心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに №1306

2015-09-30 21:08:54 | Weblog
   ゼロ・ポイント・フィールドから生まれたフラクタルな宇宙
ディヴィッド・ボームは、量子の世界から太陽系宇宙まで、すべてが
分割不可能な統一体であると同時に、宇宙の各部分はすべて相互に
関連する性質を持ち、非局在的なホログラフィックな原理によって
機能していて、一貫した干渉パターンで成り立ち、それ自体が一種の
巨大な流れるホログラム(№569,570)というシステムと考えます。
ホログラムはどのようなサイズであっても、部分は必ず
全体を含んでいますから、フラクタルといえます。
『あなたはまもなく銀河人になる』(徳間書店発行)の著者の
ジュード・カリヴァンは、フラクタルはホログラムであり、
どちらも全く同じ原理、同じ数学で証明できて、フラクタルの
パターンは、数学的な空間理論によって、空間の段階において
テンプレート(ひな形)から生まれる、と言います。
この宇宙にはクオークのようなミクロの粒子が
激しく行きかい衝突しては次々に生まれ消えています。
この性質を大規模な宇宙全体のサイズで考えると、
私たちの太陽系宇宙と同じような宇宙が、今も
どこかで生れては消えていることも想像できます。
ビッグバン理論(№407)によれば、およそ138億年前に、
様々な素粒子と4つの力がぎゅうぎゅうに
押し詰められた、超高温・超高密度の灼熱の
火の球のような状態が、急速に膨張して宇宙ができたといいます。
しかし、宇宙の性質そのものが、非局在的なホログラフィックで
フラクタルな原理であり、分割不可能な統一体としてどんな
小さな部分も全体と相互結合しているのであれば、急激な
膨張による大爆発(ビッグバン)というよりは、完璧な
秩序の取れた状態で現れたのではないでしょうか?
『CosMos』(講談社発行)には次のような文があります。
『1986年、天文学者のマーガレット・ゲラーと
ジョン・ハックラが行った何千もの遠方銀河の分析により、
宇宙にはあるパターンが存在することが明らかになりました。
二人が泡の塊のようだと表現した構造です。
ただし「泡」といっても、一つ一つがさしわたし
何億光年もあるという宇宙のスケールのものですが。
それらの表面膜にあたる部分に銀河群が並んでいて、
各々が厖大な体積の空間を包みこんでおり、それが
重力作用で互いに結びついて広大な銀河団を形成しているというのです。
宇宙全体にわたって明確な物質的構造があるという見解を支持する
証拠が、数年前から天空の4分の1以上に及ぶ範囲を撮影している
スローン・ディジタル・スカイ・サーヴェイの統計分析によって確認されています。
そうした分析を受けて、物理学者ルチアーノ・ピエトロネッロは、
物質はどんなスケールで分析しようとも大小関係なく同じパターンに収まると主張しています。
言い換えれば、宇宙における物質の配置はフラクタル――
すなわち、ホログラムの根底にある形態だということです。
ピエトロネッロのチームは、そのような構造はさしわたし
何億光年ものスケール、いや、それ以上のスケールでも識別できると言います。』
№1307につづく
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第3章 光とともに №1305

