『ギンノキヲク』名物、カーテンの開け閉め!
自分の芝居もしながら、
あれだけの回数、カーテンの開け閉めをする・・・。
それも、間違いなく、間を外さず、
テンポよくやらねばならない。
もう、本当に、こんなに過酷な仕事は、
ないんじゃないかと思います。
だって、ひとつ間違えたら、
その公演が全部、ぶち壊しになるんです。
「あ~、あそこの台詞、間違えた~」
なんてレベルじゃないんです。
そのプレッシャーたるや、いかばかりか・・・、
と思っていたら、
ラビット番長さんの劇団員は、みーんな経験者なんだとか。
もう、ここの劇団員さんって、本当に信じられん!
しかし今回は、客演の3人が担当することになりました。
その白羽の矢が立ったのが、
加藤(若手ヘルパー)役のけんけん君、
神田(利用者)役の織田彩耶子ちゃん、
古賀(神田さん専用ヘルパー)役の日下湖希ちゃん、
それぞれ、My段取り表を、肌身離さず持っています。
そりゃ、これだけの数の開け閉めを、
記憶だけに頼るなんて危険なこと、できませんから。
けんけんは単語カードという技を編み出しました。
芝居で単語カードを使った役者さんって、
初めてじゃないだろうか(笑)
あとの2人の紙も初日でヨレヨレ。
その苦労がしのばれます。
そして、舞台上で可視化するということは、
ただ、無意味にカーテンを開けるのではダメなんですよね。
例えば、
掃除しながらカーテンを開ける、
神田さんを追いかけながらカーテンを閉める、
荷物を向こうへ持って行くついでに、カーテンを開ける。
・・・そんな理由を、開け閉めの回数分だけ考えなければいけない。
自分の本来の出番の隙間を縫って、
誰がいつ、どこで、どうやって開けるか、
それをずっと打ち合わせをしていました。
しかし、
こういうカーテン(幕)ものの本当の怖さは、
実は、別の所にあって・・・。
自分たちは間違わなくても、結構な確率で、
こういうことがおこるんです。
<セットが壊れる!>
<つづく>
ブログランキング参加中
人気ブログランキング
よろしければ、クリックを
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます