昨日「次から舞台裏を」と書きつつ、
まずは、舞台表のご案内からまいります
舞台上から見たセットでございま~す。
とにかく物が少ないんですよね。
ソファーセットと茶箪笥と神棚だけ。
神棚だって究極にシンプル。
ただし、この茶箪笥の中にはいろいろ入っていました。
ハーブティーはちゃんとカモミール茶を淹れてましたから。
あ、もちろん、そんな必要はないんです。
普通のティーバッグでもわかりません。
でもそこは、劇団さんのこだわりなんでしょうね。
そういえば、
初演の時は「掛川の深蒸し茶」まで淹れましたから。
そのおかげで、さんざん苦労した人 ↓↓↓
とにかく全部合わせて、初演の時は25杯出してた、
と数えた記録がありましたが、
今回も大体そのぐらいだと思います。
だから、中はお湯のみでいっぱい。
茶たくをぶちまけたら、とか、お湯のみをひっくり返したら、とか、
由紀は最後の最後まで、
その恐怖との戦いでもあったと思います。
私も、お茶をひっくり返した場合のシミュレーションを、
何パターンも考えていました。
(使うことがなくてほんっとによかった)
右側に洗い桶みたいなものがあるのは、
使い終わったお湯のみをポンポン入れておくもの。
このあたりは暗転中に、
久米田先生や雅春君が中心になって、
こっそり片付けてくれていました。
お供えも毎回なくなってましたよね。
お客様に出したお湯のみも、
明るい時に由紀が片付ける以外は、暗転で消えていたはず。
これも主にシングルキャストの2人がやってくれていました。
そうなんです。
小劇場は人手が少ないから、
裏へ回れば全員「裏方」。
特に若手の男子は、
舞台作り(タタキ)に始まって、最後の撤収(バラシ)まで、
公演中もずっと、裏方仕事が続きます。
これは小屋入り初日。
お休みをいただいている女子たちに、
「頑張ってるよー」と
進捗状況の報告とともに送ってくれた写真。
あれれ、若手とは言い難い?如月せいいちろーさんまでいる!
こういうセットも、
プロのスタッフさんと、お手伝いのキャストとの
共同作業で立ち上がっていくのです。
みんな、ありがとう!!
そして、裏から見た茶箪笥、
・・・って、こんな写真いるか?
って思うでしょ?
それがね、ここには深い意味があるんです。
<つづく>