望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

一気に

2018-03-23 17:02:58 | 暮らし・花・趣味

もう満開ですね🌸



雪が降ったのって、いつだっけ?



 ーーーーーーーーーーーーー
 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!
 ーーーーーーーーーーーーー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「見よ」ウラ話&ウラ写真(その9) とりあえず道具~~

2018-03-23 11:43:08 | 舞台・ウラ話

稽古場でなくてはならないのが、「とりあえず道具~~」

いや別に、
ドラえもん風に言わなくてもいいんですが

つまり、本物の小道具がないときに、

<何でもいいから、とりあえず、代わりのものを持つ>

それを私が勝手に「とりあえず道具」って呼んでいます。


たとえば・・・、

順吉が「かんざし」で、婦美を脅しているシーン。


持っているのはシャーペン。
ペン類は、最強のとりあえず道具なんです。

お箸とか、刀とか、ライトとか。
フライパン(の柄)やら、杖にもなります。

ペンは稽古場で誰でも持っているし、
ダメ出しもらったら、
ついでにその場でメモれるというメリットもあります(笑)

    *    *

カンテラのつもりのコンビニ袋。


中身は、私の夕食用のおにぎり2個と、ミンティア。

ただ、とりあえずこれを持ちましたが、
コンビニ袋はガシャガシャ音がするので、
できれば避けた方がいいんですよね。

コンビニ袋は、芝居にもよく登場しますが、
実は、
「本番で使いたくない小道具」の代表格なんです。

    *    *

みんなが大事そうに胸に抱えているハンガー。


これはテニスのラケットのつもり。


    *    *

青田先生が上にかざしている黄色い紙。


これは扁額の代わり。


って、小さすぎ!(笑)


だけど、いいんです。
それでも、絶対にエアーではやりません。

どんなものでもいいから、モノを持ちます。

なぜ、そこまでして、とりあえず道具を使うのか?


それには、それだけの理由があるのです。

(その理由も含めて、こちらにもいろいろと書いています)
   ⇒ <> <> <> <


    <つづく>






 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「見よ」ウラ話&ウラ写真(その8) スタジオ稽古場の日々

2018-03-22 17:04:05 | 舞台・ウラ話

ドアや窓、特にドアは必ず、
開け閉めのアクションをきちんとする!

これは稽古の時の鉄則なんですね。


  なぜなら・・・、

ドアの後ろは、出演者の通り道、だからです。

本当の家のように、
ドアの後ろに廊下や部屋は・・・ない!

ドアの後ろは、ただの舞台裏の通路しかありません。

ということは・・・ここが開いたままになっていると、
上手から下手へ、下手から上手への、
移動ができなくなってしまうのです。


ずいぶん前になりますが、
お客さんで観に行った公演で、
ドアが開けっ放しになったことがあって・・・。

裏事情がわかるだけに、
どうするんだろうと気が気じゃなくて、
そこからほとんど、芝居が頭に入りませんでした(笑)

そのうち、その場所から1人が普通に登場して、
きちんとドアを閉めたので、ようやく落ち着きましたが、

あとで出演者に聞いたところ、
やっぱりミスで開けっ放しになったのだそう。

ただ、そこの劇場は、外に出て大回りすれば、
下手⇔上手の移動が可能だったので、
次に出番のある役者さんがダッシュして回り、
見事に間に合わせたという。

ある意味、出演者たちには、
舞台上よりも手に汗握る展開だったようです(笑)

「若手の劇団員がぁ!」って怒ってたから、
きっとやらかした本人は怒られただろうなぁ。

まぁ、そうやってだんだん学んでいくんだよね。


ととと、また違う話になっちゃいましたが、
スタジオの話に戻ります!

稽古場と言えば、何といっても、

「とりあえず道具~~」

こんな言葉があるかどうかも知りませんが、
このウラ話では、
けっこうお馴染みの秘密道具(?)ですね。

明日はこれを、ダダダダダダっと並べます!