2015-09-28 20:55:31 | Weblog
   万物を生み出したゼロ・ポイント・エネルギー
宇宙はとても静かで安定した場所だと思われがちですが、
じつは様々な情報を乗せた波動が行き交う場であり、
クオークといった細かな粒子が激しく行きかいながら
生まれては消えている場所でもあります。
この小さな粒子のエネルギーと寿命を、同時に知ることは
できませんが、エネルギーと質量を結びつけたアインシュタインの
E=mc²の公式にしたがって、あらゆる粒子はほかの量子と
エネルギー交換をしながら相互に作用しあっています。
この量子は無から生まれ、次の瞬間には
互いに結合したり無に戻ったりしています。
原子内部で起こっているこのような激しい活動は、
どんなに短い時間であっても、宇宙全体にわたって
行われている活動のすべてを足し合わせてみれば、
膨大な量のエネルギーになり、宇宙全体すべての物質に
含まれるエネルギーの総量を越えてしまうといいます。
物理学者が真空と呼ぶゼロ・ポイント・フィールドからの
エネルギーの供給を途絶えさせてしまえば、すべての原子を
構成している構造が崩壊してしまうといいます。
ゼロ・ポイント・フィールドがあることで、すべての
物質の安定性をもたらしていることになります。
このようなゼロ・ポイント・フィールドにある、
膨大な量のゼロ・ポイント・エネルギーによって、
宇宙の万物が現在もなお創られているのなら、この
エネルギーを取り出して活用できる技術が存在すれば、
いくらでも個人が無料で利用できることになります。
すると生活に必要な毎月の光熱費の支払いがゼロになるでしょう。
そうなれば電気などのエネルギーを生産している企業も倒産するかもしれません。
それだけでなく、このゼロ・ポイント・エネルギーによって、
万物をすべて破壊しつくすことも可能だと思われます。
それはちょうど、アインシュタインのE=mc²の公式によって、
質量をエネルギーに変換させることで、1グラムの質量が広島に
投下された原子爆弾程度の凄まじいものを生み出せたのと同じだと思います。
しかしまだゼロ・ポイント・フィールドについても、
そこにあるとされるゼロ・ポイント・エネルギーについても
確証はありませんし、このエネルギーを開放する方法もありません。
もし万が一このエネルギーを、確証をもって利用できる日が
来た時に、このような強大なエネルギーを破壊の目的で開放すれば、
宇宙そのものが消えてしまうと思いますから、人類の誰もこの
エネルギーを破壊の目的で使おうとするような考えを持たない
ところまで、人類全体の意識が進化した状態になるまで、
このエネルギーを使う技術は解放されないと思われます。
かつてニコラ・テスラは、この無尽蔵のエネルギーを解放し、
人類が利用できるようにしようとしましたが、それを阻む人が
いたため、磁力の秘密が明かされることも、ゼロ・ポイント・エネルギーに
よって世界中に恩恵を与えることもできなかったといいます。
№1306につづく

ひとりごと
ニコラ・テスラは前世で
金星に住んでいたんだそうです。
金星は私たちの地球よりもはるかに進化してます。
地球は、まだ物質文明の時代ですが、
金星はアストラル界にまで、進化しているので、
金星を物質界のレベルでいくら観察しても、
誰も住んでいないように見えるんですね。
アストラル界の質料が見えるようになれば、
金星に住んでいる人たちとも、ご対面できるようです。
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第3章 光とともに №1304

2015-09-26 20:55:38 | Weblog
   万物はホログラフィックな糸で編まれた織物
カール・プリブラムによれば、宇宙全体が一種のホログラフィーになっていて、
生物が持つ脳もまたホログラフィー的な構造になっているといいます。
脳の中ではフーリエ変換が行われており、宇宙のホログラフィックな
流体の模様をフーリエ変換することで、立体映像に造りかえたものを
「宇宙」として私たちは認識しますし、脳の全体にホログラフィー的に
畳み込まれるような記憶もあるといいます。
ということは、これらの仕組みを突き詰めてしまえば、
脳とは単にホログラムなシステムにすぎないのかもしれません。
ケン・ウイルバーという思想家による
『空像としての世界――ホログラフィをパラダイムとして』という本には、
プリブラムの脳ホログラフィ理論は次のように定義されているといいます。
『われわれの脳はある数学に則り「具体的」実存を作り出すが、
それは別の次元、すなわち時間・空間を超越しながら
有意味でパターン化されている第一次的な実在領域からの、
振動数を解釈することによってなされる。
脳は、ホログラフィック(完全写像法的)な宇宙を
解釈するホログラム(完全写像記録)である』
脳に映し出される映像はホログラフィックなものであれば、
それに反応する心もまたホログラフィックで科学的な
反応にすぎないものであり、すべては『別の次元、すなわち
時間・空間を超越しながら有意味でパターン化されている
第一次的な実在領域からの、振動数を解釈すること』なのかもしれません。
振動数といえば、アインシュタインによって、あらゆる
物質は本質的に光速度によってエネルギーに変換が可能で
あることがわかっていますから、あらゆる物質は本質的に
エネルギーの定常波でできていることになります。
波の形を変えないで一定の速度で伝播する波という、
定常波といえば、光があります。
この光を構成している様々な振動レベルの違う光子が、
同時に時空の一点を占めることができるという、光が
持つ基本的な特性のおかげで、時空間のなかで
ホログラムが膨大な量の情報を符号化していることで、
様々に多様化した世界を具現化することができます。
ホログラムをつくるためには、一つの光を分光させることが
必要ですが、本来はただ一つの光から始まっています。
この光を一本の糸とすれば、一本の糸が振動数の違う糸に
分かれることによって、この世界の生物も物質もすべてが、
ただ一本の糸で巨大な一枚の織物を織っているかのように、
分かちがたくからみ合うことでできているかのようです。
№1305につづく

