心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに ナンバー1879

2020-07-28 21:00:24 | Weblog
ナンバー1879 2020.07.28  地球に対していつも同じ面を見せている月
惑星の周りを運行する天体のことを衛星といいますが、地球の唯一の衛星である月は、太陽系の中でも地球の大きさに対して月は4分の1の大きさです。
さらに月は他の衛星に比べて、地球との距離がとても近いため、潮の満ち引きなど身近なところに影響をおよぼしています。
この月は、いつも太陽に照らされて光っています。
私たちが地球から月を見るとき、いつも月の同じ面だけを見ています。
そして地球の自転速度が遅くなると、重力の均衡が崩れてだんだんと月が地球から遠ざかっていくと言われています。
しかし、これは地球の電離層がプラスに帯電していることが、月の公転にも影響を与えているためだ、と三浦一則氏は『プラズマと電気でよみ解く宇宙と地球の本当のしくみ』の中で言います。
『月は公転と自転が合っているため、常に同じ面を地球に向けているといわれています。
しかしたまたま同じ面を向けても、なんらかのフィードバックがなければ、すぐに裏返しになるはずです。
フィールドバックの仕組みは電気引力です。
月は太陽風にさらされているため、表面はプラスとマイナスの電荷が入り混じっているはずです。
しかし、地球電離層がプラスの電荷なので、一度向けた面にはマイナスの電荷が偏ってきます。
いったん偏った電荷は地球がプラスである限り移動しにくくなります。
つまり、月の地球側の面にはマイナスの電荷が集まっていることが、月の公転と自転が同じ理由です。
マイナスの電荷が集まっていることを裏付ける現象があります。
月面では原因不明の発光現象がたびたび観測されているのです。
NASAでは微小隕石が衝突しているため、と発表していますが、隕石の衝突跡は確認されていません。
発光は月面に集められたマイナスの電荷による放電現象です。
月と同じような発光現象として、準惑星セレスで見つかった発光現象があります。
NASAは原因を塩の塊が光を反射していると説明しました。
本当に塩で納得できますか? 
ちなみに月は地球の赤道面に対して公転しているのではなく、太陽との公転面に沿って地球の周りを楕円軌道で回っています。
月の地球に対する公転周期が太陽の自転周期とほぼ同じ27日であるのは、地球と月がワンセットとして、太陽の自転と同じローレンツ力によって回転させられているからだと思われます。
月を軌道上に抑えておく力は太陽の公転面にしかないため、月は地球から少しずつ離れているのです。』
ナンバー1880 2020.08.02  につづくかしら

