望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

『ギンノキヲク』ウラ話&ウラ写真・その14・楽屋にいなかった人たち

2018-11-09 11:06:59 | 舞台・ウラ話

楽屋に入って、自分のスペースを確保して・・・、
というバタバタの中で、
実は私、最後まで気づきませんでした。

この楽屋の中に、メインの、
つまり幹部クラスの劇団員さんが、
誰もいなかったことを・・・。

いや、それどころか、主宰もいなかった。


つまり、どう考えても51人は楽屋に入らない。
それならば、ということで、
主宰と、劇団の中心メンバーだけが、
楽屋から出てくれたらしい。


そりゃ男性は、老人役以外なら、
鏡は大して必要ないかもしれませんが、

荷物だって置きたいだろうし、
公演中に居場所がないって、本当につらいのに・・・。

それも、さりげなく、
上の人たちだけが出てくれたなんて。


他にも、楽屋の中で、
自分の椅子がない劇団員さんもいました。

「そこでいいの?」と床に座っている人に聞くと、
「あ~、こっちの方が落ち着くので」と。


こういう心遣いを見ると、
この劇団さんの底力がわかる気がします。

特にラビット番長さんは、
スタッフさんのホスピタリティが、
素晴らしいことに定評がある。

これって、すべてにつながることなんですよね。


ココだけの話ですが。
(公表しておいて、ココだけもないけど・笑)

劇団員の人たちが、きちんと仕事ができて、
本当によく頑張る劇団さんって、多くはないけど存在します。

このラビット番長さんもそうだし、
他にもいくつか、知っています。


その一方、劇団員が、まるで戦力にならなかったり、
かと思うと、すぐ辞めてしまったり、
やる気がなかったり、
という劇団さんも、それなりの数、存在します。


で、この違いは何かというと、
主宰の力なんですね。

作品を生み出す作家力&演出力、
そして、人間としての魅力。

戦国武将と同じですよね。
いや、会社だって、学校だって、どこだって一緒。


その人に惚れて、
この人のために頑張ろう、この人と一緒に芝居をしたい、
と思える主宰の劇団は、

劇団員も増えるし、みんな辞めない。
だから、仕事もできるようになる。


出来が悪いとか、働かないとか、すぐ辞めるとか、
主宰が劇団員のことを嘆いている劇団もありますが、

 それにはそれなりのワケがあるんだよ、主宰さん。


そんなに世の中、不公平じゃありません。

 ・・・などと、勢いで語ってしまった


あ、何も写真がないのは寂しいので、1枚。


ババァの皆さま、お休み中。
彼女たちも猛烈に忙しかったのです。


   <つづく>







ブログランキング参加中
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ギンノキヲク』ウラ話&ウ... | トップ | 『ギンノキヲク』ウラ話&ウ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

舞台・ウラ話」カテゴリの最新記事