ひとりごと
雨が降ると、一気に
秋になったようで、
少し肌寒ささえ
感じるのは
私だけでしょうか?
単に、年取って
気温に敏感になっただけ?
(^^;)
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第3章 光とともに №1303

2015-09-24 21:21:48 | Weblog
   世界の万物はホログラフィックなシステムでできている
デニス・ガボールというエンジニアは、原子を見られるほど
強力な顕微鏡を開発しているうちに、ホログラフィーを発見して、
1940年代にエンジニアとして初のノーベル物理学賞をとっています。
彼は、光線と波長に関する数学を長年にわたり研究していました。
『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』
(リン・マクタガート著 インターシフト発行 128ページ)によると、
ガボールは『ひとつの光線を分割させ、それを使って物体の写真を
とり、その情報を波動干渉パターンとして記録すれば、全体の画像を
従来の方法より鮮明なものにできることを発見していた。……
画像を再生する数学的計算にガボールが使っていたのは
19世紀初期にフランスの数学者ジャン・フーリエの名前に
ちなむ、フーリエ変換と呼ばれる一連の計算式だった。……
フーリエの方法を使えば、どんな複雑なパターンでも
分解して一定の数式として正確に記述できることが分かり、
最終的には量子的な波動どうしの関係を記述するのに用いられた。
どんな視覚的なイメージでも、数学的に等価な干渉パターン
――波どうしがたがいに重なり合って生じる情報――
に変換させることができる。
この方法を使えば、時空内に存在するすべてが、
「スペクトル領域」に移される。
それは、エネルギーとして測定された波動どうしの関係を、
時間も空間も関係なく記述した速記録のようなものである。
さらに、フーリエの公式の巧妙な点は、逆方向に使えば、
波動の干渉を現しているこうした成分――周波数、振幅、位相――
を取り出し、それをもとにして任意のイメージを
再構築できることにある。』といいます。
フーリエ変換によって『時空内に存在するすべてが、
「スペクトル領域」に移される』ということは、
アインシュタインによって空間と時間、エネルギーと
質量は等価であるため、すべてをエネルギーで語ることが
できるという特殊相対性理論(№367)と同じように感じられます。
またアインシュタインは一般相対性理論(№387)によって、
加速度は数学的にも経験的にも重力と等価だとしています。
物理学者たちは、重力を自然の基本的な力として扱い、
万物の理論に組み込もうとしていますが、未だに成功には
至っていませんが、表面的には違って見える様々な現象も、
量子真空あるいは光速度の世界といった、現象世界よりも
深いレベルではすべてが包括的に統一された、フラクタルな
秩序とホログラフィーの原理を具現化する調和的な場所ということになります。
№1304につづく
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第3章 光とともに №1302

