等身大のシェイクスピア

あんなに緊張していた稽古場も、少しずつ楽になり、
カンパニーもみんな、だんだんまとまってきました。

不要な緊張から
　　　必要なテンションへ。

・・・うまく移りつつ、ある、かな？
って状況です。

主役の王様は、
かなり「どーしようもないオヤジ」です。

演出としては、いわゆる「シェイクスピアァァァァ」な、
大仰な芝居ではなく、

いくら王様であっても、
家庭の中では、ただの夫でもあり、
煩悩にもさいなまれる、
普通の男として描きたいのだそうです　

これ、すごくありがたいんですよね。

基本的にリアルな芝居を求めてきた人間なので、
リアルさに感情が引っかかると、
とってもやりやすいんです。
（とってもわかりにくい表現ですが）

そうなんですよね～。

どんな時代であっても、どんな階級であっても、
所詮、人間のやることなんて、似たり寄ったり。

そこが人間のかわいいところなんですよね　

あ、でも私の役は・・・、
また、コワさの方が強いかなぁ？

本当に最近、コワイおばさん風の役が多いなぁ・・・
（ひとりごと＆グチ＆？？？）

でも、シェイクスピアを読み込んでいくうちに、
やっとわかってきたんです。

シェイクスピアって、
難しい顔して、肩肘張って、
観るものでも、演じるものでもない、って　

等身大にやればやるほど、
事の本質に近づく、ってこともありますしね。

はい　面白くなると思います　

ぜひぜひ、お楽しみに　

ちなみに、写真は私の稽古用グッズ
台本、シャーペン、髪止めゴム、付箋、
ノドの薬、アメなどお菓子（出番のないときにそっと食べる）