昨日は読み合わせの写真を出したので、
今日はその後の立ち稽古を。
とりあえずの代用品。
牧野新三郎(アルフさん)と朋江(みらいちゃん)、
2人が最初に登場するシーンです。
アルフさんが手に持っている旗みたいなもの、
何かわかります?
これ、提灯の代わりなんです。
たしか、ファイルを微妙なバランスで伸ばして使っていたような(笑)
でも小道具って、何でもいいから持っておかないと、
動きが変わっちゃうんですね。
代用品小道具の話は、
やはり去年の「劇」小公演のウラ話に書いているので、
よかったら、併せてお読みください。
しかし、この2人が初めて立ち稽古で登場したときには、
なんだか「ほ~~」っと見とれちゃいました。
美男美女の夫婦は、やっぱりサマになりますね。
人の稽古を見る。
自分のシーンも気になるものの、
人のシーンがどう作られていくか、
これも目が離せません。
ストーリーが二次元から三次元へ動き出すと、
また全然違うものが見えてくるからです。
台本を読みながら、自分でイメージを作っていたシーンが、
演出家のイメージで現実に現れます。
あ~、そういう作り方だったのね~。
あ~、そういう演出がなされるんだ~。
・・・これはエキサイティングです。
なんて、ちょっと立派なこと書いてますが、
要するに面白いんですね。
自分に関係ないし(笑)
演出!
もちろん、ずっと演出してこその稽古なんですが、
具体的に演出家が動いて見せることも、よくあります。
「ここで、こういう心理だから、こう動くだろ?」
「相手がこう来たら、どうリアクションする?」
というように、細やかに説明しながら、
納得させて、やってみせて、やらせてみせる。
特に若手に演出をつける場合は、これが繰り返されます。
こちらの主宰の佐藤さんは、絶対に怒鳴らないし、
まず怒ることもない、という、希有な演出家。
どんだけ我慢強いんだろうと感心しますが、
ホントはね、怒鳴り散らして役者を委縮させたら、いい芝居はできないんです。
だから、芝居を良くしようとしたら、委縮させちゃいけない。
でも、それでも、怒りたくなる気持ちもよーくわかる。
ほんに、佐藤さんの我慢強さは国宝級。
居心地いいワケなんですよね
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