2015-09-22 21:04:31 | Weblog
   物理学的世界と脳はホログラムでできている
ディヴィッド・ボームは、量子の世界をはじめとして
現実のものとして知覚することのできる物理的なものは
すべて、一貫した干渉パターンで成り立ち、すべてが
相互結合した非局在的なホログラフィックな原理によって
機能していて、それ自体が一種の巨大な流れる
ホログラム(№569,570)であると考えます。
そしてカール・プリブラム(№835~837)は
人間の脳は、ホログラフィックなシステムの
性格を持っており、物事の記憶も
ホログラフィックなシステムによるので膨大な
量の記憶が可能だという研究結果を得ています。
さらに思い出したり忘れたりする能力と、その時の
記憶の関連性は、ホログラムのほんの小さな一部から
でも、全体像の記録を見ることが出来ることで説明ができます。
それだけでなく変性意識状態で経験する異常現象や
元型体験、集合無意識との遭遇や、覚醒夢など、
神経生理学上の謎も、身体のある部分で修得した
技能を他の部分に転移させる能力の説明も、すべて脳が
ホログラフィックなシステムであることで説明ができるといいます。
そしてプリブラムは、脳の運動中枢の個々の
ニューロンが、ある限られた幅の周波数だけに
選択的に反応していることも発見しました。
また別の研究者によって、脳の中の視覚系統が、一種の
周波数分析器として機能している(№844)こともわかりました。
これは目が捉えた画像を波動の言語に
変換することで、脳がホログラムと同じかたちで
機能している可能性を示しています。
それだけでなく聴覚、臭覚、味覚、そして
皮膚も振動周波数に敏感ですから、
周波数分析に関与していると考えられています。
ホログラムの数学言語としてフーリエ変換が
ありますが、これは画像や複雑なパターンを
数学的な単純な波動の言語に変換することです。
そのため、変換されたどの部分にも全体がある
という特質を副産物として持つことになり、
このホログラフィック・フィルムの干渉パターンに
レーザー光線を当てることで、画像が生まれます。
ということは、私たちが現実の実在だと思っている
ものはすべて、波の干渉パターンに過ぎないもの
であり、すべては幻ということになります。
本当にこの世界すべては、幻なのか?という
思いの中で、プリブラムはボームと出会います。
プリブラムとボームの理論を合わせて考えると、
私たちの脳は時間と空間を超えた深いレベルに
存在する秩序から投影される波動を解釈し、客観的な
現実というものを、フーリエ変換を使って数学的に
構築しているにすぎないという結論に至ります。
量子の世界から現実の物質世界までが
ホログラフィックな宇宙であり、ホログラムな脳を持つ
私たち自身もホログラムということになります。
№1303につづく
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第3章 光とともに №1301

2015-09-20 21:17:05 | Weblog
   真空はホログラフィックなエネルギーの場
ディヴィッド・ボーム(№596)は、宇宙のホログラフィックな
原理によって機能していて、それ自体が一種の巨大な流れる
ホログラム(№569,570)であると考えます。
彼は1970年代初期に、ホログラフィックな
見方に関する最初の仮説を発表しました。
これは相対性理論と量子力学をもとに、人間や世界に
ついて研究したもので、超ひも理論(№455)やM理論(№477)
などが、その正しさを裏づけているといいます。
超ひも理論はひもの種類と振動数によって、
様々ないくつもの次元があるという理論でした。
宇宙のどのような場所であろうとも、常に同じ値を
とるのが物理定数ですが、いくつもの定数の違う世界が
あるという多世界の理論がM理論でした。
量子以下の世界には別の次元がいくつもあり、
そこには物理的な法則も違う別世界があると
されていますが、私たちが持つ認識そのものを
変えない限りは、見ることも行くこともできない、
私たちの認識を超えた別のレベルの世界と考えられます。
ボームは私たちの世界は、実はより
深い現実を投影したものだと考えました。
物事の始まりは、まずこの深いレベルから始まります。
私たちが今世界だと思っているすべての物質、
時間、空間、そして精神はすべて、エネルギーとして
目に見えない深いレベルに畳み込まれています。
この認識できない深いレベルを、インプリケート・
オーダー(№639)と呼び、そこでおこったことが、
私たちの目に見えるレベルに現れてくるといいます。
ボームは宇宙が相互に関連する性質を持つことに着目し、
宇宙は全体に広がる分割不可能な統一体であり、宇宙は壮大な
ホログラムのように機能して、ホログラムではどんな物体でも、
各部分は大きさが違うだけで全体を必ず含んでいるといいます。
「上のごとく下も然り。内のごとく外も然り」ということで、
奥深いレベルから表面に現れたレベルまでの、すべてに同じ
パターンが繰り返しているのを観察できて、それぞれのレベルに
存在するもの自体は完全なものであり、違いは単にサイズだけだといいます。
彼は、宇宙の神羅万象は、インプリケート・オーダーという
縫い目のないホログラフィックな生地からできているため、
宇宙が部分を寄せ集めることで成り立っているというのは
意味のないことであり、それは噴水がつくり出す様々な形を、
元の水とは別のものと考えてしまうのと同じだといいます。
電子はただの素粒子ではなく、ホロムーブメントのある
ひとつの側面につけられた名前にすぎないといいます。
現実を分割して各部分に名前を付けるのではなく、
どの素粒子も、この宇宙にある様々なものとともに、
すべてが一つの織物に織り込まれた模様のようなものであって、
お互いが別々のものとして存在できないといいます。
このようなホログラフィックな量子の世界は、
ゼロ・ポイント・フィールドと呼ばれる真空と同じように感じます。
№1302につづく


