自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

3月13日

2017-03-13 | Weblog
サラリーマン、マンションを買う。引き渡し編

遂に、決済実行日。銀行に、売主と司法書士と仲介業者である不動産屋が集まりますよ。なんで仲介業者が必要なんでしょうね、契約締結で終わりじゃないんですかね。ひたすら振込用紙と引出し用紙に名前と金額を書く。そしてハンコを連打。それを銀行員が持って行き、待つこと20分で、現金がこんにちわ。残念ながら大半が振込みなので、目の前に現金が積まれることはありませんでした。3,000万の札束、見たかったわ…。

司法書士、売主、不動産屋に払う金額を念のため数えて、手渡し。ここで不動産屋は退席。さようなら、もう会うこともないでしょう。司法書士も、登記のために退席。売主は、カギや宅配ボックスの説明をした後に退席。まだ給湯器とか使ってないから、調子悪かったらご相談かなぁ。『何かあったらすぐ言ってください!』と言ってくれたよ。売主が企業だと、こういうところは安心だね、融通効かないけど。

その後、火災保険屋さんが登場。今まで電話では何度もやり取りしていましたが、お会いするのは初めて。なかなかのナイスミドルで、雰囲気は片岡愛之助っぽい。営業だけあってトークもうまい。もろもろあって、今回の取引で数少ない信頼できそうな人でした。

今回、一番頼りになったのは、お断りしてしまったけどD銀行の担当者でした。ローンについて右も左もわからない私に、1から10までちゃんと教えてくれました。資料作成などで担当が離席すると、何故か所長が出てきて雑談してくれるんですけどね。所長、暇なの…?プラン的にも悪くなかったんだけど、金利がもう少し安かったら…。

A銀行も担当の子が頑張ってくれたし、ミスも少なかったよ。ミスと言っても資料の記入内容を間違えるくらいで、後日訂正とかで済むから被害は全然なかった。期日にもちゃんと間に合わせてくれたし、わざわざ不動産屋のそばの支店の会議室用意してくれたりしたし。D銀行と比べてサポート感はなかったけど。決済前に異動になっちゃったけど。

まーなんにせよ、これで多額の借金を背負い、資産を有する身分になってしまいました。人生、順調に詰んできているね。

2軒を維持しても何の得にもならないので、さっさと引っ越しの準備を進めましょう。もともと荷物の少ない家ではありましたが、交渉がうまいこと進んでしまい、この繁忙期に見積もりから半分になるという快挙。というかここまで下がるってさ、見積もりってなんなんだよ…。言い値どおりだったら、どんだけ利益出るんだよ…。

引っ越しの準備を進めつつ、新居の準備も始めなければ。まずはバイクの準備だ。不動産屋は駐輪場空いているって言ってたけど…。

管理人「大型用は空いてませんよ」

ガッデム!

ア「250ccのスクーターなんですけど、どこにも置けませんかね…」
管「そうですね…ミニバイク用のスペースを横並びで2つ使っていいので、そこに停めてください」
ア「やったぜ」
管「その代わり、利用料はミニバイク2台分頂きます」
ア「大型用の値段と同じじゃないですか」

まったく、不動産屋は信用ならんな。もう会うこともないからいいけど。あとは部屋の掃除しないとな。ハウスクリーニング済みとはいえ、2ヶ月経てばホコリも出るし。幸い、知り合いに元ハウスクリーニング業がいるので、手伝いに来てもらいました。用具は売り払ってしまったらしいですが、ノウハウとか着眼点とか欲しいんです。

まずはシンク周りのパッキン?の交換。カビがひどくて『これは交換してください』と言ったら、不動産屋に『これくらい、ホームセンターで用品を買えば自分で交換できますよ』と言われて引き下がったんだよね。

ハ「うわぁ、これかぁ…これはシロウトには無理だぞ…」
ア「え?不動産屋は簡単だって言ってたけど…」
ハ「直線なら問題ないけど、曲線だと相当難しいぞ」
ア「えー…じゃあカビ取り剤使うしかないか」
ハ「いや、こりゃ相当根が張っているから効果薄いぞ。とりあえず交換してみよう」
ア「頼む。多少はみ出てもカビで真っ黒よりマシだ」

マジ不動産屋、なんなんだよ。テキパキとパッキン?を剥がしていくけど、確かに深いところまで真っ黒。こりゃカビ取り剤じゃダメだな。めっちゃ丁寧にマスキングして、上から埋めます。

ア「いや、そんなに丁寧じゃなくても…多少汚くてもいいぞ?」
ハ「気が散る」

プロってめんどくさい。しかしホントにハウスクリーニングしたのかよ。シンクは水垢だらけだし、窓はくすんでいるし、床になんか粉みたいなの落ちているし、玄関に泥ついているし、外の荷物入れは砂だらけだし。極めつけはトイレですよ。使用禁止の札を外して便座を上げてみたら、陰毛付いているんですけど。カム着火インフェルノですよ。

知り合いを呼んで本当に良かった。だいぶキレイにしてもらい、お別れ。あとは引っ越し当日の話とか、カギの話とかするために管理人に相談に行かねば。

ア「カギの交換ってどうすればいいんですか?」
管「うちはノータッチなので、ここの業者に電話してください」
ア「はーい」
管「いま4本お持ちですよね?」
ア「……は?」

3本しかカギをもらっていないんですけど。え?1本どこいったの?もうこれ以上揉めたくないよ…疲れるよ…。でもカギが行方不明とか、セキュリティリスクデカすぎ。元々シリンダーを変えるつもりだったけど、さすがにひどい。この件で売主と不動産屋と仁義なき戦いに発展するんですけどね。激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームですよ。久々にマジギレしたけど、細かく書くと日記2日分くらいになるから省きます。

引っ越し準備でイライラ気味な嫁にビクビクする日々を過ごし、前日には無事に荷造り終了。明日は朝から慌ただしいので、早く寝ましょう。が、眠れない。なんだろう、興奮しているのかな。これは新居が楽みというより、ゴタゴタの新居に引っ越すことの不安な気がする。ようやく眠れても3時間ほどで目が覚め、気づけば始発の通過音が聞こえてきました。はぁ、つらい。

そして引っ越し当日。食欲ないっつーか、胃が痛い。身だしなみを整えて洗面具やカーテンや電灯を片づけて、あとは引っ越し屋が来るのを待つだけ。まぁ、時間通りに来ないんですけどね。寒いし、胃が痛いし、早く来てくれないかな…。

『渋滞に巻き込まれちゃって…』と現われたのは、松山ケンイチ似のイケメン。引っ越し作業は雑でしたが、大変テキパキと進めて頂き、1時間半で搬出完了。早い。後で気づいたけど、コタツの天板が傷ついてたわ。嫁は早々に新居へ、私は引き払いのために不動産屋待ちです。また不動産屋が遅れるし…。引き払いが終わり、バイクで新居へ。道路混んでるし…。

あ、引っ越し作業中に、カギの件で不動産屋から電話がありました。こっちは搬出作業まっただ中だっつーのに40分電話してますからね。人のことをクレーマー呼ばわりですからね。話は堂々巡りだし。信用できないっつーか、嫌い。

私が新居に着いた頃には、荷物の搬入はほぼほぼ終了しており、家具の設置に入っていました。嫁のご両親が手伝いに来てくれていてましたよ。並行して、エアコンの設置業者も来ていまして、なかなかにカオス。設備の再確認をしてみると、IHコンロのスイッチが接触不良、トイレの電球が切れかかり。早急になんとかせねば…。カギで揉めているところ申し訳ないけど、売主にIHコンロの不具合を報告したら、すぐに修理の手配をしてくれました。電球は買い出してもらおう。

搬入が終わり、嫁家族が足りないものの買い出しに行き、エアコンの設置業者が帰り、私は新居にポツン。今まで慌ただしかったからむしろ落ち着く。胃は痛いし、不動産屋へのストレスMAXだし、やる気が起きない。でも片づけないと奥さん怖いので、とりあえず配線周りを頑張りました。

嫁家族が電球買わずに帰宅して、とりあえず早急に必要なものを出し終えたところで、ちょっと早いけど夕飯へ。ずーっと言ってみたかったくら寿司へ。車がないと行けないからね。寿司は並というか、昔よりちょっとバリエーションが減った気がする。まぁそこはいいんですよ。今日の目的は担担麺ですから。400円弱ということで、ボリュームは大変控えめ。でも味はかなりいい。魚介出汁のスープにゴマとラー油の香りが程よく効いているし、麺が太麺で予想以上に美味しくて、強いスープに合ってたよ。来た甲斐があったぜ!シャリカレーパンも食べたけど、ちょっと不思議な味でこっちも美味しかった。次回は普通のラーメンと、シャリカレーと、シャリコーラだな!

段ボールの山の我が家に帰宅。夜になると昼にはわからなかったところが見えてくるね。とりあえずカーテン買わないとダメだってことがよくわかりました。食洗機の使い方がわからずアタフタしたり、風呂の天井がカビてたり、玄関が今までより広くて宅配受け取りが大変だったり、いろいろあるねぇ…。まぁ、無事に搬入が終わって、風呂も入れて、寝られるから良しとしよう。あとは週末だな。

で、週末。土曜は結婚式の二次会だったため、荷物の整理だけで終了。決戦は日曜日でした。二日酔いか、頭が痛い…。午前中に残った荷物の配置を終えて、段ボールはこれでほぼ撃破。午後は不用品の処分へ。これが思いのほかいいお金になった。買ってすぐダメになったデジタル一眼一式が6,000円に、読まない本や取り込み終わったCDが2,500円に、嫁の服がいくらになったかは知らんが、程よいお小遣いになりました。1,500円で買ったブルーハーツのCDが、1,200円で売れるとは思わなかった…。DearS全巻セットが45円にしかならないとは思わなかった…。

その足で家具屋へ。カーテンは嫁が目星を付けていたのですんなり決まりましたが、問題はソファとダイニングテーブルです。ソファは見れば見るほど悩み、ダイニングはアウトレット品をタッチ差で買い逃す痛恨のミス。家具が揃わない…。その後、嫁の実家で義兄家族も含めてお食事。今後、これが増えるんだろうなぁ。

現在、そこそこ広いリビングに小さなコタツとテレビがポツンな感じ。早くテーブルとソファを買わねば。それが終われば引っ越しも一段落。これから少なくとも10年はここで暮らすとなると、感慨深いね。通勤時間の長さに早く慣れなければ…。

3月10日

2017-03-10 | Weblog
前回までのあらすじ。今の家に不満が溜まり、引っ越すことを決めたアレックス夫妻。人生で一番高い買い物のプレッシャーと不動産屋の猛攻に耐えきれず、アレックスは冷静な判断ができない状態に。世はまさに大後悔時代!

不動産なんて買ったことありませんから、何をすればいいのかわかりません。ローンの仕組みだってよくわかってないし。いつまでに何をしなきゃいけないのかサッパリです。印鑑証明書って言われても、実印すら持ってないんですけど。売主が企業なので、締日だけが決まっている状態。1ヶ月で準備ってできるものなの?

不動産屋「全然大丈夫です!ローンの事前審査が2~3日で降りて、本審査が5日くらい。それから契約して決済ですから、余裕ですよ」
ア「でも実印もありませんよ?」
不「大丈夫です。とりあえずウチと付き合いのあるところは進めておきますので、他の銀行を使う場合はアレックスさんで手配してください」
ア「はぁ」
不「あ、決済だけこの近辺で出来るようにしてくださいね。全然焦らなくて大丈夫ですから」

そう言われても、高い買い物だし焦るよね。翌日、即行で会社の提携銀行とかメインバンクとかのローン専用窓口に電話をしてみたよ。

A「1か月後に決済とか、無理ですよ。1ヶ月半は必要です」
B「普通にやったら間に合いませんね」
C「うちは45日で案内しているんで」

どこもダメじゃねえか!どの銀行も、『ここでは判断できないから、直接支店か担当に問い合わせろ』とのこと。

審査が通らなかったら手付金没収無しでキャンセルになるらしいから、『いっそのこと審査落ちないかなー』が最近の口癖。

ア「おい、どの銀行も1ヶ月は無理って言ってるぞ」
不「そんなはずありませんよ!1ヶ月あればローンの審査は全部終わりますよ」
ア「A銀行もB銀行もC信託も無理だって言ってるぞ」
不「C信託はわかりませんが、A銀行もB銀行も、うちと付き合いのある担当者は大丈夫だと…」
ア「それっておかしくない?」
不「うーん、言い方はアレですけど、それは担当者がよくないと思います…」
ア「(あ、これはウチと提携している支店使えってことだな)お宅経由のD銀行は大丈夫なんだな?」
不「はい!アレックスさんがちゃんと動いてくだされば!」
ア「わかった、じゃあそっちは引き続きお願いします。その他はこれから直接担当とやり取りするわ」
不「念のため、こっちの支店の担当者にも話しておきますね!あ、印鑑証明も今週中にお願いします」
ア「は?実印ないよ?まだいいって言ったじゃん」
不「いや…そんな…今週末にD銀行に出さないと…」
ア「だから、印鑑ないよ。引き渡し延ばして」
不「それは出来ないので、なんとかして頂かないと…」
ア「平日だよ?無理に決まってるじゃん(実家に取りに行くだけだけど)」
不「あのぅ…最悪、安いハンコをいったん登録してもらって…」
ア「はぁ…わかった、考える」

何が焦らなくていいだよ。即行で動いたから良かったものの、全然ダメじゃないか!この不動産屋、大丈夫か。翌日、午前半休を取得してA銀行へ。担当が若いお姉さんで若干ビビる。惚れるとかじゃなく、期日短いのに大丈夫かという面で。愛想があって、親しみやすそうな人ですけどね。即行で仮審査を申し込んで、翌週に本審査、その翌週に契約で、ギリギリ決済は間に合いそう。

その翌日に、会社と提携しているB銀行が来社。こっちも若そうな女性だけど、愛想なし。対応もめっちゃ事務的で、話していてツラい。きっと、何十件とウチの会社から相談を受けてルーチンワークになっているんだろうなぁ。期間が短いということで、仮審査と本審査をほぼ並行して走らせることに。

C信託は、電話での対応。取り急ぎネットで仮審査の申し込みをしてほしいとのこと。決済日は45日後を入力して、備考欄に本来の決済日を入力して、申し込みを実施。

ふー、とりあえず仮審査の申し込みは一通り終わった。あとは結果を待つのみだなぁ。

不「D銀行の仮審査が終わりました!本審査の手続きが必要なのですが、印鑑証明はどうなりましたか?」
ア「印鑑は手に入れたから、あとは登録に行くだけ」
不「ありがとうございます!土曜日にアポ取っておいたので、申し訳ありませんがそれまでに…」
ア「はいはい」
不「あとですね、課税証明書というものが必要でして…」
ア「はぁ?まだ何か要るの?」
不「いくら税金収めましたよっていうもので」
ア「あー、あの6月くらいに来る細長い冊子状のヤツね」<既にA銀行で用意するように言われてる
不「そうですそうです!」
ア「どこにしまったか忘れた」
不「形は違いますが、市役所で取れますので印鑑登録と一緒に…」
ア「あれって1月1日時点に住んでた場所じゃないの?1月1日は帝都在住だよ」
不「いやいや、大丈夫ですので!」

はい、取れませんでした。印鑑登録はスムーズで、30分かからず終了。税務課に行って『かぜーしょーめーしょください』って言ったら、『ぼうやは年明け時点で帝都在住だから、帝都でもらってきてね』って言われました。ランボー、怒りのクレーム電話。

ア「取れませんでしたよ」
不「え!?ちょっと確認しますね……あのー、冊子みたいなものでも…」
ア「だから、どこにあるかわからない」
不「となるとですね、前のお住まいまで取りに行っていただくしか…」
ア「……会社と相談します」

この不動産屋、本当に大丈夫か。言うことが信頼できん。この時点で出社までまだ時間の余裕があったので、取りに行きましたけど。1年ぶりに浅草線に乗ったわ。会社に間に合うようにダッシュしたから、めっちゃ疲れたわ。

一通り仮審査が通りましたが、悩ましい。初期費用と利率がそれぞれ違うから、仕事しないで返済額計算に明け暮れる日々。利率がゲロ安でも初期費用が高いとか、初期費用がゲロ安でも利率が高いとか。エクセルの関数がうまく動かなくて発狂しました。HLOOKUPが変な値を返すんだよ!出来ればIF文連発はやりたくないんだよ!

13年目に支払額が逆転するんだよなぁ。10~15年住む予定だから、めっちゃ微妙…。繰り上げ返済が増えると逆転が後ろ倒しになり、繰り上げ返済が減ると前倒しになる。うーん…まぁ、どっちでもいいやってことで、なんとなく不動産屋に勧められた銀行はイヤなので、自分で調整した銀行にしました。で、実際にハンコを押してみたら、初期費用が安くなってました。ラッキー。

さて、あとは引き渡しを待つだけですが、その前にやるべきことがあります。そう、不動産屋へのクレームです。大きなミスはないけど、小さなミスが多くてこっちの手間ばっかりかかってしまう。そりゃないだろうと。

ア「というわけで、その辺はどう考えているわけ?」
不「申し訳ございません!」
ア「担当者が頑張ってくれているのはわかるけどさ、こっちも迷惑被っているんですよ」
不「誠に申し訳ございません」
ア「とりあえず、次のステップについてちゃんと整理して」
不「わかりました!」

で、出てきた資料に既に矛盾点。『支払いは全部口座引き落としなので、手数料などは全て口座に入れておいてください』って書いてあるのに、所々に『支払方法:現金』って書いてある。現ナマも要るの?どうなの?もう面倒なので、メールで送ってみた。『支払方法に現金とありますが、現金の準備は必要でしょうか。あと、あまりにもひどいので仲介手数料の減額をお願いします。10%引けとは言わないが、端数を切れ』翌日、電話がかかってきました。

不「わかりづらくて申し訳ございません!支払方法は現金ですが、その場で口座から出すのでハンコだけお願いします」
ア「わかった」
不「あと、仲介手数料の変更はできません」
ア「なんで?」
不「仲介手数料は、売主と買主の仲介にかかるお金なので、アレックスさんは既に契約が終わっていますので…」
ア「ふーん、つまり、契約書にハンコを押せば、もう終わりってこと?」
不「いや、そういうわけではないんですが…」
ア「こっちは、不動産なんて買うのは初めてなわけですよ、あなた方の言うことを信じて動くしかないんですよ」
不「はい、わかります」
ア「で、信じて動いたら違いましたって言われてさ、私は職場にも迷惑かけてさ、交通費も余分に出してさ、いろいろやっているわけ」
不「はい」
ア「それでその対応ですか?」
不「アレックスさんのお気持ちはよくわかりますが、既に決まったことなので」
ア「そりゃおかしいでしょ、実際に仲介手数料を変えた事例を知っているし」
不「こちらに重大な落ち度があれば、そういうケースもあり得ますが」
ア「こっちがいろいろ動いたから重大なケースにならなかったんじゃなくて?課税証明書とかさ」
不「それについては、こちらに委任して頂ければ対応も出来たのですが、アレックスさんがおっしゃらなかったので…」
ア「はぁ!?委任できるなんて言わなかったよね!?」
不「普通は案内していないので…委任されたらなんでも出来てしまうので嫌がるお客様も…」
ア「案内されなきゃお願いできるわけないでしょうが!」

その後もあーだこーだすったもんだと押し問答をすること40分。結論は出るはずもなく、私がケツカッチンです。

ア「とりあえず、そちらの言い分はわかった。減額が無理なら、なんか誠意を見せろ」
不「わかりました、考えます」
ア「何度も言うが、頑張ってくれているとは思う」
不「わかっています、私も理不尽な要求をされているとは思っていません」

で、数日後

ア「どうなった?」
不「やっぱり無理です」

もうあきらめた。さっさと契約を終わらせて、この業者と縁を切りたい。冬みかんが『不動産屋はしっかり選べ』って言っていたのがよくわかりました。大手のフランチャイズだから安心だと思ったのに…ケイン・コスギを嫌いになりそう…。

3月6日

2017-03-06 | Weblog
サラリーマン、マンションを買う。物件決定編

約1年前、結婚の話がまとまってきて住む家を探す必要があったのですが、私が外回りに変わるタイミングでしたので時間の余裕がほとんどなし。嫁の職場に行きやすくて私の本社に行きやすいところ。クリスマス返上で家探しして、なんとか今の家に落ち着きました。

大して吟味せずに選んでしまったので、今の家は小さな不満が多い。嫁に引っ越しを提案しては拒否られ続ける日々でしたが、あるとき嫁が暴発。『もうこの家はイヤ!引っ越ししたい!』いや、ずーっと提案していましたけど。ところが外回り中の私はシフト勤務だったため、嫁と予定が合わずに家探しは一向に進まず。晴れて内勤に戻りましたので、重い腰を上げた次第にございます。

引っ越したいと言っても、決めなければならないことがいっぱいあります。どこに住むか、賃貸か購入か、譲れない条件は、などなど。一応、ゆくゆくはウチの親との二世帯住宅を予定しているので、今回住む場所は奥様に決定権を譲渡。職場優先でもプライベート優先でも好きな所にすればいい。で、嫁の実家近辺で探すことになりました。私の職場も実家も遠くなるねー。そういう話を新年に親父殿や義兄さんとしたところ、嫁にえらく怒られました。オレ、なんであんなに怒られたんだろ。

賃貸にするという選択肢は、二人とも無し。毎月の支払額が同じなら、購入のほうが設備がいいからね。ゆくゆく出ることを考えると、二束三文で買って二束三文で売る作戦。戸建てとマンションなら、嫁はマンション派。次が戸建だから、私も反対せず。維持費は高くなるけど、管理楽だし売りやすいし。譲れない条件は、嫁は水回りと2階以上、私はバイク置場。早々にバイク置場は却下される。候補が狭まるから、最悪近隣に(自腹で)借りろと。冷たい。

なんとなく条件が決まったので、物件検索アプリで候補を絞り、見たいなーと思った物件2つを取り扱っていた不動産屋にコンタクト。二人ともポッカリ予定が空いたので、その日をピンポイントで依頼したところ、無事見学できました。

一軒目は、異様に広くて安いマンション。14階建ての9階部分で、展望は最高。設備も充実しているし、築10年くらいだからまだまだキレイ。難点は借地権であること。50年後は更地にして返還になるので、売りづらそう。広さ的にも近隣環境的にもファミリー向けだから、売らずに賃貸にするという手もある。私はとても気に入ったのですが、嫁が反対。駅から遠い(徒歩14分)、借り手がつかないリスクがある、広すぎて掃除が面倒、広すぎて光熱費が心配などなど。15分くらい歩けよ…それに目の前バス停だから、バス使えばいいじゃん…。

二軒目は、駅近の一般的なマンション。駅から徒歩6分にもかかわらず、お値段めっちゃお手頃。窓が二重になっていて、防音断熱がバッチリ。食洗機が付いているのも地味に良し。ただ、2階部分なので展望がイマイチで、隣の一軒家のベランダや前のプレハブの屋根が目の前。日当たりは大丈夫だけど、圧迫感が半端ない。そして各部屋が若干狭い。二重窓は性能いいけど窓開けるのが面倒。しかも既に申し込みが入っているらしいのでそもそも無理。

ま、こんなもんかって感じでこの日は終了。不動産屋には『今年中に決まればいい』と伝えたけど、不動産屋は今年度の売り上げにしたいから結構必死。『金利もジワジワ上がってますし、いい物件はこの時期がやっぱり多いです!いい物件が出たらすぐに決めちゃいましょう!なければ、のんびりいきましょう』って感じで、一応のんびりとは言いつつも決められるなら決めたいご様子。まぁ、そりゃそうだ。

二週間後、再び見学。不動産屋から『リフォームが終わったばかりの物件があるから見に来て』と連絡がありました。

一軒目は、また物理的に高いマンションで14階建ての11階。これまた眺めは最高。キレイにリフォームされていて、琉球畳の和室がオシャレ。ディスポーザーが付いているのもうれしいね。しかも駐車場が500円/月とめちゃ安。バイクもめちゃ安。ただ、消防署が目の前、総合病院が対面という、消防救急の音が心配。そして駅から若干遠い。遠いのはいいけど、裏道っぽいところを歩かなきゃいけないのが嫁NG。年に2回、花火が目の前で見られるらしいけどなぁ。

二軒目は、超駅近。図面上では徒歩2分だよ。14階建ての4階ですが、建物がL字になっていて、低い方の建物なので最上階。目の前は普通の住宅街なので高い建物がなく、4階なのに展望もいい。食洗機が付いているのが地味に良し。4LDKを3LDKにしただけあって、リビングめちゃ広。風呂場に無駄にサウナが付いてる。ベランダがめちゃめちゃ広いのは良し悪し。便利だけど、日光が室内に届きづらいくて寒そう。細かな収納がたくさん付いているけど、大きな収納が少ないので服が心配。駅まで地図上は徒歩2分だけど、部屋がマンションの奥のほうの上に、改札からホームまでめちゃ遠い。結局徒歩10分くらい。そして高い。

今日の二軒目はそんなに悪くなかったなーと思ったら、不動産屋からの猛プッシュ。『10点満点の物件なんてないですよ!』『金利もどうなるかわかりませんよ!』『ここを逃すと次いつ良い物件が出るかわかりませんよ!』まぁ、不動産屋も決算が近いだろうし、売上上げたいんだろうなぁ。『とりあえずローンの事前審査だけ取っちゃいましょう!』と言われたので、金がかかるものでもないのでトライ。この時点で13時、お腹空いた。

事前審査なんて、通っちゃうよね。一般的には高い物件でもないし、夫婦とも定職ついてるし。不動産屋からの『それ買えやれ買え』ラッシュに、奥様と辟易。お腹空いたから帰りたい。でも、不動産屋の言うことも一理あって、奥様の条件を満たす物件となると、今のところはここ以外は初日の2軒目しかないんだよなぁ。引っ越しシーズンで出てくるかもしれないけど、出てこないかもしれない。今年中に決めたいけど、結局ここよりいい物件が出なくて残念な思いをするのもイヤだしなぁ。今の家の大家にお金を払い続けるのもイヤだし。

あ、このこと書いてなかったかも。ワタクシ、大家に不審者扱いされたんですよ。知人と釣りに行って、家まで送ってもらったんです。駐車場で降ろしてもらって、防寒具だの釣果だのを整理して、さぁ部屋に戻るかってタイミングで声をかけられたんです。

大家「すみません、どちらさまですか?」
ア「(は?お前が誰やねん)502のアレックスですけど」
大「あ、いやー、失礼しました、私大家です」
ア「あー、どうも」
大「いやね、さっきから見てたんですけど、不審者がいるなって…」

不審者なのは否定しませんけど、それ、本人に言っちゃダメじゃない?他にも、設備に関しても小さい不満が積もり積もってる状況なので、そこにお金を払い続けることに疑問。ローンの支払額と家賃はそんなに変わらないし、買っちゃってもいいかなぁ。

不「人気物件なんで、すぐにおさえないとなくなっちゃいますよ!」
ア「えー…」
不「既に1件、仮予約が入ってますよ!」
ア「(ホントかよ…)じゃあ1%下げてくれたら考える」
不「わかりました!ちょっとお待ちください!」

ホントはもっと下げてほしい。サウナ要らないから、50万円くらい下がんないかな。

嫁「なんか乗り気じゃなさそうだね」
ア「乗り気じゃないっつーか、実感がないんだよ」
嫁「嫌ならやめれば?」
ア「嫌ではないんだって。嫁はどうなのさ」
嫁「私はどっちでもいい。買うなら今のところここが一番いいけど、今の家でもいい」
ア「不動産屋の猛プッシュがイヤなんだよ。オレひねくれてるから」
嫁「ひねくれてるのは知ってる。でもそんなんじゃ買えないじゃん」
ア「はいはい。でも売るタイミングとかがなぁ」
嫁「じゃあやめてすぐ二世帯にすれば?ダメとは言わない」
ア「(なに怒ってんねん…)」

不「0.7%なら下がります、ただし、今日中に契約が必要です!」
ア「えー?今日何も持ってないし…」
不「今日は三文判でいいので、百均で買ってきてください!」
ア「んー、どうすっかなー…新築から値下がりしてないしなぁ…」
不「こんな物件、もうないですよ!」
ア「はぁ…わかりましたよ、買いますよ、お腹空いたし。もう15時だし」
不「では18時にもう一度来てください!売主も来ますので!」
ア「すぐ終わるんだよな?2時間かからないって言ったよな!?」
不「大丈夫です!」

いまさらながらご飯を食べて、ハンコを買って、手付金をおろして、ダラダラして17時半過ぎに不動産屋に戻る。案の定、18時過ぎても始まらない。大丈夫かよこいつら。結局18時半くらいから、諸費用の説明開始。いやー、高いね。物件とは別で300万円くらいかかんのな。ちょっと雲行きが怪しいわ。つーか仲介手数料がフルに取られることに腹が立つ。

その後、重要事項説明が始まり、売買契約を結び、売主と顔合わせして手付金を支払い。不動産屋は笑いが止まらんだろうな…いろいろあって書いてて腹が立ってきた。結局、全部終わったのは21時半だし。何が1時間から1時間半だっつーの。

そんなこんなで借金を背負うことになりました。意外と使いづらい間取りと、思ったより高いコストにビビりまくり。『それでも満足度は今より高いはずだ』と自分を説得し続ける日々です。

因みに、初日の1軒目の超広い物件は、無事に売れたようです。別の階の間取りが似た部屋が賃貸に出ていましたが、想像していたよりもはるかに高い。ローンと維持費を考えても、毎月5万以上の利益だぞ…。やっぱ買っとくべきだったか…。

一方、初日の2軒目は、破談になったそうな。売主が焦っているのか、物件情報サイトに20件も載っています。もう少し早く破談になっていれば、うちが申し込んでいたかもしれない。いやー、危ないあぶない。

住宅ローンをどこで組むか苦悩するアレックスと、それをせせら笑う不動産屋。時間は容赦なく進み、決断を迫られたアレックスが目にしたものとは…。もうやめて!とっくにおすぎのライフはゼロよ!次回、『恐怖のお小遣い制!』絶対に見てくれよなっ!

3月3日

2017-03-03 | Weblog
ある日の会議。私のパソコンをプロジェクターにつないで資料を更新。

A「やり方についての項目を作って」
ア「承知しました、『しゅほう』っと」

画面に映し出される『主砲』の2文字。そして変換動作がプチフリーズ。またかよ。まぁ卑猥じゃないだけ昔よりマシだけどさ…。

B「おすぎさんって、野球ファンだっけ?」

そっちの主砲ではない。

2月7日

2017-02-07 | Weblog
知人がマッサージ師でして、Facebookで知人のお店とつながっております。知人のお店の投稿に「いいね!」をすると、関連広告として会社のそばのマッサージ店が表示されました。

気になったのでググってみますと、どうみても風俗店です。本当にありがとうございました。

いやー、まさかFacebookに風俗店の広告が掲載されるとは…つーか、知人のお店は健全な店だよ!関連してないよ!

とりあえず、本当に風俗店か確認しに行かないとな!

2月3日

2017-02-03 | Weblog
新婚旅行は2ヶ月前なので、忘れているところもチラホラ。地味に仕事が忙しくて、日記なんて書いてる暇なかったんよ…。ウソついた、地味に仕事が暇で、残業ができなかったので日記書けなかったんよ。仕事ないのになんで残ってんのって言われちゃうし、かと言って日記書くほど暇でもないというね。

バリ、中国人が多かった。石を投げれば中国人に当たる、は言いすぎだけど、どこ行っても中国人ばっかり。ガイドさん曰く、圧倒的に中国人とオーストラリア人が多いとのこと。オーストラリアは、バリと近いからリゾート感覚でいっぱい来るんだって。日本人は、夏と年末年始に大量に来るそうな。社畜ジャパニーズは長期休暇期間しか来ないわな。そして昔に比べてやっぱり減ったって。観光地の看板やメニューには日本語が多く残っているし、片言の日本語喋ってくれる人も多いけどね。今はどこ行っても中国人なんだなぁ。

バリの天気予報は毎日雷雨。Googleの天気予報も、iPhoneの天気アプリも、新聞も、ホテルの天気情報も、とにかく雷雨。確かに、ほぼ毎日雷が鳴って、雨が降る時間があった。雨季だしね。でも基本晴れてたなぁ。ウェブか何かで『バリの天気予報はあてにならない』って書いてあったけど、こんなもんなのかもね。iPhoneの天気アプリは気温が10℃くらい違ったから、それ以前の問題だったけど。

4泊目5泊目のホテルカユマニスは1日2回の清掃だったけど、2回も清掃いらないよ。いつやってもらうんだよ。若干過剰サービスだったのではないか。

日本食が恋しくなるかなぁと思って、日本から緑茶のティーバッグとインスタントみそ汁と2Lの十六茶を持って行きました。インターコンチネンタルには緑茶のティーバッグがあったので出番無し。いや、そもそもインターコンチネンタルは寝に帰るくらいだったので、サービスを全然活用しなかった。一方カユマニスは、コーラとスプライトとビールとミネラルウォーターはあったけど、お茶系がなかったので十六茶が大活躍。重たい思いして担いできた甲斐があったよ。味噌汁は全く出番がなかった。

飲み物で言えば、ミネラルウォーターって買わなかったなぁ。インターコンチネンタルもカユマニスも、最低限必要な分は毎日くれたし、残った分はペットボトルに移して持ち歩いたし、買い物とかしたらサービスでもらったりしたので。自分たちだけでウロウロすることがほとんどなかったしね。