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第3章 光とともに ナンバー1878 

2020-07-24 20:55:47 | Weblog
ナンバー1878 2020.07.24  雷は静電気の原理で発生する
電離層はプラスに帯電していることが知られています。
地表はマイナスに帯電しています。
地表付近では1メートルあたり約100ボルトの電位差があります。
高度が高くなるにつれて電位差は減少していきます。
高度50キロメートルで地表と約30万ボルトの電位差があります。
30万ボルトは太陽風の持つエネルギーとほぼ等しい電圧です。
従来の雷の研究では、気温の高い赤道付近や夏の暑い日の空気が温められると、空気が軽くなり上昇すると、雲も一緒に上空に上へ上へと昇ります。
これ以上は上に登れない成層圏の下、1万メートルくらいの対流圏界面に達すると、雲は横に広がり積乱雲になります。
雲の中では氷の粒同士がぶつかり合い、摩擦で静電気が生まれます。
マイナスの電流をつくり雷が発生したり、ぶつかり合った氷が落ちる途中で大粒の雨になったり、稲光が発生することになります。
積乱雲が発生すると地表からプラスの電荷が上層の雲に運ばれ、電離層に送られるという説明です。
実際、赤道付近では毎日どこかで大量に積乱雲が発生しています。
しかしこの説明では、地表から選択的にプラスの電荷が運ばれる理由がわかりません。
また運ばれる電荷の量も少なすぎます。
じつは電離層がプラス、地表がマイナスに帯電している理由は本当にはよくわかっていないのです。
三浦一則氏は『プラズマと電気でよみ解く宇宙と地球の本当のしくみ』の中で
『これは筆者の推測ですが、太陽風が地球にやってくると、粒子の小さな電子だけが地表に届きます。
大気電流が電子の流れです。
粒子の大きな陽子、プロトンは電離層にとどまる、というメカニズムです。
また、まるで整流作用のような地表へのマイナス電荷の移動を説明できる可能性がもうひとつあります。
ミュー粒子(ミュオン)です。
ミュー粒子は大気に高エネルギー宇宙線が入ると生成される宇宙線の一種で、崩壊時間が極端に短いのですが、地中まで浸透していると考えられています。
地中に入ったミュー粒子は、電子を放出し、ミューニュートリノに変わります。
ミュー粒子には電荷を移動させる能力があるのです。
ミュー粒子は電子の約200倍の質量がありますが、エネルギーが数GeV(10万の1000倍)もあるので透過能力が高いのが特徴です。
大気中を進んでもほとんど反応しません。
人や物体を通り抜けてしまうのです。
ミュー粒子は1㎤あたり1分間に1個程度降っています。
(ミュー粒子のもつ性質はマイナスの電荷を運ぶ媒体として可能性はありますが、確認されたものではありません。)』と言います。
ナンバー1879 2020.07.28  につづくことでしょう
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第3章 光とともに ナンバー1877

2020-07-20 20:59:58 | Weblog
ナンバー1877 2020.07.20  太陽風がもたらすオーロラ
宇宙は真空であり、99.9%はプラズマといわれています。
そして地球の電離層もプラスに帯電しています。空が青いのはオゾンが発光しているからであり、窒素分子も酸素と同じように青く発光するということから、大気もプラズマであることがわかります。
地球の周囲をバンアレン帯がドーナツ状にとりまいていますが、赤道付近は厚く、南極と北極に近づくほど薄くなっています。
そのため、太陽から来た太陽風は赤道付近よりも、南極と北極から入ってきます。
地磁気によって南極と北極に入った太陽風の存在が確認されたのは、1967年にオーロラに向けて観測ロケットが打ち上げられた時です。
ビルケランド電流の存在が確認されたのです。ビルケランド電流は、電流の存在を予測したノルウェーの物理学者クリスティアン・ビルケランド教授(1867~1917)に由来しています。
ビルケランド教授のひらめきはマクスウェルの電磁波の理論と、このマクスウェルの理論を実際に試験することに成功したドイツ人のハインリヒ・ヘルツがもとになっています。
オスロ大学のビルケランド教授は、1859年に正負の帯電電極間に高電圧を流すと発生する陰極線(真空管内の電子の流れ)の研究に着手することで、陰極線は荷電粒子で構成されていて、磁場によって制御が可能であると結論しました。
翌年、教授は太陽の黒点とオーロラとの関係に興味を持ち始めます。研究室で陰極線を使って人工的にオーロラを再現することに成功します。
太陽から放出される磁気嵐の荷電粒子の移動速度は、大気との摩擦によって減速します。
こうした摩擦により電離圏の荷電粒子に巨大なエネルギーが転移して、地上の地球磁場によって極域大気に導かれて強大な力で地上にぶつかります。
こうした粒子は電離層で抵抗にあい、この抵抗によって大気中の粒子に巨大なエネルギーが転移して光り輝くオーロラが引き起こされると結論しました。
また、大気は膨大な数の荷電粒子で構成されているという見解も示しました。
太陽から来た太陽風が南極から入り、電離層に電流を流していることが確認されたのは、1967年でした。太陽風は地球磁場によって、北極と南極に導かれます。
太陽風が大気に入るとオーロラとなって発光します。こうしてビルケランド教授のオーロラ理論が証明されました。オーロラはプラズマの光です。
ナンバー1878 2020.07.24 につづくことでしょう

なんだか、暑いです。
夏、ですからね。
なんとなく、暑さに負けて、やる気が出ないのですが、
プラズマ宇宙論を、書き始めて、
あれ? そういえば、人体も、あれも、これも
みんな、電気的な力で説明できるのでは?
と、思い始めてます。
さて、暑さに負けないで、書き続けられるでしょうか?
みなさまも、暑さに負けないでくださいね。
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第3章 光とともに ナンバー1876

2020-07-16 20:55:00 | Weblog
ナンバー1876 2020.07.16  空はなぜ青い
地球の周囲をおおっている大気は、高さ80キロメートルまでは、窒素が約78%、酸素が約20%、その他2%の気体が混じった空気です。
大気の層を衛星軌道から見ると、上部が青く光っているのが見えます。
その下の層は白っぽくなっています。
一般に空の青は、太陽光がレーリー散乱されているために、波長の短い光がよく散乱されて青くなる、と説明されています。
レーリー散乱とは、可視光の波長よりも小さい粒子に対して、可視光線のうち波長の短い領域が散乱される現象です。
身近な例として、タバコの煙に光を当てると青く見えるというものです。
快晴の時に空を見渡すと、極めて一様に青くなっています。
真上の空よりも地平線に行くと白っぽくなっているのは、大気中にある窒素や酸素といった光の波長よりも小さな粒子と、可視光のすべての波長に対して散乱が起きていると、白く見えるためです。
また、日没後の空の明るさを調べると、おおよその空の光っている高度がわかります。
衛星からの画像と合わせると約50キロメートル~100キロメートルのあいだで青くなっています。
この高度は、オゾンが分布している領域です。
以前からオゾンが吸収した紫外線のエネルギーがどこに行くのかという疑問がありました。
この疑問に対して、三浦一則氏は『プラズマと電気でよみ解く宇宙と地球の本当のしくみ』の中で次のように言います。
『酸素分子が電離して、酸素原子3個のオゾンになり、それが紫外線のエネルギーで酸素分子に戻る、という説明では足りないのです。
東京大学宇宙航空研究の高柳和夫氏による「電離層圏における原子分子過程」という論文でも、
「さらに1750~2100オングストロームの光のエネルギーは解離を起こすにも不十分であるが、(Schumann-Runge bands)によってO₂に吸収される(高度50~110キロメートルのあいだで)。
もしこのエネルギーが再び光として放出されるなら、この傾向はかなり強いと推定されるが今まで観測されていない」と指摘されています。
空が青いのは、オゾンが発光しているからなのです。
また窒素分子も酸素と同じように青く発光することが知られています。
原子がエネルギーを得て、発光するとその波長は1本の線、輝線スペクトルに見えるのですが、酸素、窒素の場合は、青い部分に40本以上の波長が存在します。
そのため輝線スペクトルとして捉えられなかったと思われるのです。』
ナンバー1877 2020.07.20 につづくでしょう
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第3章 光とともに ナンバー1875