ひとりごと
シルバーウイークという
ちょっと長めの、お休みですね。
お彼岸でもありますが、
お墓参りとか、しますか?
それとも、楽しくレジャーでしょうか?
仕事の骨休めは、大切ですね。
私は、仕事があります。
これはこれで、ありがたいことです。
生活費を稼ぐのも大切ですからね。
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第3章 光とともに №1300

2015-09-18 21:29:43 | Weblog
   真空というエネルギーと力と物理法則の働く場
『ポイマンドレース』の話の場合、ポイマンドレースは
自分のことを「叡智の偉大な支配者」と言って
いましたから、宇宙万物を創造できるエネルギーを
統括し、制御できる高度な叡智そのものと思われます。
このポイマンドレース自身が真空の中で光に姿を変え、
この光からしめったどろどろの自然物(フュシス)と
神聖な言葉(ロゴス)があらわれました。
ポイマンドレースという真空状態が光・自然物(フュシス)
・言葉(ロゴス)の3つに姿を変え、三位一体となり、
この3つが相互に作用しあい、組織化されることで
火・風・地・水が生まれ、宇宙の万物が創造されたと思われます。
このように段階的に万物を創造するためには、強く明確な
意志と、秩序ある綿密な計画によって物質世界の創造を
実現する、非常に高度な精神性と包括性のある意識と技術も必要に感じます。
物理学的に考えても、世界は強い力、弱い力、電磁気力、
重力とそれらの力が働くためのゲージ場や、その他様々な
物理法則などを考えだし、制御できるだけの高度な叡智を
持つ存在としての高濃度のエネルギーが、段階的に
相転移(№336)をみずから起こすだけの意識を持ちながら、
より具体的な物理的なものに展開する技術力を持つことで、
この世界が創造されたと考えられるように思います。
ポイマンドレース自身が真空になったあと光があらわれ、
光のなかに暗黒の煙の状態の自然物があらわれます。
この自然物と光からやってきた神聖な言葉が結びつく
ことで、火・風・地・水があらわれました。
ただ一つのものが、3になり、そして4つが生まれ、
そこから段階的に万物の創造が始まるということは、
最初に真空から生まれた一つのものの中に、
あらゆるすべての情報が包括的に全体性を持つ
状態で折りたたまれていて、その情報が秩序正しく
広がりながら展開し、断片化していくように
プログラミングされていると思われます。
真空はからっぽの空間ではなく、つねに仮想粒子が
生まれては消えていますから、つねに揺らぎの波動があります。
また光は科学的に電磁波であり、電場の変動によって
磁場が発生し、磁場の変動によって電場が発生する
ことで、連続的に電場と磁場が発生します。
このように常に空間には電磁波による波動もあります。
量子力学によれば、すべての素粒子と量子は波動でも
ありますから、ミクロの世界は波動の世界でもあります。
ということは宇宙を創造することのできるすべての
情報が干渉のパターンで蓄積されています(№871)から、
あらゆるものはすべて、相互に結合し合い非局所的に
存在している分割不可能な全体であるホログラフィックな
世界から、この宇宙が創造されたと考えられます。
№1301につづく
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第3章 光とともに №1299

