望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

「望子」がいた!

2024-03-13 22:13:04 | 暮らし・花・趣味


普通の名前をお持ちの方は、お分かりにならないでしょうが、

「個性的でいいじゃない」などと褒められたところで、

変わった名前の苦労っていうのは、それはそれはあるもので。


まず読んでもらえない。
「ええと、〈のぞみこ〉さん? まさか〈もちこ〉じゃないですよね?」
このあとで「いえ、その〈もちこ〉です」という時の気まずさときたら


次に、電話で名前を言っても1回では聞き取ってもらえない。
まじーめに「餅子様」と書かれたこともある。


そして小さい頃は、ヘンな名前でからかわれ、
大人になってからも、ビミョーなリアクションに傷つくことがある。


だからこそ、同じ名前がいたりするととてもうれしいのです!

そして今日、こんな記事を発見したのです!

わざわざルビがふってあるけど

江国香織さんの小説の中に登場しているのです!

 


これまで「望子」といえば、


なぜかもう1字足した名前の女優さんとか、



同じ名前でも読み方は「まちこ」さんとか、



トドメは、中国のデカい豆!




以前、舞台では「望子」という役名が登場したことがあって、
「僕は望子を愛しています!」なんて台詞に、
恥ずかしさに客席で身悶えたことがありましたが、

→ 私の名前がスズナリで呼ばれてます!

これは私をご存じの作・演出家さんの作品なので、
今回の小説のように無から生まれたものではありません。

 

なのですが、

実は江國香織さんのお父様の江國滋氏は父の友人で、
私の結婚式にもご列席頂いた方。

だからってお嬢さんの香織さんはご存じないでしょうから、

多分「望子」は偶然の産物なんでしょう。

 

星の数ほどある小説の、たった一つに登場した「望子」。

そこに、

もう50年以上前の親同士の縁が、ふっとつながった。

 

望子を見つけたうれしさと共に、

こんなご縁の味わいに、ちょっとほっこりとしています。

 


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