御坂町に行き、殖菌体験をしてきました。
お誘いいただいた団体さんは、これから里山の保全活動などを主体に活動をしていきたいとのことです。
塾長のFさんは、木工で素敵な作品を作ったり、講座を開いて人に教えたりしている方です。
今日は、その里山から切り出した楢の原木を使っての殖菌です。
たくさんの方が参加されていました。^^
実は、羊飼い、以前に勤務していた施設で、シイタケの栽培も手伝っていました。久しぶりにシイタケの原木を見るので、なんか懐かしかったです。
とにかく、シイタケのことなら、ある程度は知識があります。
まず最初にNPO法人応用きのこ総合研究所の理事長の中村先生から、キノコについての講義を受けました。
いろいろとキノコの研究や普及活動に努められている教授とのことです。
ま、この講座は、一緒に行った息子羊はかなり参っておりました。子どもには興味ないですしね。
さて、いよいよ殖菌です。今回は初めてみる菌でした。
まず、男性陣が原木にどんどん穴をあけていきます。シイタケの菌は繊維方向に伸びていくので、穴の間隔は縦に長く、横に狭く、千鳥状だそうです。
さて、菌はこのように、ケースに入っています。
その横にあるのがドリルで穴をあけた原木です。
プラスチックの下から菌を押し出すようにして取り出します。
取り出した菌です。
大きさはこんな感じです。
菌が固められている上に、ふたがついています。
これを直接原木に手で埋め込めばいいとのこと。
おがくずの菌や、トンカチでトントンと違って楽だなぁと思いました。
が、しかし、押し込み方が良くないと、上の白いフタ部分が取れてしまったり、それはそれで難しそうです。
とにかく、おがくずの菌と、弾になっている菌の中間のような感じ。シイタケが出来やすく、植えやすい、両方のいいところをとったようなものですね。
さて、女性が菌を植えていきます。
みなさん手際良い。さすが主婦~
どんどん出来あがっています。
この殖菌の完成した原木は、一人2本づついただけるとのこと
自分で植えたのを大切に持ち帰る方や、大きい原木を選んで帰る方や、いろいろです。
さて、持ち帰ってからの世話ですが、6月の梅雨時までは、保湿・保温が大切です。
ビニールや段ボールに包み、水やりを行い、一カ月間隔で天地返しなども行います。
2本だけなので、うまく育てないと、出てこないかも・・・
息子羊は、講義が終わるとともに、車に消え・・・そして終わったころに現れました。
どうやら、まったく興味がなかったようです。
大きくなると、親がいくらやらせたくとも、自分の興味があるもの以外は、絶対にしなくなりました。
ま、難しい年頃~、というか、それが普通なんですね。
年々さびしい母です。
とにかく、今日はシイタケの原木もいただいたことですし、秋の収穫まで頑張って育てようと思います。
うまく収穫できそうなら、またご報告いたします。