私自身が、『認識』に関して『いのちの法則』(シェア・ジャパン発行 ベンジャミン・クレーム監修)という本の中でマイトレーヤが書かれた文を読んでいて、思ったことを書いておきます。
『真我は存在であり、認識であり、光である』ということは、素粒子の一つ一つにも認識能力があり、この認識能力とは真我のことであり、光のこととするなら、私たちの身体を構成している細胞もまた素粒子の集まりなのですから、細胞の一つ一つも認識力を持つ真我であり、光だといえます。
『知識はそれが体験されたときに知恵となる』ということは、知識が増えて体験が増えれば、知恵も増えてくるということです。通常は年齢とともに老化し始めると考えがちですが、この文を見ていると老化はないように感じられます。私たち人類は年老いてボケて死んでいくと考えていますが、それは信念の一つに過ぎないのかもしれません。以前光と想念の性質について考えたところで、光には振動の方向があり、想念にも目的や方向があり、信念となって働き続ける(№190)とありました。もし、想念も光であり、振動の方向が老化ではなく、知識が増し、知恵となり、よりすばらしい未来が開けていく、となれば老化はないことになります。私自身たくさんの過去世の記憶を持っていますが、古い過去よりも最近の過去世のほうがより賢くなっていると感じます。それまでの過去の人生の体験が知恵となって、後の人生で生かされているからなのだと感じています。過去の複数の人生の中でもそうなのですから、一つの人生の中でも、同じことが考えられると思います。
過去世の記憶が何もない方でも、人類全体の過去の歴史を振り返ってみれば、おのずと理解できるのではないでしょうか? たとえばBC50万年ごろの人類は火を使用し、言語を使い始め、狩猟生活を始めました。BC5000年ころには村落定住や、農耕牧畜、土器の製造が始まっています。村落定住や農耕が始まれば、土地をめぐった争いなどが始まるでしょうし、権力者も出てきて、支配者と被支配者といった関係の社会ができてくるでしょう。BC2000年ころにはさまざまな場所で王朝政治などが行われています。
その後のさまざまな経験の中から、長い歴史を経て権力を一部の人たちだけが独占する社会から、現在のような個人の人権を尊重した、自由と民主性や共和性を重視した社会が生まれてきました。
現在ではそれらが普遍的なものとして具体化した、国際の平和と安全の維持を目的とし、戦争を防止し、基本的人権の尊重、正義と国際法の権威を維持し、社会的進歩と生活の向上という多面的目的を持つ国際連合という組織もあります。このような歴史を振り返ってみれば、体験が知識や知恵となって未来に受け継がれ、人類全体に拡大・成長していることが良くわかります。
人類全体の歴史と、個人の生命の生まれ変わりの歴史、どちらを見ても体験は知識として、知識は知恵として、受け継がれ進化・発展していることがわかります。
№280につづく
『真我は存在であり、認識であり、光である』ということは、素粒子の一つ一つにも認識能力があり、この認識能力とは真我のことであり、光のこととするなら、私たちの身体を構成している細胞もまた素粒子の集まりなのですから、細胞の一つ一つも認識力を持つ真我であり、光だといえます。
『知識はそれが体験されたときに知恵となる』ということは、知識が増えて体験が増えれば、知恵も増えてくるということです。通常は年齢とともに老化し始めると考えがちですが、この文を見ていると老化はないように感じられます。私たち人類は年老いてボケて死んでいくと考えていますが、それは信念の一つに過ぎないのかもしれません。以前光と想念の性質について考えたところで、光には振動の方向があり、想念にも目的や方向があり、信念となって働き続ける(№190)とありました。もし、想念も光であり、振動の方向が老化ではなく、知識が増し、知恵となり、よりすばらしい未来が開けていく、となれば老化はないことになります。私自身たくさんの過去世の記憶を持っていますが、古い過去よりも最近の過去世のほうがより賢くなっていると感じます。それまでの過去の人生の体験が知恵となって、後の人生で生かされているからなのだと感じています。過去の複数の人生の中でもそうなのですから、一つの人生の中でも、同じことが考えられると思います。
過去世の記憶が何もない方でも、人類全体の過去の歴史を振り返ってみれば、おのずと理解できるのではないでしょうか? たとえばBC50万年ごろの人類は火を使用し、言語を使い始め、狩猟生活を始めました。BC5000年ころには村落定住や、農耕牧畜、土器の製造が始まっています。村落定住や農耕が始まれば、土地をめぐった争いなどが始まるでしょうし、権力者も出てきて、支配者と被支配者といった関係の社会ができてくるでしょう。BC2000年ころにはさまざまな場所で王朝政治などが行われています。
その後のさまざまな経験の中から、長い歴史を経て権力を一部の人たちだけが独占する社会から、現在のような個人の人権を尊重した、自由と民主性や共和性を重視した社会が生まれてきました。
現在ではそれらが普遍的なものとして具体化した、国際の平和と安全の維持を目的とし、戦争を防止し、基本的人権の尊重、正義と国際法の権威を維持し、社会的進歩と生活の向上という多面的目的を持つ国際連合という組織もあります。このような歴史を振り返ってみれば、体験が知識や知恵となって未来に受け継がれ、人類全体に拡大・成長していることが良くわかります。
人類全体の歴史と、個人の生命の生まれ変わりの歴史、どちらを見ても体験は知識として、知識は知恵として、受け継がれ進化・発展していることがわかります。
№280につづく