2015-09-16 21:08:15 | Weblog
   真空というエネルギーの場
ゼロ・ポイント・フィールドについて
『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』に
『あらゆる場、あらゆる基底エネルギー状態、あらゆる
仮想粒子の貯蔵庫――複数存在する場の場――である。
電磁場におけるひとつのエネルギー交換における
ゼロ・ポイント・フィールドの変動は、想像を絶するほど
――光子の1個のさらに半分にしか相当しないほど――小さい。
しかし、この宇宙のなかでたえず現れては消えていく
あらゆる種類の粒子をすべて足しわせてみれば、
そこにはほとんど無尽蔵の――原子核に含まれるエネルギー密度を
超えるような――巨大なエネルギー源が存在することになる。
それはすべて、私たちの周りにあるからっぽの空間という
背景のなかに、あまねく浸透した高エネルギーの
背景幕であるかのように、控えめに存在しているのである。
ゼロ・ポイント・フィールドの総エネルギーは、物質内の
エネルギー総量の10の40乗倍、つまり0が40個も
並ぶほど、けたはずれに多いと計算されている。』とありました。
からっぽの空間のなかに原子核に含まれるエネルギー密度を
超えるような、『物質内のエネルギー総量の10の40乗倍、
つまり0が40個も並ぶほど』の巨大な高エネルギー源があり、
そこは『あらゆる場、あらゆる基底エネルギー状態、
あらゆる仮想粒子の貯蔵庫――複数存在する場の場――』
でもあるというのは、物理学的に考えて、かなり無理があります。
膨大な量の高エネルギーとあらゆる力の場のすべてを
一つの場に詰め込んでも、物理法則が破綻しない
ためには、新しいアイディアが必要でしょう。
現代物理学では、強い力、弱い力などの力が働く
ゲージ場(№335)で、測定の基準を変えても物理法則が
変わらない不変性が成り立つゲージ理論(№335)のように、
あらゆる力が破綻することなく働く場があります。
また物質の最小単位を粒子という点状態ではなく、
ひもの状態で考えることで、マクロの世界を記述する
一般相対性理論を、ミクロの世界の量子力学として
記述することに成功していて、超ひも理論(№455)と呼んでいます。
しかし、ひも状になっている超ミクロの世界と、現実の点の
状態の粒子によって構成されている世界との間は10次元、
あるいは11次元など、どのくらい時空間の
隔たりがあるのかは、まだ解明できていません。
ビッグバン(№168)によって誕生した宇宙は、
プランク世界という非常に小さな世界で10次元であり、
超ひもが自由に飛び回っていたと考えられています。
この10次元のプランク世界は、世界がプランク距離より
大きくなると、6次元のコンパクト空間と4次元の
時空に分離すると考えられています。
縮んで見えない6次元の中には、標準理論(№346)の
内容である物質粒子とそれらに作用するゲージ粒子、
ゲージ対称性の自発的破れを引き起こすヒッグス粒子(№292)
などが取り込まれていると考えられますが、コンパクト化の
手法はまだ解明されていませんから、宇宙の
成り立ちの説明はまだできていません。
№1300につづく
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第3章 光とともに №1298

2015-09-14 20:32:54 | Weblog
   真空のエネルギー
宇宙の無の空間について、実藤氏は0イコール無限大の世界と呼び、
『0は何の制約もなく、すべてが一体なので無限大∞
(じつは無限大を超える超無限大というのが正しいのですが)
の力やエネルギーがみなぎっています。(№1295)』と言っていました。
真空あるいはゼロ・ポイント・フィールドにあるエネルギー
について『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』
の中に、具体的に次のように書いています。
『ゼロ・ポイント・フィールドは、あらゆる場、
あらゆる基底エネルギー状態、あらゆる仮想粒子の
貯蔵庫――複数存在する場の場――である。
電磁場におけるひとつのエネルギー交換における
ゼロ・ポイント・フィールドの変動は、想像を絶するほど
――光子の1個のさらに半分にしか相当しないほど――小さい。
しかし、この宇宙のなかでたえず現れては消えていく
あらゆる種類の粒子をすべて足しわせてみれば、
そこにはほとんど無尽蔵の
――原子核に含まれるエネルギー密度を超えるような――
巨大なエネルギー源が存在することになる。
それはすべて、私たちの周りにあるからっぽの空間という
背景のなかに、あまねく浸透した高エネルギーの背景幕
であるかのように、控えめに存在しているのである。
ゼロ・ポイント・フィールドの総エネルギーは、
物質内のエネルギー総量の10の40乗倍、つまり0が
40個も並ぶほど、けたはずれに多いと計算されている。
かの有名な物理学者リチャード・ファインマンは、
以前、これがどれほどの規模であるかを説明しようとして、
1立方メートルの空間に含まれるエネルギーが、
世界のすべての海の水を沸騰させるに足る
ことを例に出している。(50ページ)』
これが事実なら、とんでもないエネルギーが、
私たちの目の前の空中に存在していることになります。
実藤氏はこのような空間に、すべてが完全に同じ
プラスとマイナス、左旋と右旋のメビウスの輪の状態の、
粒子がびっしりと埋め尽くされて並び、目にも止まらない
速さで回転運動していて、めまぐるしく生まれては
次の瞬間には消えていき、一時もとどまることがないといいます。
このような場所に、光が現れれば大きな揺らぎが起こります。
すると整然と並んだ仮想粒子による渦は、揺らぎによる
エネルギーを受けて細胞分裂するかのように変化し、
それがみるみるうちに整然と広がって、物質世界が
展開しはじめることになると実藤氏は言います。
このようなエネルギーによって万物が創造された
のであれば、このエネルギーは、普遍的で科学的な
法則をすべて備えていて、自然界にある4つの力の
すべてを説明できて、素粒子物理学から一般相対性理論や
大統一理論などと、摩擦電気、エントロピーの法則、
重力など、すべての現象を説明できると思われます。
№1299につづく
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第3章 光とともに №1297

