自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

11月7日

2011-11-07 | Weblog
ある会社との打ち合わせ中、画面に表示された取引先一覧に『NTRglobal』と表示され、ドキッとしたアレックスです。私にソッチ系の趣味はありません。



世の中、不景気です。姉の給料は減り(パートなのに休みがちだから)、弟の仕事は見つからず(失業手当のための形だけ求職)、母親の内職は減り、父親の出勤も減らされています。前二人は自己責任だから知らん。親父殿はある程度の不労収入がありますが、一家の大黒柱として契約社員で頑張っています。不労収入だけで生活しようとすると、長男が『そんな余裕があるなら1円でも多く借金返せ』と怒るらしい。まったく、還暦迫る親に対してひどいことを言う息子がいたもんだ。



今年も冬が近づいてきました。冬が始まるよ ほらまた僕のそばで。クリスマスが今年もやってくる 楽しかった出来事を消し去るように。毎年言ってるな、これ。そろそろ著作権侵害で訴えられるかもしれん。で、初冬というか、晩秋の恒例行事に行ってきました。ワカサギ釣ってきました。

毎年毎年、私が行くたびに不漁となりますので、今年は針さえ使えれば誰でも釣れるという、解禁初日に行ってきました。因みに去年の解禁日は、両親が釣りに行って数百匹の釣果だったそうです。

1ヶ月ほど前に親父殿から『今年こそはお前に大量に釣らせてやるかな!』という気合の入ったメールを頂きましたが、1週間前には『解禁前の試し釣りの結果が良くないらしい…』と諦めムードのメールを頂きました。なんでも、昨年とくらべて下手すりゃ1%程度くらいだったとか。

そんなしょんぼり親父殿と共に、行ってきました某湖。水上なのでそれなりの寒さを覚悟して、上半身は長袖のTシャツの上に長袖のネルシャツ、そして薄手のダウンジャケット。下半身はジーパンの下にタイツという、それなりの防備。バラモスと戦えるくらいの防備。これが真冬になると、スキーウェア並みの装備になるんだけどね。

朝の空気はひんやり冷たく、持ってきた防具をすべて装備してもちょっと寒いくらい。周りのおじさま達は、試し釣りの釣果が芳しくなかったことを不安げに話しておりました。すみません、私の釣れないジンクスがここまでだとは思わなかったんです…。さすがに解禁日はたくさん釣れるけど、釣れないジンクスのおかげで私だけ周りの半分くらいの釣果になると予想していたんです…。まさかこんなことになるとは…。

あ、みなさんはワカサギ釣りっていうと、凍った湖にドリルで穴を開けて釣るのを思い浮かべると思いますが、そんなのやったことありません。グンマーまで行かないとダメみたい。関東は圧倒的にボート釣りですから。

で、そのボートで沖へ漕ぎ出し、親父殿おススメのポイントで釣り始める。ワカサギ釣りが楽なところは、竿が短くて、仕掛け(針と糸)も簡単につけられる。餌も赤虫かワームだから買ってきてすぐ使えるし。場合によってはボート屋で一式丸々借りられるので、準備が簡単。早速、親父殿から竿を2本借りて始めるよ。うわぁ…案の定釣れない。去年は入れ食いで、餌をつけてなくても釣れたんだよ!と語る親父殿ですが、目の前の竿はピクリともせず。群れを求めて糸の深さを調整すると、どうやら底から50cmくらいには少しだけいらっしゃるご様子。2時間で10尾ほど釣れました。

今年の特徴としては、とにかく大きい。2年魚なんじゃないかってくらい。おそらく、魚の数が少なくて1尾辺りの餌が多くなったんだろうな。釣れない理由とも合致するぞ。異常気象のせいか…?群れも小さいらしく、2~3尾まとめて釣れて、よっしゃここだ!と同じ場所に針を落としても、もう釣れない。ぐぬぬ。

その後、トンと釣れなくなり、2時間で5尾程度。周りのおじさま方は、諦めて昼寝しだす人もいれば、ポイントを変更する人もいる。ここまで私は約15尾。今でも20分に1尾くらいのペースで釣れております。が、親父殿は4時間でまさかの4尾。同じボートで、ほぼ同じ餌で釣っているのに。親父殿は竿を3本使っているのに。さすがに親父殿も焦れてきたらしい。

