今月から、また、学生たちの落語稽古開始。
今月末が本番なので、
また扇子と手ぬぐいを出してきて、
せっせと母校に通っています。
こないだ新入生で入ってきたと思ってた子が、
もう部長になって、バリバリ采配ふるっていたりすると、
もう、感慨もひとしおなのですが、
そうやって、
おおっ、上手くなってきた、と喜び、
着物もきれいに着こなせるようになった、
と安心したところで、
あっけなく、就活。
・・・そして卒業。
といっても、ここで、
「就職せずにプロになります!」
とか言われた日にゃ、親御さんに顔向けできません。
実際、何人もがお笑いの世界に行ったけど、
今はどうなっているのやら。
「事務所に入って女優になります」なんて子もいて、
ばかもん!
「寿限無」もマトモにできない奴が、簡単に女優なんて言うな!
と言いたかったけど、さすがに言えず・・・。
あの子はどうしているだろう。
しかし、面白い現象があって、
本当に上手い子や、センスのある子は、
ちゃんと就職するんです。
で、かえって、
えっ?あの子が? みたいな子が、
就職もせずにヤクザな世界に行ってしまう。
すべては、自分を冷静に見られるか否か、
ということなのかもしれません。
でもね、
本当に、真っ当に就職してほしい。
とりあえず、マトモな道に進んでほしい。
彼らを見ながら、いつもそれを思います。
やっぱり、まずはカタギになろうよ、と。
うん。
この私が言っても、説得力は皆無だけど
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そういう子がいるんですね、今は。
その子も、形の上では自分の後輩だから、
悪くは言いたくはないけれど・・・・。
一言、聞きたいです。
「覚悟はあるのか?」と。
覚悟があるような子はやらない、
という・・・わかりますよね?
ほとんどがお笑いの養成所に通って、
なんかそのままズルズルなんですが、
噺家に弟子入りしたのもいるんですよ。
数年でばっくれて、師匠にさんざん迷惑かけて。
いやもうホントに、言ってやりたいことは山ほどあります。
私の世代は、学校は違えど、仲間が2人もプロになって有名になってますが、
2人がプロへの階段を上がりかけたときを見てきた者として、
もう何とも歯がゆいというかなんというか(ーー;)