今回の旅行の心残りは、ロブスターラーメンを食べられなかったことと、アルサさんの写真を撮り忘れたこと。ロブスターラーメンなんて、日本で食べたら2,000円とかするんだろうなぁ。バリでも1,500円くらいだった気がするけど、旅行先だとサイフの紐が緩むじゃん。アルサさんの写真は本当に不覚だった。あとで思い返せないじゃないか…。他にも、バギーとかエレファントとかやり残したことはあるけど。

実は往路で面白いおじさんに会っていました。JRのホームからガルーダのカウンターに向かう途中、帽子にアクションカメラを付けた50~60代のおじさんに遭遇。どうやら奥様との旅行みたいだけど、空港に入る前からアクションカメラを装備するとは、なかなかに気合が入っていらっしゃる。そのままトイレに入っていくし。まぁね、海外旅行だもんね、はしゃいじゃうよね。私もはしゃいでるもん。でもまさか、飛行機降りたらいるとは思わないじゃない。アクションカメラ付けっぱなしだよ。金属検査をどうしたとか、機内でどうしたとか、疑問が絶えない。

意外とウエディングドレスを持った人たちがいた。大きい箱を持って大変そう。ビジネスクラスの人たちはともかく、エコノミーの人たちは大変そう。頭上の荷物入れを占拠するために搭乗口に早々に並んでたよ。写真撮影だけなのか、式も行うのかわからないけど、レンタルのほうが楽だろうに…。買ってたり貰ってたりするんだろうけどね。ご両親と一緒とか、二人だけとか、旦那家族と思わしき人しかいないとか、人生いろいろ。

2月2日

2017-02-02 | Weblog
童謡【森のくまさん】が話題になっていますね。

そのせいでコレが頭から離れず、仕事になりません。



人生(ほぼ)初の海外旅行、バリ島に行ってきました。6日目。

5時半起床。今日こそ朝日を見るぞ!さっきまで雷雨だったけど!着替えて、今日もビーチに向かって歩き出す。昨日より雲が多いな…でも東側は雲が無いかもしれん。一縷の望みをかけて、路地裏みたいな道をトボトボと歩きます。相変わらずビーチ遠いな…無料の自転車借りてくれば良かった。塀の切れ間に東の空が見えましたが。雲でした。どん曇り。その場で回れ右です。もう寝る。戻る途中で日本人と思しきカップルとすれ違いました。

ア「今日は朝日は見れなかろう…」
嫁「サンライズブレックファーストに申し込んだんじゃない?」
ア「なるほど。朝日が見れればいいけど、ダメだとつらいな」

部屋に戻ってふて寝。そして8時半に起床。さて、朝食を頼みましょう。

ア「あー、オーダー ブレックファースト」
スタッフ「Yes」
ア「ジャパニーズ、オーケー?」
ス「だいじょぶです」
ア「ミックスジュースとオレンジジュース、フルーツプレッターにトリュフエッグにハムチーズサンドイッチにエッグベネディクトにブルーベリーパンケーキにミーゴレン、あとカフェラテ」
ス「わかりました、ミーゴレンはエビとチキンどちらですか」
ア「エビで」

今日はちょっと控えめに。ナシゴレンもミーゴレンも、基本チキンなのでここではエビにしました。食事の回数は減ったけど、食べる量が多いし間食も多いから全然お腹空かないのよ。これでも多くてミーゴレンに苦労しました。

食後はまたプールでのんびり。今日のプール清掃のおっちゃんはベッドを直してくれなかったのでちょっとガッカリ。朝方の雨のせいで水は冷たいし、雲が多くて涼しいので、結構寒い。でも満喫しておかないと…。ときどき日が差すと温かいよ。プールサイドの樹木には、ときどきリスが来ます。クッキーとか置いておくと、人が近くにいても食べるよ。手のひらでも食べるらしいけど、噛まれるらしいよ。平和だね。

ア「どうする?海も行っておく?」
嫁「昨日の感じだから、いいや」

ということで、海は無し。プライベートビーチなのに。昼過ぎくらいに切り上げて、荷造り開始。ボロい服を何着か持ってきていたので、ここでポイしてスペースを作る。あとは嫁が強引に詰め詰めして、追加のお土産用のスペースを確保。やるな、嫁。オレのインスタントラーメン、ボロボロになってるだろうけど。万一の時用に折り畳めるボストンバッグを持ってきていたのですが、嫁に『これが邪魔』と言われて凹みました。気を使ったのに。あと、百均で買った水中ゴーグルを捨てろと言われたので、こっそりカバンに入れておきました。

ここでチェックアウト。荷物を預かってもらい、一昨日とは別のスーパーまで送迎してもらいました。前回は思ったより時間がかかったので、お迎えの時間を遅めにしてもらいました。なのに、今まで行ったスーパーと比べてしょぼい、というかボロイ、というか暗い。そして空調も効いてない。暑いよ…。

商品の陳列もスゲー雑。地元の人御用達なのかな。品ぞろえはいいんだか悪いんだか…。コーヒーとか砂糖なんかは種類豊富だけど、塩が見当たらない。全体的に値段は安いよ。でも店員がエアコンの前にたむろしてるし、全体的にやる気なさげ。あ、でも4日目に買った小さいジャムがバラで売ってたよ。自宅用とか、嫁の配る用で買うよ。でも味の種類はスゲー偏ってた。さすがにホテルとはお値段が違うなぁ。

ア「そう言えばさぁ、この後ほかのお店も見るんだよね」
嫁「見たいね」
ア「先に買い物しちゃうとさ、重いよね」
嫁「……スーパー来るといつも時間がかかるから、先に済ませたんでしょ」

嫁、不機嫌になる。時間かかるかもしれないけどさ、持つのは私なんですけど。そこについてはどうお考えなのでしょうか。

お会計を済ませて、2階へ。エスカレーターが設置されているのですが、動いていない。そしてエスカレーター以外に移動手段がない。止まっているエスカレーターってさ、乗るとすごい違和感だよね。ボロボロ過ぎて怖いし。ホント衝撃だわ。

2階は衣料品売り場。完全に地元の人向けなラインアップ。明らかに許可取ってねーだろという、キャラクター商品のオンパレード。ドラえもん、きかんしゃトーマス、クレヨンしんちゃん、ディズニー全般、面白いけどね。

他には、ゲームコーナーとスナックコーナー。ゲームしようにも、硬貨は1枚しか持ってないし、そもそも値段が全然わからん。そして、地元の子どもたちに混ざる勇気はない。スナックコーナーは、怪しい軽食売り場と、パン屋さん。パンは美味しそうだったけど、そんなにお腹空いてないからなぁ。軽食はたたずまいからしてして近寄りがたいのでパス。

ヤバい、見るものが無い。時間があったら、近隣の京都ラーメンのお店にロブスターラーメンを食べに行こうと思ったけど、ちょっと時間が中途半端。そして嫁が不機嫌かつグロッキー。うわー…とても居づらい。

嫁「蒸し暑くて気分悪い。動きたくない」
ア「なんか飲み物買ってこようか?」
嫁「要らない。迎えが来るまで椅子で待ってる」

45分ほど、ベンチでスマホいじって時間を潰しました。えー…オレが悪いの?

お迎えの車で再びホテルへ。戻ったところでやることがない。仮設ロビーのソファーでスマホポチポチして時間つぶし。最終日に何やっているんだか…。1時間ほどでマッサージのはずが、全然お声がかからない。湧き立つ不安…忘れられているということはないけど、空港への送迎まで30分しか余裕みてないんだよ。30分以上遅れると、送迎がピンチ。予定より30分遅れで、マッサージ開始となりました。これはまずい。

最初の問診票で『避けたいところにはレを、重点的にやってほしいところには○を付けてください』とあったので、背中と肩にレ点を付けておきました。昨日地獄を味わいましたからね。記入した問診票をスタッフに渡す。今日はお姉さんじゃなくておばさんで、ちょっとガッカリ。

ス「□○☆△?」
ア「え?」

とりあえずシャワーを浴びて紙パンツを装備して、今日も足から。痛気持ちいのは相変わらずですが、昨晩不覚にも蚊に刺されを掻きむしってしまい、傷になっているんですよ。そこに粗塩が容赦なくこんにちわ。ジャリジャリ感の痛み+塩分が沁みて、超悶絶。昨日とは違う意味で苦行である。

そしてベッドにうつぶせになり、全身のマッサージ。昨日と同じように背中と肩をゴリゴリ攻められる。痛くすぐったい!思い返せばシャワーを浴びる前にスタッフに話しかけられたけど、『モア』って言ってた気がする。あれって『チェックしたところは重点的でいいのか』という質問だったのではないか。絶望である。幸い重点的というほどではなかったけど、今日もマッサージで疲れたぜ…。

一通り終えてシャワーを浴びに行くと、時刻は既に送迎時間。オイルを落とすのもそこそこに、ダッシュで着替えてダッシュでクッキー食べてダッシュでお茶飲んでダッシュでアンケートに記入してダッシュでエントランスへ。お迎えのガイドさんが既に待機中でした。ごめんね、アルサさん。

まだ明るかったら海上道路でも使ってもらおうと思いましたが、どっぷり日が暮れてました。空港近辺の渋滞を解消すべく、その名の通り海上に高速道路が走っているんだよ。イメージ的にはアクアラインですね。晴れていれば景色がいいらしいよ。

最後の観光として連れてこられたのは免税店。2日目に来たところ。仕方ないね、そういうツアーだからね。2日目に見なかったお店を冷かして、嫁もブランド品を買っていました。カードが使えるって便利だね。そして再びスーパーへ。ここでお金を使い切る!バッグに余裕があったので、お菓子類を買い漁る。確か寿導がハイチュウ好きだって言っていたので探したのですが、森永のお菓子が見つからず。明治はいっぱいあるのに…。失敗したなぁ、お昼に行ったスーパーにはハイチュウがあった気がするんだけどなぁ。ほぼほぼお金を使い切りましたが、新たに500IDRと200IDRの硬貨を入手しました。今までいろんなお店でお釣りをちょろまかされてたな…。

買い物後は免税店に戻って夕食。このスーパーもモールに入っているので色んな飲食店があるのですが、免税店でお食事無料券をもらったので。食べられるのはミーゴレンとナシゴレンだけだけど。で、無料券が使えるお店はどう見ても中華料理屋。まぁ中華料理屋でも現地の料理を出したりするんだろうな。ミーゴレンとナシゴレンをそれぞれオーダー。出てきたのは、どう見ても焼きそばとチャーハン。食べてみても、上海焼きそばとチャーハン。麺炒めと米炒めだから合っているけどさ、なんか違うよね。まさか最終日に中華を食べるとは…チープだけどこれはこれで美味しいし。

ガイドさんと合流し、遂に空港へ。ここでガイドさんとお別れです。アルサさんとは計4日お世話になりました。今見ても、やっぱり加藤茶だ。最初はどうなるかと思ったけど、ホントにいいガイドさんに当たって良かったなぁ。手荷物検査機が壊れているらしく、空港の中に入るのに行列。どの国の人も比較的ちゃんと並んでいるけど、韓国人グループがうちの3つ前に割り込んだのには腹が立ちました。ウチの後ろにしろよ。

次は金属検査ですが、前の外国人グループが遅くてイライラ。腕時計が引っかかり、通りなおしたらサイフが引っかかり、それでもダメで警備員が対応したり、『ここで待て』的に足跡が印刷してあり、おじいちゃんがその上に立たないといけないと思ったらしく足踏みしていたり、なかなかにカオス。まぁ、かくいう私も『荷物を入れる篭は1人1つ』というルールを知らずに2つ使おうとして注意されましたけどね。

