287段のご利益・・

今日は、六郷町にある伯父の家に、母と息子羊とで行ってきました。

母の用事のお供と、イトコの相談を受けるためです。

　

ここからだと身延山は近いよねぇということになり、まだ残っているかな?枝垂れ桜・・・

で、三人でドライブすることになりました。

　

身延山久遠寺は、日蓮宗の総本山で、何度かお参りに来ています。

　

　　

　

　

　

　

　

散っているものもありましたが、

何本かきれいに咲いているものがありました。

　

今年は花見をしそびれた息子羊、

おおー咲いてる咲いてる

と、喜んでおります。

　

　

　

　

　　

　

　　

　

　

　

　　

そして、やはり久遠寺と言えば、この石段でしょう・・

この石段は、佐渡の金山を発見した佐渡の信士仁蔵が、２６世日蓮上人のとき丹精に築造したものです。

この石段、仁蔵一代では完成させられず、子供に石段造りを継続するよう申し渡した。遺志を継いだ子の代でも完成させられず、さらに孫に引き継がれ完成したということです。
　

その数・・・287段

　もう並大抵の脚力では考えられないくらいの体力が必要です。

　

この石段をさっさかさっさかと頂上まで登っていく、一人の少年あり。

上を見上げると気持ちがなえるので、ひたすら足元を見て上るワタクシ。

　

ただひたすら無心になるためにある石段です。

途中で座っては休み、気持ちまで悪くなり、ここで引き返そうかと思う気持ちもありましたが、なんとか登り切りました。

　

記念に一枚

　

ここまで登ったんだからねぇ

ウキウキの息子羊ですが、

しかし、私はベンチに座ったきり、

この先の下りに想いを馳せていたのでした。

　　

　

　

　　

　

　　

　

さて、その息子羊には、実はおばあちゃんより、提案があり、階段の数をかぞえながら登れば?と、言われてたんでした。

が、さすがに上りでそんな余裕はなく、息子羊は帰りはリベンジとばかり、必死で数えながら下っておりました。

結果・・・287段。先ほどネットで調べましたら、ピッタリでありました。素晴らしいっ

　

さて、こんなに大変な思いをしてお参りした、帰り道・・・

ふと、六郷につむぎの湯という、いい温泉があるのを思い出し、入浴して帰ろうということになりました。

ここからが、このフォトンの時代のミラクルなんですが・・・

なんと、今日から3日間、入浴無料だったんです

もちろん全くの偶然です。

　

　

　

　

　

　　

　

　

　　

　

　

　

　

いや～、ほんと驚きました。

普通ですと、町民以外は400円なんです。

うれしいですね。

　

　

　

　

　　

　

　

しかも、入浴中に、昼間に訪ねていた伯母に遭遇

伯父宅に寄った時、つむぎの湯に入っていけばと言おうかと思ってたとのこと。

いやいやビックリしました～。

示し合わせても、多分会えないでしょう、そんなもんです。

男湯の息子羊も、伯父に遭遇したようです。

　

何しろ、今回母の車を使ったのも偶然です。

母の車には入浴セット一式とタオルはいつも常備されていますので(なんでやねんっ)すぐに入浴可能なわけです。

私の車であれば、入浴はしなかったはず。タオルも何もないしね。

かけ流し温泉につかりながら、今日の287段の御利益について、しみじみと考えました。

がんばって登ったからだよなぁ。うんうん。

　

自分で何も考えずとも、いえ、私が計画して考える以上の素晴らしい出来事がどんどん起こりました。

これが、新しい時代なのかもしれませんね。

さて、お風呂から出て、

伯母にいただいた赤飯のおにぎりをほうばりながら、そんなことをつらつらと考えたのでありました。

そんなわけで、階段はくたびれましたが、非常にミラクルな良い一日を送れました。

ありがたい。

亡くなった父のミラクルかな?