今朝、たまたまつけたTVで、
故・蟹江敬三さんのスピーチの映像を流していました。
2年前のゴールデングローリー賞受賞のときのスピーチ。
(こんな賞の存在すら、知らなかったけど)
「10年先になるか、20年先になるか、わかりませんが、
ちゃんとした老人を演じられるようになるまで、
頑張りたいと思います」
うううわぁぁぁぁ、かっこよか~~~
こういう名優が語るから、サマになるんだよなぁ。
蟹江さんのような名優と、我が身を、
比べることすら、おこがましいのは承知の上、
でも、ガツンときました。
蟹江さんよりは、かなり年下の私が、
このところ、
(私、こんなこと、いつまでやってるんだろう)
と、ふと思うことがあるもので。
好きだという、そのことに嘘はないけれど、
本当に、これでいいんだろうか・・・って。
そんな中で、聞いた、蟹江さんの言葉。
いろいろと、考えるところがありました。
それも、
たまたま、
昨日、ちょっとそんなことを考えて、
たまたま、
今朝、いつもはつけないTVをつけて、
たまたま、
蟹江さんのスピーチをやっていて、
・・・この言葉と出会った・・・
これは、きっと、何かがあるんだろう、と。
その程度のへっぽこ役者のお前が、
何をエラそうに言ってるんだよ。
まだまだ修行だろ?
人に文句を言う前に、
自分をもっと磨かなきゃダメだろ?
そんなことを言われている気がしました。
うーーーむ。
私も・・・、もうちょっと、頑張るか。
自分が置かれた、この場で、
自分のすべてを使い尽くして、
いいものを、作っていく。
こんな作業を、もうしばらく、
真摯に頑張ってみるか。
「ちゃんとした老人の役」は、
死ぬまでできないかもしれないけど、
もうちょっと、もうちょっと、
こんなへっぽこ役者も頑張っていきたいと思います。
なんだかね、
大好きだった役者さんに、活を入れてもらえたな、って、
そんな気がします。
蟹江さん、ありがとうございました。
合掌
東京ストーリテラー・4月公演
「凛として」
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