さ、次はチケットをもらいに行かないと。ガルーダのカウンターのビジネスクラス用レーンに入ろうとしたら、警備員に『ここじゃない、あっちだ』と指を差されたのでトボトボと歩いて行ったら、ちょっとしたラウンジ的なカウンターでした。さすがホーム。この後たしか再度の金属検査と出国審査だった気がする。出国審査は審査員が隣の人とおしゃべりをしたままで、特に何もなく通過できました。逆に怖い。成田で止められたりしないだろうか。

一通り空港内のお店を散策して、免税店で買った商品を受け取ってから、ビジネスラウンジへ。改装したばかりでキレイなんだけど、成田のほうが高級感はあったな。ただ、軽食はこちらのほうが豊富。しかーし、さっき夕飯食べたばかりで食欲が…。飲み物は断然成田のほうが良かった。オレンジジュースが不味いってどういうこっちゃ。ビールは見つけられず、結局スプライトだよ。トイレはそんなにキレイじゃないし、中国人だか韓国人が席を占拠して寝てるし、特別感が全然ない。ただ、そこまで混雑してないのはさすがビジネス。飛行機飛ぶまでまだ2時間以上ありますからね。のんびりしとこう。

ア「あー、遂に終わってしまった…どうだった?」
嫁「思ったより良かったよ」

はい、大変カチンときましたね。なんだ、思ったよりって。レベルで言うと、良くなかった<思ったより良くなかった<ふつう<思ったより良かった<良かった<とても良かった、じゃないのか。喧嘩売ってんのか。

2時間くらいのんびりして、いざ搭乗口へ。ついでにちょっとウロウロしてコンビニ的なところを発見。ここで本当にお金を使い果たす。『プラスチックバッグ』って言われて混乱したけど、ビニール袋のことだった。残っているのは日本円にして100円未満。なんか勝った気がする。カードを使ったとはいえ、5万円でちょうど良かったのか。搭乗口へ到着すると、何故か人だらけ。ゲート前は長蛇の列だし、その周りは座り込む人たちがいっぱい。なんでだろうと思ったら、遅延しているのね。理由は書いてないけど、10分の遅延か。ラウンジに戻るのも面倒だし、ベンチも空いてないので我々も並ぶか。

当初の出発時刻になっても搭乗が始まらず、表記は10分遅延のまま。時刻は既に25時、おじさん疲れたよ…。突然、多くの人がゾロゾロと移動を開始。何事かと思ったら、待っている人たちの中に搭乗口を間違えていた人が大量にいたご様子。搭乗口の番号は一緒だけど、階が違うらしい。中国人と思わしき人たちが一気にいなくなり、人が半分くらいになったよ。おかしいと思ったんだよ、なんでこんなに中国人がいるんだろうって。

25時半くらいに搭乗開始。1時間近く待ったな、おい。早々に荷物をしまって、ウエルカムドリンクのシャンパンでヤケ酒。飛び立ったところでフルフラットにして早々に就寝。いやー、フルフラットすごいわ。身長173cmの私が、足を伸ばして寝られるからね。難点は空気の乾燥だね。喉がカラッカラに乾いちゃうよ。慣れない環境のせいか2回トイレに起きたけど、基本的には爆睡ですね。明け方、6時くらいだったかな、ふと目が覚めました。そろそろ朝食だし、そのまま起床。

嫁「いやー、良かった」
ア「え?何が?」
嫁「エンジン音で、あなたのイビキがそんなに気にならなくて。私はともかく、他のお客さんがね」

ほっとけ。朝食はメインが3種類と付け合わせが2種類あったけど、寝ぼけててよく覚えてません。メインがクレープ、付け合わせはヨーグルトをオーダーしました。しかし、全然食欲がない。20時過ぎに夕飯を食べ、22時過ぎにダラダラと軽食を食べ、ほとんど動かずに今に至りますからね。なんとか完食したけど、パンを残してしまいました。お味も、往路と比べて美味しくないし。往路は日本で作って、復路はバリで作っているのかな。

帰りは軽食を食べられなかったのが残念。確か復路の軽食には肉うどんがあったんだよ。もし次にビジネスに乗る機会があれば、ラウンジではしゃぎ過ぎないように気を付けないとダメだな…。何十年後になるかはわからないけど。

30分以上遅れて遂に成田に到着。日本語が通じるってステキ!スマホの時計を日本時間に戻さないとと思ったら、勝手に戻っていました。そう言えば、バリでも勝手に時間が変わっていたぞ。すごいぞ、Android。iPhoneはモバイルデータ通信をオフにしていたから知らね。

入国審査も無事に終え、トイレから戻ったら早々にカバンが出てきて焦る。さすがビジネス、早いぜ。JRのカウンターでNEXの指定席を発券してもらう。電車を待っていると、現実に戻ってきた感が激しく襲ってきて鬱。すべて終わってしまったなぁ…。

重くなったカバンをズリズリ引きずって、無事帰宅。あの交通事情で事故に遭うことも無く、スリやら押し売りやらに絡まれることも無く、体調を崩すことも無く、無事帰宅。何事もなく帰れたのが一番かもしれませんね。初っ端でNEXが遅れ、最後に飛行機が遅れましたけど。

5泊7日って、終わってみればあっという間。海外旅行がほぼ初めてで不安でしたけど、本当に楽しめた。ご飯が心配だったけど、基本的に問題なかったのが良かったよ。すごくおいしいっていうのもほとんどなかったけど。イヤな気分になることも少なく、ほとんどの時間は楽しく過ごせたしね。

次の長期旅行はいつかなぁ。定年祝いかなぁ…。

1月27日

2017-01-27 | Weblog
人生(ほぼ)初の海外旅行、バリ島に行ってきました。5日目。

朝5時起床。何故こんなに早いのかって、朝日を見るためです。ヌサドゥアはバリ島の東側なので昇る朝日が見られるのだよ。こっちはバリ海になるのかな。プライベートビーチがあるから、ゆっくり見られるよ。夕日を見たら朝日も見ないとね。朝日を見ながら朝食っていうのも可能だけど、そんな時間からご飯食べられないよ。

部屋を出てトボトボと歩くこと10分、ビーチに到着。と、遠い…。こっちの海は波がめっちゃ穏やか。東西で全然違うものだなぁ。この時間は干潮で、干潟が良く見える。良く見えるのはいいんだけど、海底があんまりキレイじゃない。ゴミとかじゃなくて、ツルツルした岩に海藻がいっぱい。砂浜はキレイなんだけどなー。

ちょうど東側だけ雲がたくさん。朝日が見られるか、とても微妙なところ。徐々に明るくなる空。輝く雲。残念ながら朝日は見られず。こればっかりは仕方がない、雨季だし。諦めて沖にいる大型客船をタイムラプス撮影して遊んでたら、嫁に怒られました。朝日は見られなかったけど、キレイな空と海が見られたから良しとしよう。そして帰って寝よう。

9時半に再度起床。うむ、今日もいい天気だ。早速モーニングをオーダーしましょう。これがメニュー豊富で、何品頼んでもOK。しかも朝である必要はなく、お昼に頼んでも夜に頼んでもよし。太っ腹。ただし、1日1回だけどね。ドリンクから始まり、サラダやサンドイッチ、パンケーキにオムレツに…が何種類かある。もちろん、ナシゴレンとミーゴレンも。好きなだけ頼んでいいと言われても、困っちゃうね。レストランで食べてもいいし、部屋で食べてもいいということなので、内線でオーダー。

ア「あー、オーダー ブレックファースト」
スタッフ「Yes」
ア「ジャパニーズ、オーケー?」
ス「だいじょぶです」
ア「えーっと、ミックスジュースにフルーツサラダにソフトシリアルにトリュフエッグにハムとチーズのオムレツにハムチーズサンドイッチにバナナクレープにオリジナルトーストにナシゴレン、あとアイスラテで」
ス「わかりました、ナシゴレンはエビとチキンどちらですか」
ア「エビで」

日本語が通じるって素晴らしい。そして運び込まれる大量の料理。明らかに頼み過ぎた…。

ス「○×△☆◇?」
ア「え?」
ス「○×△☆◇?」
ア「え?」
嫁「食器はいつ片づけるかって言ってると思うよ」
ア「んー、2時間後かな」
嫁「2 hour later」
ス「yes. □☆○ clean △×?」
ア「部屋掃除ってこと?んー、シックスティーンオクロック、フォーピーエム」
ス「yes.」
ア「あ、あとプール、クリーンナウ」
ス「Oh, OK」

早速プールの掃除を始めてくれました。とは言っても、浮いている枯葉を集めたり、ベッドのセッティングぐらいだけど。その横で私が死にそうな顔をしながら浮輪に息を吹き込んでいると、掃除のおっちゃんが『Pump?』みたいに聞いてくれました。ほぼほぼ膨らんだけど、お願いしておきました。

食事のほうは、案の定食べきれない。なんつーボリュームだ…。早々に完食は諦めた。お食事系だけ食べて、デザート系は後回しにしよう。因みにお食事はテレビを観ながら頂きました。現地のテレビはNHK以外何を言っているかサッパリなので、iPadで自宅のレコーダーにつないで、録画番組を観てました。ホテルのWi-Fiが泣けるほど遅いので、通信はスマホでテザリングです。海外パケット定額、1日2,980円です。高いけど、2GBとか使ったから…。現地の4Gネットワークは、そこそこ悪くなかったよ。インターコンチネンタルもカユマニスも、Wi-Fi不安定やねん。サイトを見る分にはいいけど、動画系はきつい。

食後、プールでのんびり。ターンがキレイに出来なくなっている自分に愕然とした。おかしい、20年前は出来たのに。嫁曰く『もがいているようにしか見えなかった』とのこと。ほっとけ。基本的には浮輪でプカプカ。嫁はプールサイドのベッドでのんびり。超平和。しかし、平和とは長続きしないもの。ここでスコール来襲。渋々ベッドを片づけて、シャワーを浴びて室内でのんびり。アフタヌーンティーは、満腹すぎて頼みませんでした。バナナクレープ食べないと…。

16時、スタッフが訪問。人生初の全身マッサージ、いわゆるエステ体験です。ホテルの特典で2時間半付いているんだよ。太っ腹だね。いろいろあって、本日1時間半、明日1時間でお願いしています。分割できることに驚きさ。スタッフの案内でマッサージルームへ。問診票を書いて、香りの違うマッサージオイルから1つ選んで、シャワーを浴びてお着替え。これが噂の紙パンツか…。

まずは足から。ちょっと熱めのお湯で足をゴシゴシ。ブラシで汚れを落として、粗塩を擦りこみ、オイルで揉む。あ、超気持ちいい。次は上着を脱いで、ベッドに俯せ。背中と肩のマッサージです。部屋が若干寒いんですけど…。

スタッフ「☆○ ice □△×?」
嫁「え?何?」
スタッフ「☆○ ice □△×?」
嫁「えーっと…」
ア「ジェスチャー的に、首を冷やすかって聞いてるんじゃない?」
ス「Yes」
嫁「じゃあお願いします」

部屋が寒いのに、首に氷を当てられるとは。いや、気持ちいいんだけどね。で、肝心のマッサージで死んだ。元々くすぐったがりではありましたが、プロのマッサージなら大丈夫だと思ったんだよ。痛いしくすぐったいしで、どういう感情になればいいんだよ。体に変な力が入ってガチガチだよ。これ、逆に疲れるんじゃないか。

ス「いたいですか?」
ア「ノーノー、くすぐったい」

地獄のような時間でした。でも、気づけば体がポカポカ。寒くない。そのまま軽く足のストレッチ。これは気持ちが良かった。その後は仰向けになり、腕と胸のマッサージ。あ、コレはめっちゃ気持ちがいい。なるほど、私は背中がダメなんだな。

これでマッサージは終わり。シャワーを浴びて、ジンジャーティーとクッキーを頂いて、アンケートに答えて終了。このアンケートの項目に『良かったスタッフの名前を書いてください』というのがあるのですが、そこに既に名前が入っているんですが。まぁ、若くてそこそこ可愛かったから、全然いいんですけどね!もう少しワイセツなマッサージでも良かったんですけどね!ジンジャーティーが美味しくないんですけどね!

部屋に戻ると、ディナーです。これまたホテルの特典で、1回だけランチが付いてくる。ランチ名目だけど夜に頼んでもOKなので、この時間にしました。どっかのインターコンチネンタルと違って、ドリンクは無料だし料理もしっかりしてる。いや、どっかのインターコンチネンタルより宿泊料が高いんだけどね。前菜にリンゴとパイナップルのサラダ。ついつい『PPAP』ってつぶやいたら、スタッフも『Oh!
PPAP!』って乗ってきました。このスタッフは完全英語なので意思疎通が大変でしたが、結構雑談しましたよ。

ア「PPAP知ってるの?」
ス「知ってるよ、YouTubeで見た。他にも日本のアニメとか見るよ」
ア「YouTubeで?すごいな、なに見るの?ワンピース?」
ス「ワンピース見るよ!あとナルトが人気」
嫁「そう言えば、テレビで英語のちびまる子ちゃんやってたね」
ス「日本のアニメは人気だけど、バトル物は放送してないんだ」
ア「なんで?」
ス「教育に良くないから禁止されているんだ。だからYouTubeで見るよ」
ア「なるほどねー、お国柄だなぁ」
ス「おススメのアニメはなんだい?」
ア「んー、ガンダムだな」
ス「ガンダムって?」
ア「ロボットアニメ。日本では有名だよ」
ス「YouTubeで調べてみるよ」

全て意訳ですが、こんな感じ。ところどころ、話が通じず嫁に通訳してもらったり、私の発言が単語だけだったりしましたけどね。あ、サラダは美味しかったです。

その後はメインで、お魚とお米。タイ米のはずだけど、そこまでパサパサしてなかったよ。たぶん、お米に香りづけしたり、ちょっと油が入っていたりするんだろうね。美味しかった。さらにデザートも付くよ。チョコタルト。うむ、美味しい。どれも特別美味しいわけじゃないけど、美味しく頂けました。コレがランチって言うのがすごいな。あ、ご飯が付いてるのにパンも付いてくるのは驚いた。ご飯はおひつ一杯に来るし。『もういらないの?』って言われても、そんなに食べられないぜよ。昼過ぎにクレープ食べてるし。

今日も嫁が風呂入っている間に全裸で泳いで、風呂入って就寝。嗚呼、旅行も遂に明日で最後か…。

1月24日

2017-01-24 | Weblog
人生(ほぼ)初の海外旅行、バリ島に行ってきました。4日目。

確か8時過ぎに起床。朝食は昨日と同じ会場で。エアコン快適。席に通されて、コーヒーか紅茶か聞かれ、料理を取りに行く。ラインアップは昨日とほぼ同じだなぁ。和食に肉じゃがが追加されているのと、バナナスムージーがパパイヤスムージーに変わっていたのは気づいたよ。昨日よりゆっくりなせいか、体調も悪くなく食欲もあるぞ。

ウキウキで選んで席に戻ると、ヌードルのボウルが置いてありました。『珍しく嫁が麺類に手を出したな』と思ったら、現れたのは東洋人女性、中国人か韓国人かは判別できなかった。英語?でまくし立てられましたが、たぶん『ここは私の席だ』的なことを言っているのでしょう。マジかよ、ブッキングかよ。頭は回らないし英語出来ないので回答のしようがないので愛想笑いをしていると、ホテルのスタッフがコーヒーと紅茶を運んできてくれました。自分が頼んだ飲み物と違ったんでしょうね、おそらく『私の席がない』的な話になり、隣のテーブルに移動していきました。スタッフがテーブルをセッティングして飲み物を取りに行ったところで、その女性が別のテーブルに連れの男性を発見、そこへまた移動していきました。おいおい、なんやねん。貴様の勘違いだったんかい。まずは謝れよ。なに何事もなかったように飯食っとんねん。スタッフが飲み物運んで来ちゃってるじゃん。一言声かけてやれよ。

そんな爽やかな朝。あ、今日は春雨麺を食べました。結論として、初日に食べた米粉麺が一番美味しかったな。あと、欧米系外国人の食べ方は半端ない。少しずついろんな料理を持ってくるのが日本人的ですが、欧米系は自分の好きなものをごっそり持ってくる。そして残す。もしくは持って帰る。うーむ、文化が違う。もちろん、お上品な方々も多い。楽しそうに紅茶だかコーヒーだかを飲みながらオムレツを食べてる老夫婦に癒されたよ。

お食事の時に、各テーブルに小さな瓶詰のジャムが置いてあるんですよ。色んな種類があって、結構可愛い。南国はフルーツが良いですから、ジャムも結構いいらしい。これ、お土産にいいんじゃないかな。ということで、どこで買えるかフロントで聞いてみよう。日本の温泉みたいに、わかりやすいお土産売り場があればいいのに。

ア「あー、ジャパニーズスピーキングスタッフ、いますか?」
フロント「oh、今いません、私少しならわかります」
ア「朝ごはんで出ていたジャムが欲しいんですけど、どこで買えますか?」
フ「ホテルで買うと高いから、ホテル出て右に行ったお店で買う方が、安くて大きいですよ」
ア「違う違う、朝食で出た、あの小さいのが欲しいの」
フ「だったら、朝ごはんのときに持って帰ればいいよ」
ア「いいの!?」
フ「毎日1つ2つずつ待って帰ればバレないよー」

それでいいのか。実際にはもっと日本語が通じずに苦労しました。そして今日が朝食最後だから、もう持って帰れないんですけど。

食後、水着に着替えていざ海へ。2日目も思ったけど、インド洋、波高し。ザッパンザッパン言ってるよ。プライベートビーチだから、ほとんど人がいない。監視員もいない。波にさらわれたらおしまい。嫁は海に入る気はないらしく、浜辺でのんびり。私だけ、気合を入れて突撃。

波すげぇ!膝まで入ると、かなり波に押されてふらつく。腰まで入ると抵抗できません。しかし楽しい。波がある海って久しぶりだなぁ!サマーランドの波のプールも立ち入り禁止になったし、満喫しておかないと!胸元まで入るともう大変。大きな波が来ると足が付きません。さらにその波が崩れたりしたら、もみくちゃでどうしようもない。やばい、海パン脱げる。部屋のカードキー入ってるのに。

バッシャバッシャ楽しんだ結果、気持ち悪くなる。食後すぐに激しい運動はするものではないな…。もはや波に抗う力もなく、されるがままに浜に打ち上げられ、トボトボと嫁のもとへ。

ア「体力的につらい…」
嫁「波の間から頭が見えたり消えたりして、漂流者にしか見えなかったよ」

嫁がプールにも行きたいというので、少し休んで海に突撃して、再び浜に打ち上げられて、クラブプールへ。まだ時間が早いからか、プールはガラガラ。3人がプールの中でのんびり、数人がプールサイドでのんびりって感じ。我々もプールサイドのベッドを押さえて、小休止。呼吸を整えていると、ホテルスタッフが水を運んできてくれました。素晴らしいサービスですね。プールバーもあるので、お酒やソフトドリンクを飲みながら泳ぐことも出来るよ。

周りは白人系しかいません。なんかすごく居づらい。隅っこでバッシャバッシャ泳いだら、嫁に『恥ずかしいからやめて』と止められました。なんでや!プールは泳ぐところやろ!風呂みたいに浸かっているあっちがおかしいんだ!と言ったところでしょうがないので、おとなしくのんびりしました。

ボーっとしていたいところだけど、今日はホテル移動日なのでチェックアウトの準備をしなければ。11時過ぎに部屋に戻り、シャワーを浴びて荷造り。荷造りしていると、日本人スタッフから内線がかかってきました。

ス「滞在中、ご不便やご迷惑をおかけしませんでしたか」
ア「いやいやとんでもない、大変お世話になりました」
ス「残りわずかですが、ごゆっくりお過ごしください」
ア「あ、すみません、荷造りしたのでカバン取りに来てください」
ス「かしこまりました」
ア「あと、朝食で出たジャムって、ホテルで買えますか?」
ス「そーですねぇ、ホテル内のショップで売っているかもしれません」

カバンを取りに来てもらい、ホテル内を再度散策。ブランド店などの陰にひっそりと、ショップを発見。そしてそこに、無事ジャムが置いてありました。やったぜ!

チェックアウトまで時間があるのでラウンジでのんびりしていたら、スタッフが来てチェックアウトの手続きをしてくれました。そう言えば、チェックインもラウンジだったわ。クラブルームすげーな。アイスティーを飲み終えて、フロントに行くとガイドのアルサさんが待っていました。ホテルの移動を手伝ってくれるんだよ。

よっしゃ、次のホテルに出発!と思ったら、カバンが来ない。どこ行った。ガイドさんとスタッフがワタワタとしております。まぁ、なくなることはないだろうけど。10分くらいしたらカバンが出てきました。チェックアウトまで2時間あるし、まだ出ないと思って奥に保管していたのかな。

移動がてら、昼食。ガイドさんおススメのポークリブのお店へ。最近バリで流行っているんだって、ポークリブ。地元の人も行くようなお店ということなので、不安半分期待半分。お店に着いたら、めっちゃいい匂い。店先で焼いていて、香ばしい煙が充満していて食欲をそそりまくり。が、混んでる。と言っても時間が若干遅いので、2組待ち。いいよ、それくらい待つよ。客層は、東洋人観光客が多いな。たぶん、中国人。

20分ほど待ったところで、オーダー。ヤバい、悩む。おススメのポークリブは外せないとして、ビーフリブもあるし、チキンもある。どっちがいいかなー。よし、嫁に選ばせてあげよう。

ア「ポークリブは外せないとして、もう一品どうする?」
嫁「ミーゴレン」
ア「……え?」
嫁「ミーゴレン」
ア「あ、はい」

どうやら現地料理が気に入ったらしい。でも食い過ぎじゃない?昨日の昼も、昨日の夜もミーゴレン出てきたよね?とは言えず。ポークリブは、付け合わせをライスにするかポテトにするか聞かれたので、ポテトにしてみました。ドリンクは安定のスプライトです。

待つこと5分でポークリブとこんにちは。これがめっちゃうまい!ソースはあまりスパイシーではなく、BBQソースを少しマイルドにした感じ。食が進みまくり。味が濃すぎず、ご飯がなくてもバクバク食べられるよ。ポテトで正解だった。でも隣の客が、残った肉とソースとご飯を混ぜるという裏技をかましていて、ちょっとうらやましい。そして隣の客の旦那は、美味しそうなチキンを目の前にして、ほとんど食べずにスマホゲームに興じている。なんともったいない。

