちたい、と思う勝気な女の子でした。
勉強は簡単な読み書きができれば十分なようです。
母は静かで優しい人でしたが、いざ戦争となると、母も戦闘服を着て、いつ父が帰ってきても良いように家と子供を守るような人でした。
№34につづく
コメント
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