    <つづく>





 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「見よ」ウラ話&ウラ写真(その7) スタジオ稽古場の日々

2018-03-21 14:46:11 | 舞台・ウラ話

稽古もラストスパートになると、
スタジオに入って、
本番に近いセットで稽古が進みます。

とはいえ、本番に近い形ではあっても、
当然、イロイロと、違います。

階段も、ドアもありますが、このドアは本番用ではなく、
ありあわせのドアをつけたもの。

だから、枠がなくて、ドアが単体で立っている!

窓も扉がありません。


だから、ドアも窓も、
開け閉めのときは、カチャッと口で音を出します。


そう、この「カチャ」、
つまり、開け閉めのアクションが肝心なのです。

これをいい加減にして、閉め忘れてしまったら、
えりゃぁことになってしまいます。

窓の場合は・・・まだ何とかなるんですが、

シャレにならないのがドアの閉め忘れ!


なぜか分かります?

えーと、ちょっと短いけど、
キリがいいので今日はここまで


    <つづく>





 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「お願い 住んで 川口市」!

2018-03-20 14:44:13 | 暮らし・花・趣味

昨日、
普段はほとんど乗らない南北線に乗って、

なんて事なく車内の動画掲示板(?)を見るうちに、
突然、目の前に現れたコマーシャル動画に釘付けになりました。



マンションを探して不動産屋を訪れた夫婦が、
言いたい放題無茶な要求をする。
都心でそんなものできるわけないと不動産屋が怒っていると、

ブリキの人形のようなキャラが出てきて、
でも川口市なら、とPRを繰り広げます。

それがなんともいえず痛い・・・というか、自虐的というか。

動きもダサい上に、
個人的な趣味として、最も嫌いなヘタウマ系の絵。

その中で、

「わりと都会です」
「治安もそれほど悪くない」
「荒川の向こうとこっちでマンション価格がぐんと安い」

みたいなことを並べておいて、

そして最後にでかでかと、

「お願い 住んで 川口市」


それを見た後、
すぐに駅について電車を降りたのですが、

歩いている間も、

「お願い 住んで 川口市」

が頭から離れない(笑)

たぶん、あのあか抜けなさも、
全部、狙ってのことだったんでしょう。


しかし、しかしですよ!

お堅い、というか、
変わったことを嫌う(であろう)地方のお役所ですよ。


それほど切羽詰まっているのか、とも思うけど(笑)

この思い切りは素晴らしい!


変わったことをやろうとすれば、反対も多いだろうし、

何より、それだけ苦労も多くなる。
アタマも使わなきゃいけない。


それでも、
ここまでぶっ飛んだものを作っちゃったんだから、

いやいやどうして、
川口市の未来は明るいでしょ!


  なーんて、私に言われたらオシマイかもしれないけど(笑)




 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「見よ」ウラ話&ウラ写真(その6) 衣裳進化プロセス

2018-03-19 21:51:02 | 舞台・ウラ話

衣裳の話をしかけたところで、
急にヘンな方向に飛んじゃいましたが、
話を戻します!

本番1週間ほど前から、
スタジオに入って、
とりあえずのセットを組んでの稽古が始まります。

でも衣裳はまだまだ・・・。


なんというか、なかなか独創的な姿です。
ただいま進化の途上ですね(笑)

上が私服のセーターで、下が袴と言う人もあれば、
浴衣なんだけど帯がない!

はたまた下がスカートで、上が長襦袢の上だけ、という姿も。
履物に至っては靴下から下駄、ジャズシューズまで。


これはまだ衣装が揃ってなかったり、
とりあえず今日はこれでいこう、
という自分の判断だったり。

そのあたり、
この団体さんは自由なので、とても楽なんです。


これはかなり揃ってきたかな。


夜のシーンなので、全員、
夜着(浴衣)に綿入れ、などを着ています。

でも、主役2人はまだ稽古用の浴衣。


・・・それにしても右の初江。

袴はこのように、着物をつんつるてんに着て、
その上に履くのですが、

だからって袴をつけるワケでもなく、
帯をしめるワケでもなく、

つんつるてんの浴衣に、ジャージに、ジャズシューズ!