嫁の頼んだミーゴレンも到着。チキンが少し乗っていました。あ、チキンも美味しいぞ。なんと食べやすい味だ。ポークリブに食いつき、麺を食べ、チキンをつまんでポテトで一休み。完璧だね。こうも美味しいとビーフの味も気になるね。そう言えば、サービスでエビせんが付いてきました。どこのレストランでも、エビせんは付いてくるものっぽい。

朝ごはんからそんなに時間が経っていないので大して食欲なかったのですが、見事に完食。これはいいお店を教えてもらったなぁ。全然お会計に来てくれないけど。しかし、お値段はそこそこだったなぁ。たしか、ポークリブが110,000IDRでミーゴレンが80,000IDRとかだった気がする。スプライトは忘れた。日本とさほど値段が変わらないね。ホントに地元の人来るのか。あと、お釣りいつもらえるんですか。

大満足で次のホテルへ。日本に帰ってからパンフ読みなおして気づいたけど、ホテル移動時にどこかに寄る場合は別料金だった。ガイドさん、マジありがとう。

次のホテルはヌサドゥアという地区にあります。ここはリゾート地区で、地元の人は入れないらしい。実際に検問がありましたよ。もともと爆破テロ以降は各ホテルで入場チェックを実施しているのですが、めんどいからまとめてやっちゃおうぜって感じなのかもしれない。検問をくぐると、景色が一変。さっきまであんなにお店と人と車でゴチャゴチャしていたのに、滅茶苦茶スッキリ。道路はガラガラ、歩道もスカスカ、緑が多くて大きい公園みたい。

そんなところにあるホテル、カユマニスが本日のお宿。ホテルというか、ヴィラ。コテージのような一棟貸し切りで、周囲は高い塀に囲まれているので周りを気にせずのんびりできる。16歳未満は宿泊禁止なのですごく静か。小さいけどプライベートプールも付いてるだーよ。ヴィラに泊まりたいというのは嫁の希望。ホントはもっと市街地のクタとかにしようと思ったけど、HISのお姉さんに止められてここになりました。確かにここなら静かだし、宿泊客の半分が日本人というだけあって、日本人スタッフも常駐。インターコンチネンタルにもいたけど、宿泊客数に対する比率がね…。そんな日本人スタッフがお出迎え。流暢な日本語を久しぶりに聞いたね。部屋まで案内してもらって、注意事項やらサービスやらのご説明。

ア「困ったら内線でお姉さんを呼び出せばいいんですね」
日「はい、それで大丈夫ですよ。不在だったらケータイにつながるようにしてもらうので」
ア「……なるべくご迷惑をかけないようにしますね」

部屋はワンルームだけど結構な広さ。レースのカーテン付きのダブルベッドに、ソファセット、小さいながらもキッチンがある。プールは歩測で10m、深さは1.5mだから結構深い。嫁は沈みます。そして最大の衝撃が、トイレがオープン。どれくらいオープンかって、天井しかない。こう書くと語弊があるね。風呂トイレ洗面台が、屋外に設置されているんだよ。部屋からは屋根続きだから雨には濡れないけど、開放感と蚊が半端ないね。設備はとてもキレイです。

設備もすごいけどサービスもすごい。朝食は、浜辺で朝日を見ながらと、レストランと、部屋食と選べる。アフタヌーンティーのセットも付いているし、部屋の清掃は1日2回。部屋の冷蔵庫(コーラ、ダイエットコーラ、スプライト、ビールが2本ずつ)は無料で毎日補充、フルーツ盛り合わせと大き目の瓶いっぱいのクッキーも毎日補充。近隣の無料送迎にレンタル自転車と、結構至れり尽くせり。その分高いけど。インターコンチネンタルも、チョコとフルーツは毎日補充だったけどね。

一通り説明が終わったところで、サービスのアフタヌーンティーをオーダー。ティーだけど、飲み物はカフェラテだよ。出てきたのは、まさにホテルで食べるヤツ。焼き菓子とバリのデザートとサンドイッチ。いや、これ、普通に昼食のボリュームなんですけど。カフェラテもコーヒーがいい感じにビターでめっちゃ美味しい。

アフタヌーンティーでお腹も膨れたところで、送迎サービスで近くのショッピングモールへ。送迎車がオートマであることに感動。ショッピングモールにはなんと、SOGOも入っているんだよ。2時間後にお迎えをお願いして、中を散策。2日目に行ったショッピングモールと違って、ここは観光客しか来れないからすごく静か。ゆっくり見られるね。まずはぐるっと一周して、SOGOに突入。うん、まぁ日本語はないね。雰囲気は日本と大差ないかな。気になったのは、31アイスとコールドストーンが2店舗ずつあったこと。そんなに需要があるのか。

そして、嫁のご希望のスーパーへ。スーパー好きだな…。スーパーとは言うものの、半分はお土産売り場みたいな感じ。自分用のお菓子とか、今夜の軽食とかを買い出し。ちょっとだけ時間が余ったのでコンビニを覗いたら、スーパーより安かった…。このカップ麺、スーパーで8,000IDRで買ったけど、コンビニだと6,800IDRですよ。まさかスーパーのほうが高いとは思わないじゃん…あれか、成城石井的な感じなのか。あ、そう言えば初めてここで初めてコインをゲットした。コインは存在しないものかと思っていたけど、ちゃんとあるんですね。1,000IDRコイン、めっちゃ軽くて不安なんですけど。

あっという間にお迎えの時間。ちょっとチンタラしすぎた。ホテルに戻って、風呂でも入るか。ここも風呂が大変だった。とにかく水量が少ない!バスタブに水は貯まらないし、シャワーはチョロチョロ。水が黄色くないだけ良しとするか…。嫁が風呂に入っている間にプールで遊ぼうっと。どうせ誰からも見られないし、全裸で突撃。なんという開放感…!一泳ぎして、風呂に行ったらお湯が出ないんですよ。お湯って言うか、冷たくない水しか出ない。

ア「なんかお湯出ないんだけど…」
嫁「たぶんこういうところはお湯をタンクに貯めてるから、タンクが空になったんじゃない?」

誰のせいでこうなった。お湯は出ないし水量は少ないし、どうせいっちゅーねん。仕方がないので、プールサイドの打たせ湯的な蛇口で体を洗いました。こっちは水量が良すぎて、体痛いよ。ちゃんとお湯が出たので、タンクが別なのかな。

さすがに小腹が空きました。さっき買ってみたカップ麺を食べてみましょう。作り方が全然わからんけど、絵が書いてあるからなんとかなるだろ。えーっと、まずは蓋を開ける…既に開いているんですが…フィルムで覆われていたとはいえ、衛生的に大丈夫かしら…。次は、小袋を取り出して中身を入れる。そしてお湯を注ぐ。待つこと3分、出来上がり。あ、箸がない。と思ったら、カップの中から折り畳みフォークが出てきました。ついでに小袋が2つ出てきました。絵だけで作り方を理解するのは無理だった…。味は普通。クセも無く、しょう油系のカップ麺として普通に美味しく頂きました。逆にガッカリ。

今日はこんなもので終了。さ、寝るかね。ベッドのカーテンは、蚊が入らないようにするために存在していることを初めて知ったよ。蚊帳代わりですね。それではおやすみなさい。

1月23日

2017-01-23 | Weblog
人生(ほぼ)初の海外旅行、バリ島に行ってきました。3日目。

今日は6時過ぎに起床。早いよ…。ツアーの集合時間が8時だから仕方がない。身だしなみを整えて、朝食へ。今日は屋内のお食事会場にしました。いやー、エアコンがついているって快適。メニューは昨日の会場とさほど変わらない。こっちのほうが若干多いかな。和食コーナーもあったけど、白米、味噌汁、太巻き(謎の野菜巻き)、漬物と言ったラインアップ。やっぱり洋食が中心。

朝が早いせいか、若干の体調不良で食欲もあまりない。そうだ、昨日は米粉麺を食べたけど、今日は卵麺を食べよう。麺類でサッパリしよう。いやー、全っ然美味しくない。スープは昨日と同じだから美味しいんだけど、麺がネチョネチョ。茹ですぎ?茹で不足?ガッカリだよ。今日の当たりはバナナスムージーでした。

8時にロビーでガイドさんと待ち合わせ。今日はHISのツアーなので、アルサさんじゃないよ。ワンさんと言うらしい。30代前半くらいかな。若そうで明るい感じ。ドライバーはめっちゃいかついおっさん。逆らったら殺されそう。

まずは民族舞踊であるバロンダンスの鑑賞。劇場までの移動の車内で、自己紹介からの雑談。事前にアルサさんから聞いていた情報がめっちゃ多く、なんか気を遣う。しかし、朝のバリは初めてでちょっと新鮮。通勤時間帯をちょっと過ぎたくらいらしいけど、バイクの量が半端ねぇ。通勤で2人乗りとか、ちょっと謎。家族を送ってから自分も仕事に行くのか、途中で同僚を拾ったのか。とりあえずヘルメットしようぜ。

ガ「道はいつもこんな感じです。交通事故がいっぱいおきてます」
ア「そうなんですねー(前に聞いたなぁ)」
ガ「バリではスピード違反がありません」
ア「え?なんで?」
ガ「最高速度がないんです」
ア「そういえば、そういう標識がない!」

新しい発見。そしてそれでいいのか、バリ。

ガ「道路が思っていたよりも空いていたので、ちょっと時間があるんです」
ア「はぁ」
ガ「このまま劇場に行って待つか、布工場の見学をするか、どっちがいいですか」

あー、コレ、ネットで調べたヤツや。高いお土産買わされるヤツや。でも待つのも暇なので布工場へ。工場と言っても、見られるのは1部屋だけ。そこでおじさんとおばさんが布を織って色付けしてた。見る価値なし。そしてそのままお土産売り場へご案内。Tシャツやらスカーフやら、織物を中心に品ぞろえはなかなか豊富。値段的にも、免税店とかに比べると安いので、自分用と身内用にいくつかお買い上げ。

その後、目的のバロンダンス。簡単に言えば、王子と死神による善と悪の戦い。バリ島かヒンズー教か忘れたけど、物事は全て表裏一体で、どちらかのみということはないという思想らしく、この物語の結末も決着がつかずに終わる。民族舞踊が見たかったので満足ですが、内容的にはイマイチ。超ダレる。物語的にどうでも良さそうな部分が長く、盛り上がるところが短い。今朝からの若干の体調不良と暑さが相まって、気持ち悪くなってきた。

そう、今日暑いんだよ。汗ダラダラだよ。ようやく南国って感じになってきました。バロンダンスが終わって、トイレに行って衝撃を受けた。学校の流しあるじゃん、蛇口がいっぱい付いてるヤツ。アレに仕切りを付けただけって感じ。嫁曰く、女性トイレもショッキングだったらしいよ。むしろこれがバリクオリティなんだろうけど。

次は銀細工の工場。流れは完全に織物と一緒。見学は1部屋で、銀を溶かしているお兄ちゃんと指輪を作っているおっちゃんを見るだけ。さっきも思ったけど、これは作業部屋であって工場ではない。そしてまたお土産売り場へご案内。銀細工なんて、欲しいもの無いわ。バリのお守りは銀細工だけど、昨日買っちゃったし。すぐに帰るのも悪いので、ゆっくり売り場を一周して撤退。

