望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

『ギンノキヲク』ウラ話&ウラ写真・その10・カーテンズ!

2018-11-05 11:15:25 | 舞台・ウラ話

『ギンノキヲク』名物、カーテンの開け閉め!

自分の芝居もしながら、
あれだけの回数、カーテンの開け閉めをする・・・。

それも、間違いなく、間を外さず、
テンポよくやらねばならない。


もう、本当に、こんなに過酷な仕事は、
ないんじゃないかと思います。

だって、ひとつ間違えたら、
その公演が全部、ぶち壊しになるんです。

「あ~、あそこの台詞、間違えた~」
 なんてレベルじゃないんです。

  そのプレッシャーたるや、いかばかりか・・・、

と思っていたら、

ラビット番長さんの劇団員は、みーんな経験者なんだとか。
もう、ここの劇団員さんって、本当に信じられん!


しかし今回は、客演の3人が担当することになりました。

その白羽の矢が立ったのが、

加藤(若手ヘルパー)役のけんけん君、


神田(利用者)役の織田彩耶子ちゃん、


古賀(神田さん専用ヘルパー)役の日下湖希ちゃん、


それぞれ、My段取り表を、肌身離さず持っています。

そりゃ、これだけの数の開け閉めを、
記憶だけに頼るなんて危険なこと、できませんから。

けんけんは単語カードという技を編み出しました。
芝居で単語カードを使った役者さんって、
初めてじゃないだろうか(笑)

あとの2人の紙も初日でヨレヨレ。
その苦労がしのばれます。


そして、舞台上で可視化するということは、
ただ、無意味にカーテンを開けるのではダメなんですよね。

例えば、

 掃除しながらカーテンを開ける、
 神田さんを追いかけながらカーテンを閉める、
 荷物を向こうへ持って行くついでに、カーテンを開ける。

・・・そんな理由を、開け閉めの回数分だけ考えなければいけない。


自分の本来の出番の隙間を縫って、
誰がいつ、どこで、どうやって開けるか、
それをずっと打ち合わせをしていました。



しかし、
こういうカーテン(幕)ものの本当の怖さは、
実は、別の所にあって・・・。


自分たちは間違わなくても、結構な確率で、
こういうことがおこるんです。


  <セットが壊れる!>


    <つづく>







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