そう、これぞ稽古場の姿なのです(笑)


    <つづく>





 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「見よ」ウラ話&ウラ写真(その5) ぞうり事件がまだ続く(^_^;)

2018-03-18 21:31:26 | 舞台・ウラ話

ぞうり破壊事件のおかげで、稽古は完全に中断。

でも、みんなに手早く片づけてもらい、
あらためてムートンブーツ(中は足袋)を履いて、稽古再開。


これ、事件の前と後ですね。


足元を見るとよくわかる。


だけど、いくら稽古再開といっても、
こんな騒ぎの後で、緊張感のあるシーンって・・・。

いや、延ぶ役のはるかぜちゃんは、きちんと、
「先生!」
と呼びかけてくれたんですが、

・・・私が答えられない
声を出すと吹き出しそうで。

それを必死でこらえて、
「はい」
・・・と言ったものの、笑いをこらえているのはバレバレ(笑)


そこからはもう、もう、もう(T_T)

だって、その前に、

私がぞうりからポロポロと「何か」をこぼしながら、
思いっきり真剣に歩いていくのを、

みんなは真後ろで、
しっかり目撃しちゃってるんですよね。

その衝撃が消えないままに、この深刻なシーンって。
そりゃぁ、無理でしょう。


しかし、芝居というものは、
演出家がストップをかけるまでは、
役者が勝手に止めてはいけないんです。

だから、みんなフルフルしながら、
とにかく、がんばって超深刻なシーンを終えました。


もう、ほんっとにごめんね~

あ、でも、そういえば・・・、
このぞうり、
昔、安達先生の衣裳用に買ったんだっけ。

安物が古くなったら、そりゃぁ崩壊もするでしょう。

でも、私にとっては、それだけじゃない気がしたんです。

これもまた、自分の中の安達先生と、
決別するためだったんじゃないかな、って。


こんなアホな騒ぎを、勝手な感傷に切り替えて、
ちょっとヒロインチックな気分で家に帰り、


  靴を脱いだら・・・、






 靴下に穴!





ははは。

感傷はあっけなく吹き飛びました、とさ。


ま、いろいろと決別する日だったんだね(笑)


    <つづく>




 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「見よ」ウラ話&ウラ写真(その4) なぜか、ぞうり事件

2018-03-17 23:51:19 | 舞台・ウラ話

ぞうりを履こうにも、ぞうりがなかった・・・。

そうなんです。
私のぞうり、ある日の稽古で、
えりゃぁことになってしまったんです。


舞台をご覧下さった方、
こういうシーンを覚えておられるでしょうか?

順吉が婦美の髪にかんざしを挿したところを目撃され、
怒った菅沼先生が婦美を連れていく・・・。
ストライキのきっかけとなった事件です。

菅沼(私)が怒りをぐっと抑えながら、
婦美をしたがえ、カッカッカッカと進んでいくと、
「先生!」と、延ぶが後ろから呼びかけます。

「はい」 と振り向きもせず答える菅沼。
全体が静かな緊張感に包まれていきます。


その、カッカッカッカと歩いていったとき。

だんだん左足が、
頼りなーい感じになってきたのです。

  ん??
   どうした?


・・・と、後ろで、

「うわー!」
「ひゃっひゃっひゃっ」という、
このシーンにあるまじき笑い声が・・・。

  え?
   と振り向くと・・・、


カッカッカッカと、私が、

すごい勢いで歩いてきた、その道に、

白っぽい細かいカケラが、ポロッ、ポロッ。

私の足跡のように、一直線に、ポロッ、ポロッ。

見事に線になって続いているではありませんか!