2020-07-12 20:59:59 | Weblog
ナンバー1875 2020.07.12  バンアレン帯について
地球には地磁気がつくっている磁場のバリアであるバンアレン帯があり、太陽風から地球を守っているといわれています。
このバンアレン帯は、1958年にアメリカの人工衛星エクスプローラー1号に搭載されていたガイガーカウンターの観測結果から、アメリカの物理学者ジェームズ・ヴァン・アレンによって発見されました。
バンアレン帯は地球の磁場にとらえられた、陽子(アルファ線)と電子(ベータ線)からなる放射線の帯のことです。
バンアレン帯は地球の周囲を360度ドーナツ状にとりまいていて、内側と外側の2層の構造になっています。
赤道付近が最も層が厚く、南極と北極の極軸付近は層が極めて薄くなっています。
内側の層は赤道上高度2000~5000キロメートルに位置する比較的小さな帯で、陽子がたくさんあります。
外側の層は10000~20000キロメートルに位置する大きな帯で、たくさんの電子があります。
このバンアレン帯は太陽風や宇宙線からの粒子が地球の磁場にとらえられて形成されると考えられています。
太陽風の成分はおもに、陽子と電子です。陽子はプラス、電子はマイナスの電気を帯びています。
プラスとマイナスが互いに近づくと、通常は電気引力で引っつきますが、太陽風の場合はエネルギーが大変強いために、電気を帯びていて電圧が高いのと、風速が速いので、引っつくことなく太陽からやってきます。
これはプラズマの特徴です。
太陽風の速さは、秒速200キロメートルから1000キロメートル、電圧は数10万ボルトにもなります。
1立方センチに含まれる粒子は1~10個程度です。非常に希薄ですが、太陽風は地球に大きく影響しています。
地球のまわりには大気がありますが、高度が高くなるにつれて、空気が薄くなっていきます。
同時に太陽からのX線、紫外線、太陽風の影響で電離します。
地球は電離した薄い大気、プラズマに囲まれています。
電離層は電波を反射する性質があります。
丸い地球上の電波が裏側まで届くのは、電離層と地表で反射を繰り返しているからです。
しかし、30メガヘルツを超える周波数の電波は、電離層をつきぬけて宇宙へと飛んでゆきます。
人工衛星との通信は、30メガヘルツ以上のVHF、UHF、マイクロ波でおこなわれています。
大気の層はおおよそ100キロメートル付近まであるとされていますが、50キロメートルより上ではほとんど真空になります。
バンアレン帯の中にプラズマ・シールドと呼ばれるバリアがあることで、宇宙からの有害な放射線などから地球が守られています。
プラズマ・シールドについては こちら https://note.com/nogi1111/n/n80cf1ebc08ca
ナンバー1876 2020.07.16 につづきますか?
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第3章 光とともに ナンバー1874

2020-07-08 21:01:00 | Weblog
ナンバー1874 2020.07.08  ロシアに落ちた小惑星の放電現象
2013年2月15日、巨大隕石が大気圏に突入し、現地時間9時15分にカザフスタン側からロシアに侵入し、5分後に落下途中で分解しました。
この巨大隕石は強い閃光を放ち、煙の尾を引きながら落下していく様子がたくさんの動画で撮影され話題になりました。
隕石落下の痕跡で見られる煙のようなものは、隕石の表面が大気との断熱圧縮で高温となって蒸発し、それらが冷却凝固した細かい粒子が見えている隕石雲と考えられます。
隕石雲は低空では大気中の水蒸気が微粒子に結露して水滴化して、まるで雲のように見えます。
隕石はロシアのチャリャビンスク州に落ちましたがNASAの推定によれば、直径17メートル、重量1万トンの小惑星でした。
大気圏に突入しても燃え尽きないで地上まで落下した物を調べると、主な成分は鉄などの硬い物質で構成されていたといいます。
隕石は一時的に太陽よりも明るくなり、非常に強い光の紫外線によって、日焼けを起こした人も多くいました。
また隕石がそのまま落下すれば、落下地点付近には原子力発電所などもあるため衝撃波で壊滅的な被害が起こることが予想されましたが、幸いにも途中で分解して、細かな破片になりました。
それでも落下した衝撃の爆風で近隣のガラス窓などが破損するなどして1500人以上のけが人が出たと報告されています。
普通この小惑星は秒速18キロメートルの猛スピードで大気圏に突入し、大気との摩擦で大部分が燃え尽きたり、小さくなったりするといわれます。
小惑星が分裂した画像を見ると、前方に破片が大きく飛び出している様子が見えます。
空気との摩擦なら抵抗で、後ろに流れるはずです。前方に飛び出すのは、内部からの爆発的力が働いていることによります。
これは小惑星が内部にためていた電荷が、前方の大気との電位差で急激に放電がはじまり、小惑星の一部が溶けて、爆発的に前方に噴出したためです。
大気はプラスに帯電しています。
小惑星が落下する前にほとんどが内部からの爆発で分解しました。彗星、小惑星が放電をしているというのは、今までの常識を大きく覆す説明です。
ですが、宇宙が真空管内部と同じ真空であると知っていれば、それほどとっぴな考えではないと思われます。
なによりも、彗星の核が、氷とチリではなく、普通の岩石であること、2つの異なる尾ができる原因などを考慮すれば、放電現象であると考えた方がより自然だと思われます。
https://www.youtube.com/watch?v=z85FsCb7vXE 隕石落下から衝撃波までの映像、参照してください
ナンバー1875 2020.07.12 につづくでしょうか

コロナウイルスも落ち着く気配がありませんが、
九州では、大雨により大変なことになっていますね、
少しでも早くこのような状況が改善すると良いですね。
今年に入ってから、急激な変化が続いていますね。
コロナ以前の状態に戻ることは、もうないだろうな、と感じます。
今しばらくは、大変な状況が続きますが、
大きく時代が変化している過渡期だと感じています。
人々の意識も、徐々に変化していて、もうしばらくすると
次々と新しい良いことが起こりそうな予感がしているのは、私だけでしょうか?

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第3章 光とともに ナンバー1873

2020-07-04 20:59:40 | Weblog
ナンバー1873 2020.07.04  彗星の放電現象の原因
なぜ彗星は放電現象をおこすのでしょう。
これには、太陽から放射される太陽風が関わっています。
太陽風は、太陽表面から吹き付ける荷電粒子の流れです。
太陽風には陽子と電子がほぼ同じ数含まれます。
陽子はサイズが大きいため、太陽表面を離れると次第に速度を落としていきます。
電子は小さな粒子なので、より遠くまで行きます。
太陽系周辺では、電子が優勢になるので、マイナスの電荷が主体となります。
そのため太陽系の外側ほどマイナスの電荷を帯びます。
また一般的に彗星は太陽を近日点として、非常に大きな楕円形の軌道をたどります。
彗星の軌道のほとんどはマイナスの電荷を持つ空間を通ります。
太陽風はほとんどが惑星の公転面に沿って吹いています。
縦の軌道を持つ彗星は、太陽風の影響をあまり受けないため、星間物質の電子が優勢な空間を通るので、マイナスの電荷がたまっているともいえます。
彗星の核は岩石でできていることが、これまでの観測でわかってきました。
電圧を加えると電気分極が起こり、電気を蓄えやすい性質を持つ物質を誘電体といいます。
じつは、岩石は良好な誘電体なのです。
電子部品のコンデンサの中には、誘電体が使われています。
この誘電体を帯電している環境に置くと、誘電体の内部に電荷がたまっていきます。
周囲に電子が存在する宇宙空間では、誘電体である岩石に大量の電荷がたまっていきます。
テンペル第1彗星の大きさは、10キロメートルちょっとです。
ハートレー第2彗星は長い方が1.4キロメートルくらいあります。
この大きさのコンデンサに電気を蓄えたら、どれだけ大量の電気が蓄えられるでしょうか。
大量の電気を蓄えた彗星が太陽の近くに来ると、周囲にプラスの陽子が増えていきます。
核の内部にはマイナスの電荷がたまっています。
周囲の陽子に対して放電が始まります。
彗星からの電子の放出がコマです。
コマは彗星の周囲に光る層を作りますが、その一部は太陽風に含まれる電子と反発して、太陽の反対側により強い放電を形成しプラズマテイルになります。
また放電が始まると彗星の表面の物質がイオン化され、周囲に放射されます。
アーク灯の放電と同じです。
これがダストテイルです。
ダストテイルも太陽風に吹かれ、反対側にたなびきます。
プラズマテイルは、太陽風に含まれる電子が磁場を伴うために、曲げられます。
磁石で電子を曲げるブラウン管の電子ビームと同じ現象です。
このようにして、彗星にはコマと微妙に向きの異なる2つの尾ができます。
また天体現象の一つである流れ星が光るのも、大気との摩擦に加えて、電位差による放電現象です。
ナンバー1874 2020.07.08 につづくでしょう
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