ちょっと脱線しましたが、今日はまた戻って、
「髪」の男性編。
・・・なんですが、
女の目から見ると、本当に不思議なんですよね。
どうして男性って、
あんなに髪のことを気にするんでしょうねぇ。
ちょっと薄いとか、禿げてるとか、
あんまり女性は気にしないんですけどね(笑)
ま、それはともかく、
やっぱり男性の深刻さは、女性の比じゃないようで、
とてもじゃないが笑ってられるか!
・・・状態な方もいたようです。
(誰が、といった、これ以上の詳細は申しません)
女性の日本髪ほどハードじゃないとはいえ、
かなり髪に負担になりますし、
ガンガン引っ張るので、抜けますしね。
でも、やるっきゃない!
ということで・・・、
楽屋には、チョンマゲがずらり。
普通のチョンマゲ(左)とポニーテール型(右)と、
役によって分かれてました。
チョンマゲは、頭に乗っけてガッツリ止めるため、
マゲは安定しやすいのですが、
後ろの髪を、それっぽく止めるのが難しく、
ハードワックスとスプレーでガンガンに固めてから、
ダッカールというクリップのでかいヤツをたくさん使って、
髪が落ち着くまで留めておきます。
これをギリギリまで留めてキープしておくのですが、
あんまり忙しかったりすると・・・、
オープニングのアンサンブルで立ち回りをすませ、
速攻、本役(本当の自分の役)の新三郎になるべく、
走って楽屋に戻ってきたアルフさんが、
自分の髪を手で触って、
「あーーーっ、ダッカール付けたままだったーーっ」
ってこともありました。
一方、半次郎や白井がやっていたポニーテール型。
これは落っこちやすいんですよね。
みんな、それなりに髪を伸ばしていたんですが、
それでも男性の髪はやっぱり短くて、
ブタのしっぽ程度のところに、
かなり重みのある髪をくっつけなきゃいけない。
初日では、
立ち回りで半次郎の髪が落ちるというハプニングも。
そんなこともあって、
もう、見ててこわいほど、ギッチギチに留めていました。
明治に入ると、それをまた、ザンギリにするために、
大急ぎで、引きちぎるようにバラさなきゃならない、
髪には過酷な日々だったのでゴザイマス。
そんな中で唯一、涼しい顔だったのが、
またまた登場の、斎藤一。
もちろん本当はチョンマゲが必要だったんですが、
彼は2月の「将門」で坊主にしてるんですよね。
「おい、もっと伸ばせ」
「んな無茶な!」
みたいな会話もありましたが、
結局、かぶり物でゴマかすことに。
斎藤一はよく登場しましたけど、
どんな頭だったか、記憶ないでしょう?
ホントはコレなんですが、
んで、それが、コレだったり、
コレになったり。
彼以外は全員、先に髪を作るので、
ストレッチも思うようにできないんです。
そんな中で1人、
「ひゃっほう」と、でんぐり返りをしたりして、
みんなの「こんにゃろ~」という視線を、
集中して浴びておりました。
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