望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ写真・・・引き続き、稽古場の日々

2011-05-12 16:30:56 | 舞台・ウラ話
 
昨日は読み合わせの写真を出したので、
今日はその後の立ち稽古を。


とりあえずの代用品。

牧野新三郎(アルフさん)と朋江(みらいちゃん)、
2人が最初に登場するシーンです。

アルフさんが手に持っている旗みたいなもの、
何かわかります?

これ、提灯の代わりなんです。
たしか、ファイルを微妙なバランスで伸ばして使っていたような(笑)

でも小道具って、何でもいいから持っておかないと、
動きが変わっちゃうんですね。

代用品小道具の話は、
やはり去年の「劇」小公演のウラ話に書いているので、
よかったら、併せてお読みください。

しかし、この2人が初めて立ち稽古で登場したときには、
なんだか「ほ~~」っと見とれちゃいました。
美男美女の夫婦は、やっぱりサマになりますね。




人の稽古を見る。

自分のシーンも気になるものの、
人のシーンがどう作られていくか、
これも目が離せません。

ストーリーが二次元から三次元へ動き出すと、
また全然違うものが見えてくるからです。

台本を読みながら、自分でイメージを作っていたシーンが、
演出家のイメージで現実に現れます。

あ~、そういう作り方だったのね~。
あ~、そういう演出がなされるんだ~。
・・・これはエキサイティングです。

なんて、ちょっと立派なこと書いてますが、
要するに面白いんですね。
自分に関係ないし(笑)



演出!

もちろん、ずっと演出してこその稽古なんですが、
具体的に演出家が動いて見せることも、よくあります。

「ここで、こういう心理だから、こう動くだろ?」
「相手がこう来たら、どうリアクションする?」

というように、細やかに説明しながら、
納得させて、やってみせて、やらせてみせる。

特に若手に演出をつける場合は、これが繰り返されます。

こちらの主宰の佐藤さんは、絶対に怒鳴らないし、
まず怒ることもない、という、希有な演出家。

どんだけ我慢強いんだろうと感心しますが、
ホントはね、怒鳴り散らして役者を委縮させたら、いい芝居はできないんです。

だから、芝居を良くしようとしたら、委縮させちゃいけない。

でも、それでも、怒りたくなる気持ちもよーくわかる。

ほんに、佐藤さんの我慢強さは国宝級。
居心地いいワケなんですよね 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さぁて、ウラ話の前にウラ写... | トップ | ウラ写真・稽古場の日々・・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

舞台・ウラ話」カテゴリの最新記事