望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

うぐぐぐぐぅぅぅぅ

2009-09-06 01:45:02 | 演劇・舞台・小劇場
最初にひとつ、自慢させてください。

今回の私の役。
古今東西の「名女優」とうたわれた人たちが、
こぞって演じてきた役なんです。

それだけの、難役、大役に、
私ごときが挑戦できるって、
役者冥利に尽きます 

だから苦しむのは当たり前。

なんですが・・・、

ただ・・・、

今、苦しんでいるのは、
役作りではなく、
もっとずーーーーーーーーーっと、
低レベルの話でして・・・


 
大変なのはわかっていたので、
早めにかなり台詞は覚えていたんですが、

スピードが

スピードが

ぜーんぜん足りません。


早口言葉。立て板に水。機関銃。

そして、究極の活舌(かつぜつ)。

ここまでいかねば、
シェイクスピアの台詞とは言えないのです。

なもので、
死に物狂いで喋ると、
   ・
   ・
   ・
   ・
かむは、かむは・・・


たとえば・・・


「さ、お役人さん、その金細工師に会わせて下さい。
 事の真相をはっきりつきとめなければ」
 
「その金細工師に会わせて下さい」が言えて、
「ほ~~、言えた」と一瞬安心した途端、

「事の真相をはっきり ツキコケカケエバ!」

お、お、お、お、お
・・・コケかけてどうするのじゃ


「だれかが告訴したの?」

簡単そうでしょ?
でもね、口を大きく動かして、言ってみて!

「だれかがコクコクコク・・・ん?」
「だれかがコクぐぐうううぅぅ」
「だれかがコクコグういっギク」

どうすりゃ、こんな言葉が出てくるんじゃ 

これを2回くらい続けると、
稽古場で、喜劇とは違う笑いが取れます。
はあ~~~ 


「心の乱れが写し出されていたの?」

フツー、言わないでしょ、こんな言葉。
でもそれを言うのがシェイクスピアなんですね。

だから頑張って言うものの、

「心の乱れがうにょうにょうにょ」

確かに乱れてる感じは出てるけど・・・


はぁ~~~~~。

でも、頑張りますとも!
もっとレベルの高い悩みになるように。


でも、カミカミ台詞、これどころじゃないんです

きっと第2弾も書くんだろうな~~~。

大丈夫なのかぁ? 私?
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