なんと私、勢いよく歩きすぎたために、
ぞうりの底が半分割れて、

そのカケラを、まき散らしていたんです。


菅沼先生が、なんか、ゴミみたいなものを落としながら、

それでも思いっきり真剣に歩いていくのを、
みんなは真後ろで見ていたワケで、

 そりゃぁ笑うわ


当然、稽古は中断。

「菅沼先生、クマさんになった~~」
と大笑いしながら、
廣瀬響乃ちゃんが、すぐに掃除機を持ってきて、

みんなで手分けして、
散らかった破片を片づけてくれて・・・。


「ごめんごめん、私がやるから!」
「いやいや、もういいですから」

「いや、やらせてよ。さすがに申し訳ない」
「というか、まずそのぞうりを脱いでもらった方が・・・」

「え?」
「動くと、せっかく掃除したところに、また散らかるので・・・」

「あ~~~、重ねてゴメン


「菅沼先生、帰り道を間違えないように落としたんだ」

と誰かが言ったけど、
それって、私には笑えないネタだったりして


    <つづく>





 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時節柄

2018-03-17 17:42:54 | 暮らし・花・趣味

駅や電車で、えんじ色のはかまを見かけると、
今でもあっと思ってしまう。

もうひと月も過ぎたのに。


多分あの「見よ」は、
忘れられない公演になるんだろうな。

というか、
ウラ話はまだ始まったばっかりだし💦

いつまで引っ張るんだろうなぁ(何故か人ごと・・・)



 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「見よ」ウラ話&ウラ写真(その3) こういう芝居の稽古着は

2018-03-16 22:04:01 | 舞台・ウラ話

今回のように、
いわゆる時代劇の着物でもなければ、
現代劇の着物でもなく、

「明治時代」という、
ちょっと特殊な衣裳の場合、

衣裳が完全に揃うのには、かなり時間がかかります。
たいがい、ラストスパートである通し稽古
(本番のように通してやってみる稽古)
に、やっと間に合う感じでしょうか。


立ち稽古のときは、
どちらにせよ衣裳はつけませんが、

このような時代の話だけに、
舞台の稽古着の定番であるジャージは少なくて、
みんな、てんでにいろんな格好をしています。


ただ、着物そのものは慣れも必要なので、
着物慣れしていない人は、
できるだけ浴衣を着て稽古をしています。

そして、ミョーに不自然なロングスカートが2人。
これは何かと言うと、袴を想定しているんですね。

衣裳は袴なので、
ロングスカートで足さばきに慣れておこう、という作戦。
みんないろいろ考えています。

  で、そんな中で、私は・・・、

    魚屋さんかいっ!


いや、あのね この日雪だったんですよ。
あの、大雪の翌日!

みんな雪の中を、
着物やら何やら、稽古着を持ってきてるのに、
(ちなみにはるかぜちゃんが私服なのは、
仕事から駆けつけて着替える時間がなかったから)

オバさんは稽古着はおろか、
ぞうりすら持ってこずに、
雪の中を歩いてきたブーツのまんま・・・。

だって、大荷物を抱えて、雪で転んだら、
その方が大変だから。
・・・って、昔はこんな手抜きはしなかったんだけどなぁ


しかしあらためて見ると、悪目立ち感、ハンパないですね。
せめて、靴だけは替えるべきだった・・・。
反省・・・。


あ、でも、このとき、私、

・・・ぞうり、なかったんだ

  あ~~~!

    そうだった~~!

      そうだった~~!


私のぞうり、この数日前の稽古で、
えりゃぁことになってたんです!


    <つづく>





・・・・・お願い・・・・・

実は、このところランキングが下がっております。
もしよろしければ、ポチっとお願いできれば、ありがたいのですが・・・。
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

   

 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参加中。よかったらクリックを!

人気ブログランキングへ