父「なぁ、ポイント変えるか?」
ア「んー?任せる。もともと釣れないと思って、のんびりしに来ているし」
父「まあなあ、都会の喧騒を忘れて無心に糸を垂れるだけでいいんだけどさ」
ア「それにほら、オレはチラホラ釣れてるし」
父「だよなぁ…お前がそうやって釣れるから、移動する決心が鈍るんだよ…」
ア「親父の経験値に任せるよ」
父「移動したからって釣れるとも限らんが…移動しよう!」

我慢できなかったらしい。毎年当たり外れが大きいポイントは、すでにほかの人でいっぱい。コンスタントに釣れるポイントが空いていたので、そこへ移動。まぁ、今までいた場所もコンスタントに釣れるはずの場所だったんだけどね。せっかく移動したので、餌を総取替え。片方の餌を換えつつ、もう片方は適当に垂らしておくよ。

父「おい、釣れてんじゃないのか?」
ア「そんなにすぐ釣れるわけねーだろ、適当に垂らしたから底に着いたんだって」
父「いやいや、ピクピクしてるって!」
ア「木にでも引っかかったんじゃないの?」

餌を付け終えて糸を垂らし、放置していた竿を引き上げると、10本ある針のうち5本にお魚が。す、鈴生り!放置していたせいで糸が絡んで大変なことに…。とりあえず魚を外して糸を解こうとしたら、下ろしたばかりの竿がピクピクと。大混乱ダーイコンランです。親父殿に絡んだ糸を押し付け、もう片方を巻き上げていたら、親父殿の竿もピクピク。悔しい…でも…ビクビク。とりあえず、絡んだ竿は放置して、釣りまくる。『これだよ、これが解禁日だよ!』親父殿、うれしそう。

最初のポイントに比べると、形は小さいけど数は多い。数釣れるほうが楽しい。5分ほど格闘したところで、ボーナスタイム終了。『だから早く上げろって言ったのに…』と愚痴りながら糸を解く親父殿ですが、最終的には諦めて、新しい糸を付ける羽目に。ごめん。

その後はチラホラと釣れる程度にランクダウン。1時間もすると、もうパッタリ。釣れるのはブルーギルだけや。飯を食べたり、雑談したり、親父殿が母上にラブコールしたりしましたが、竿がピクリともsキター!キタキタキタキtまたブルーギルか。

釣れないまま2時間経過。釣れない上に暑い。ダウンは始めの2時間で脱いだ。出来ればタイツやネルシャツも脱ぎたい。そして眠い。

ア「釣れないな」
父「釣れないな」
ア「ケツ痛い」
父「腰痛い」
ア「でも移動してよかったよ、一瞬とはいえ入れ食いだったからな」
父「移動してうまくいくのは5回に1回だけど、今回は当たったな」
ア「欲を言えばもうちょい早く移動すべきだったな。ま、あそこに残ったと思えば上出来だけど」
父「あの鳥、着地下手だな」
ア「やっべ!鯉が浮き食おうとしてた」
父「奥のポイントにいる人たちがまったく動かないのは、釣れてるからなのか諦めたのか…」
ア「いまさら移動か?あと1時間しかないぞ」
父「帰るか」

7時間にわたる壮絶な戦いは終了。釣果は親父殿が約25、私が約50で計約75。なんとか夕飯のおかずになりましたが、惨敗っぷりに親父殿の落胆がひどい。思い出される、朝の会話。

父「今日の目標は?」
ア「50かな、去年くらい釣れればいいや」
父「一応解禁日だぜ?控えめすぎるだろー」
ア「試し釣りの結果があれじゃ、控えめにもなるわ」

50で控えめとは、どの口が言ったんだか。ボート屋のおっちゃんに話を聞いたところ、親父殿が当たり外れが大きいと言っていたポイントでは比較的釣れていたらしい。『やっぱりあそこだったかぁ、でもあそこは外れたときが怖いし…』と後悔中な親父殿を引き連れて退散。『今年は鮎もダメ、ワカサギもダメじゃ、何を楽しみにすればいいんだ…』親父殿…元気出せよ…。

個人的には、目標を達成できたので大変満足。最後2時間がもったいなかったけど、短時間とはいえ入れ食いも経験できたし。大変想定外だったのは、スゲー日焼けした。お手手が真っ赤だー。ドラゴンケースに入れてね。遮蔽物ないし、水の照り返しで顔と手がこんがり。スキー・ゴルフ・釣りに行くときは、冬場でも日焼け対策はしっかりしましょう。

どうでもいいことですが、夕飯はワカサギのから揚げでした。おいしゅうございました。弟に『働かないで食う飯はうまいか?』と聞いたら蹴られました。これからは食事の度に言いたいと思います。

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