望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話・劇場編・だーれかさんと、だーれかさんが、駐~車場~♪

2013-09-27 01:01:47 | 舞台・ウラ話

12月の一連のウラ話にも書きましたが、
KASSAIという劇場は、
2階の楽屋から1階の舞台へ下りる階段が、
なんと、外階段なんですね。

こういう感じ。


なので、
一番困るのが、横なぐりの雨のとき。
これは、ゴミ袋なんかをかぶって、
衣裳をガードして下りていきます。


そして、次に気になるのが、
外部の人の目。

今回は、
突拍子もない衣裳はありませんでしたが、
芝居によっては、
マトモじゃない衣裳もありますし、

できることなら、
一般の常識人には見られたくない


でも、ありがたいことに、下はこういう所。


その上、

とにかく、この駐車場、
人がいるのを見たことがない。

よほど使わない車を置いてるんだろうか、
と、それはそれで、
また、気になったりしてましたが、

それだけ人けのない駐車場なんです。



   ・・・なもので、




私がまだ楽屋で待っているとき、
出番を終えたイールスの面々が、
苦笑いしながら、楽屋に上がってきました。

「そうだよな~。
 まさか、この階段から、
 人が来るなんて思わないよな~」

「だけど、くっ、くっ、くっ」


「ねぇねぇ、どうしたのよ」

「いや、楽屋に戻ろうとしたら、
 いたんですよ」

「なにが?」

「駐車場の影に」

「だから、何がっ?」

「カップルが。
 それも、キスシーンの真っ最中!」

「ありゃぁ(笑) で、どうしたの?」

「でも、こっちも、
 上がらないワケにいかないから、
 チラ見しながら上がってきました(笑)」


「今度、降りるときに、
 まだ、いたらイヤだよな」

「いないよ~、絶対に。
 今頃、もう場所変えてるよ」

「しかし、まさか、こんな所から、
 人が現れると思わなかったんだろうな~」



たしかに・・・。

楽屋との階段は、
どこから見ても非常階段。

その上、広い駐車場の奥の奥。


だから、階段の下に、
入りこむようにしていたら、
まず、どこからも発見されません。


 ・・・なんだけど、


   なんだけどね~。


その奥にあったんですよね~。



  <楽屋へのドアが> 




これが、1階の舞台裏のドアを開けたところ。

左下にドアノブを握っている私の手が写ってますが、

こうやって開けて、
緑の矢印の駐車場の方向にまわり込んで、
外階段を上がっていきます。


その「まわり込んだところ」で、
ラブシーンが展開されていた模様。
完全に鉢合わせです



しかし、びっくりしたでしょうね。

突然、目の前に、
野球のユニフォームの一団が現れたんだから。


だけど、公演の時期は、連日の猛暑日。

35度、36度が当たり前だったところに、
場所はコンクリートの駐車場。

階段の影といっても、
40度近い暑さだったと思います。


よくもまぁ、その暑い中で、
そんな暑苦しことを、と思うのは、
オバサンの証拠なのでしょうが、

そのまま夢中でキスシーンを展開してたら、
熱中症で倒れてたかもしれません。

それも、階段裏の見えにくい場所。
楽屋でもなかったら、通る人もなく、
ヘタすりゃ命にかかわります。

そのカップル、彼らに見つかって、
命拾いしたのかもしれません。


あ、もちろん、次に私が降りたときには、
カップルの影も形もありませんでしたけどね 






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