2015-09-12 21:02:44 | Weblog
   真空のエネルギーの特性
『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』
(リン・マクタガート著 インターシフト発行)には、
物理学者が「真空」とも呼ぶゼロ・ポイント・フィールドに
存在するエネルギーについて、次のように書いています。
『1927年に不確定性原理を発見したハイゼンベルクによれば、
ある一個の粒子の諸特性、たとえばその位置や運動量は、
もともと自然に内在する変動らしきものの存在ゆえに、
すべてを同時に知ることは不可能である。任意の粒子がもつ
エネルギー・レベルは、つねに変動しているために厳密には特定できない。
この原理の一部はさらに、いかなる原子内粒子も完全には
静止できず、残存する微小な運動をつねに持っていることを求めている。
科学者たちはずっと以前から、こうした変動がマイクロ波
受信器や電子回路の白色雑音の原因であり、信号を増幅
できる限界を定めていることを理解してきた。
ありふれた蛍光管でさえ、その働きを真空の変動に頼っている。
荷電した原子内粒子をひとつ取り出し、それを摩擦の
ない小さなバネの上にくっつけたところを想像してみよう
(自分たちの公式を検証するのに物理学者が好んでやる思考実験である)。
しばらくは上下に弾んでいるだろうが
絶対零度では、いずれ運動が止まるはずだ。
しかし、ハイゼンベルク以降の物理学者たちは、
この粒子にはゼロ・ポイント・フィールドのエネルギーが
作用しつづけるので、完全に静止することはなく、
バネの上で運動しつづけることを明らかにした。(47ページ)……
ゼロ・ポイント・エネルギーは、空間がもっともからっぽの
状態で、考えうる最低のエネルギー状態
――原子内物質の運動が限りなくゼロに近い状態――
のときに存在するエネルギーであり、そこからさらに
エネルギーを取り出すことはできない。
しかし、不確定性原理ゆえに、仮想粒子間のエネルギー交換
によって、つねにいくらかは微小な変動が残っている。
これまでこれがほとんど無視されてきたのは、
普遍的に存在しているからにほかならない。
ほとんどの物理学者は、やっかいなゼロ・ポイント・エネルギーを
物理学の数式から引き算して取り除いてきた。
彼らが「再正規化」と呼んでいる処理である。
理論上、ゼロ・ポイント・エネルギーは
普遍的に存在しているからこそ、なにも変化させない。
なにも変化させないのならば、考慮するに値しない、というわけだ。(45ページ)』
物理学者たちが、実体のないものとして取り
除いてきこのエネルギーは、物質内部の分子と
分子の間にある真空などのあらゆる場所に存在しているので、
無尽蔵に存在し無料で手に入り、環境を汚染することもなく、
宇宙万物がここから創造されたのであれば、重要だと私は感じます。
№1298につづく
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