その次は雑貨屋。お土産ばかりやな。面白いものもちょっとあったけど、欲しいものは大概買い終わってるし。嫁がランチョンマットを買って終了。

次は遺跡であるゴア・ガジャ。16世紀ごろに作られたと思われ、その後忘れ去られて1950年代に再発見されたそうな。だいぶ整備されているけど、沐浴場と洞窟と積んである石は当時のままだそうな。積んである石はよくわからんけど、沐浴場と洞窟は結構装飾が凝っている。沐浴場は男性用と女性用に分かれており、沐浴に使う水は近くの湧き水。岩から湧き出ていて、岩を掘った水道で沐浴場まで水をひいてる。これも当時のままというのだからすごい。湧水量はかなり減ったそうです。周りを見渡すと、木々が鬱蒼としていてジャングルっぽい感じ。入口付近はお店が並んでいて、若干仲見世通り感がある。ガイドさん曰く、お土産は質が悪いから注意とのこと。

洞窟は、中に籠もってお祈りだか瞑想だかをする場所。入口はさっきのバロンダンスに出た死神が変身した、悪魔の顔をかたどっている。口から入るのかよ。中は真っ暗。そしてかなり蒸し暑い。こういうところって、温度が一定で夏涼しく冬暖かい的な感じじゃないの?湿気がまとわりつく感じ。祈祷用のスペースや就寝スペースが彫ってあるけど、どこも狭い。いやー、修行僧は大変だわ。

これで午前は終了。ランチ会場は、念願のキンタマーニ高原です。キンタマーニですよ、キンタマ。北上しながら観光していたとはいえ、高原までは1時間ほど車を走らせます。途中で集落を通過したりするのですが、これが超田舎道。すれ違いもやっとって感じの道で、観光バスを追い越そうとするウチの車。そりゃ無茶だよ。何回かチャレンジして、抜き去ったけど。もうね、超運転荒い。加減速もハンドルきるのも急で、車は揺れまくり。嫁は青い顔してました。そりゃ早く着いた方が運転手は休憩時間取れるけどさ…。さらに天気が怪しい。進行方向にはどす黒い雲。あー、雲があるなーと思ったら、土砂降り。オワタ\(^o^)/

無事にキンタマーニに到着。着くころには雨が上がり、青空も顔を見せています。いやー、ホント天気に恵まれるな。でも寒い。気温は20℃ないくらいかなぁ。不覚にも長袖を車に置いてきてしまった。雨上がりのせいか、視界はクッキリ。バトゥール山とバトゥール湖がキレイに見える。残念ながらアグン山は雲の中だけど、外輪山は良く見えるので、なかなかの絶景。バトゥール山はすごくキレイな形をしていて、めっちゃ登りたい!

でもバトゥール山は活火山で、17年前に噴火しているんだって。怖いね。山肌は草が生えている緑と、固まった溶岩でマーブルというか縞というか。麓の湖岸には集落がいっぱい。温泉も湧いているんだって。また噴火したらどうするんだろう…。

嫁「あの黒いところ、溶岩なんだね。雲で影っているのかと思った」

草原が日陰でであんなに黒くなるかよ!って思ったね。

ア「草原が日陰でであんなに黒くなるかよ!」

口に出ちゃったね。ひとしきり景色を満喫したので、ご飯にしましょう。景色の良いテラス席に惹かれましたが、あまりに寒いので建物の中で頂きましょう。メニューはインドネシア料理のバイキングとなっており、ツアー代金に含まれております。が、ここでも飲み物は別料金。まぁ、1杯くらい頼んであげましょう。

お味は、可もなく不可もなく。食べられなくないけど、美味しいとは思わない。ミーゴレン、明らかにインスタントだし。一通り味わったところで打ち止めに。ここのところ1日2食だったし、問題ないやろ。コーヒーもレモングラスティーも薄いな、おい。ここは景色を楽しむところだと割り切ろうね。

続いてはライステラス。道中でも結構いい感じの農園がチラホラ。運転が荒いからキレイに写真を撮れなかったのが残念。30分ちょいくらいで到着。めっちゃ混んでるな。確かに立派だけど、思ったよりギュッとした感じ。小さくまとまっちゃってるんだよ。写真を見る限り、別のライステラスのほうが壮大だったかな。まぁ、そっちは遠いから行けないけど。良く見ると、外国人が散策している。

ガ「トレッキングツアーもあるんですよ。2時間くらいかな。今日は見るだけですけど」

おー、この近辺を散策できるなら結構面白そう。とはいえ、そんな時間を取れるわけもなく、見れただけでも良しとしようね。なんかドローン飛んでるけど。20分くらいで強制切り上げ。

次はウブド散策です。ウブドは内陸の繁華街?宿泊地も多いしね。市場があって、客引きが半端ないらしいよ。王宮もあるし、意外と時間がつぶれそう。初日にルアックコーヒーを飲まなかったら、ここで飲む予定だったんだけどね。

ガ「市場は押し売りに弱い人は行かない方がいいですよ」
嫁「あ、ウチだめだ」
ガ「では17時15分前に集合です」

まずは王宮を見学。寺院と同じく、立ち入り制限が厳しくてあまり見るところなし。装飾が凝っているようなところは中国人が占拠していて写真撮れないし。15分くらいで撤収。市場は怖くて入れないので、その横の道を散策。ブランドショップもあれば、胡散臭いお店もあり、なかなかに飽きない。そこそこツアーカウンターみたいなのがあったな。エレファントライドとか、ラフティングとか。面白そうだったのがバギー。山間部を爆走出来るっぽい。いつかやってみたい。明確な目的があるわけでもないので、30分くらいで結局飽きる。嫁の提案でコンビニに入ってみることにしました。

バリでよく見るコンビニは、モスバーガーにそっくりなロゴのMini martと、alfa mart、coco mart、そしてCircle
K。Circle
Kは、あのサークルK。日本で消えつつあるロゴが、そこかしこにあるよ。最初、サークルKが何故かローソンとして上陸。いろんな問題で1年で撤退して、サークルKとして再上陸。爆発的に流行って、今に至るらしい。

最初に入ったのはサークルK。本当に普通のコンビニ。お菓子や飲料、生活用品や、場所柄お土産も置いていたな。残念ながら、とろける窯出しプリンは無かった。そう言えば、ホットスナックも無かった。持ち帰りのコーヒーもあったけど、若干胡散臭いのスルー。大概、どのコンビニにも店先にテーブルとイスが置いてあるから、そこで飲むのかな。特に欲しいものもないので、退散。

次に入ったのはMini
mart。うん、まぁコンビニだよね。サークルKと同じ商品でも、値段が違うのが面白い。コンビニ=定価っていうのは日本だけなのかな。せっかくなので、お菓子をちょっと購入。レジの人が何言っているのか、サッパリわからなかったよ。

これでやることがなくなりました。嫁が『ガイドブック見たい』とか言い出しましたが、こんなところで広げたら、客引きに捕まって死ぬことは明確。いったん王宮に戻って、中に入ってから確認しようと、何とか嫁を説き伏せました。王宮の中には現地の人はほとんどいませんでしたからね。

王宮に向かう途中で、ポツポツと雨が降り出す。やばい、来るぞ。予定変更で、カフェで時間を潰すことで合意。カフェもいろいろあるので迷っちゃうね。オシャレなバーっぽいところは白人系がいっぱいいて場違い感があるし、地元なお店に入る勇気は(お腹の心配的な意味で)ない。迷っているうちに雨はポツポツからボタボタに変わり、ちょっとヤバそう。そこそこキレイめなお店に飛び込みました。オーダーしている間に、外は豪雨。どれくらいって、日本だとゲリラ豪雨って言われるくらい。間一髪だったわ。

私がオーダーしたのはスプライト。バリでは至る所にスプライトがあり、一番無難な飲料。コカ・コーラが強いらしく、ペプシはほとんど見なかったね。コーラよりスプライトのほうがサッパリしているイメージなので、行きの飛行機から始まり、バリを出るまで飲みまくったよ。嫁に糖尿になると警告されるくらい。

ア「えーあー、スプライトで」
店「Bottle or Can?」
ア「え?え?」
店「Bottle or Can?」
ア「あ、缶で」

基本、1回では聞き取れません。瓶でも缶でもいいんですけど、なんとなく缶のほうが衛生的な気がした。缶なら英語も日本語も発音同じだし。そして運ばれてくる缶と、氷の入ったグラス。ガイドブックには『現地の水には気を付けろ。出来るなら歯を磨くのもミネラルウォーターを使え。お店の氷もヤバいからNo
Iceで頼め』って書いてあった。ぐぬぬ、このグラスは使っていいものか…。

嫁「このくらいキレイな店なら大丈夫でしょ」

嫁を信じた。結果、大丈夫だった。外は相変わらずの大雨。傘を持っていない観光客が、ずぶ濡れで歩いているよ。現地の子も、全身ビッシャビシャでバイクに乗っていたりする。大半はカッパを着ているけどね。若い女の子の2人乗り(当然ノーヘル)で、Tシャツビシャビシャだったのは、もはやエロさではなく哀愁を感じた。

30分ほど経ちましたが、雨は止まず。若干弱くなった気はするけど。集合時間が近いので、諦めて出発。嫁は折りたたみ傘、私は折りたたみ傘+レインウェア。今日はハーフパンツとサンダルで正解だったわ。水しぶきで膝までビッショリ。足元は結構深い水たまりでグシャグシャ。道路状況が悪いから水たまりだらけで、その水たまりは泥だらけ。若干潔癖気味な私には絶望的。早々にいろいろと諦めました。そうやって足元ばかり気にしていると、頭上に罠が待ち受けております。雨どいが壊れていて放水状態なお店がチラホラ。折りたたみ傘ではその水圧に耐えられません。私はレインウェアを着ていたからいいけど、嫁は背中がびしょ濡れ。ドンマイ。

やっとの思いで集合場所の広場に着いたら、ガイドが『え?もう来たの?』って顔をしてました。つーか言われました。どうやら17時15分前というのは、16時45分ではなく、17時10分くらいのこと指していたようです。『雨じゃなかったら王宮を案内しようと思ったんですけどね』と言われましたが、さっき見てきたからいいよ。

車が来るまでやることがない。ダジャレじゃないよ。周りを見渡すと、そこそこカオス。現地の人と思わしき人がトウモロコシ食べてるけど、葉っぱとか筋とか食べこぼしとかが全部足に落ちてますけど。サンダルだから、足の甲がトウモロコシまみれですけど。別の人は観光客向けにカッパを販売。売り手も同じカッパを着ているけど、ボロボロなので逆効果ではないのか。着てる観光客いるけど。使い捨てか。中国人はお土産広げて整理しているし、パンツ見えそうなスカート穿いたり胸が見えそうなシャツ着てるし。そういうのは若くて可愛い子が着てくれないかな。

嫁「でも見ちゃうんでしょ」
ア「男の悲しいサガですよ」

30分くらいボーっとして、出発。雨はだいぶ小降りに。1時間くらいでやむことが多いらしい。

ガ「どうします?だいぶ時間が早いですが、このまま劇場行きますか?それともどこか寄りますか」
ア「劇場直行で」

これ以上、いらんお土産見ても仕方がない。そしてこのガイドは意外と商魂たくましく、車内でも『帰りの日はどうしますか?飛行機までの時間、こういうパッケージはどうですか』とオプションツアーを勧めてくる。いらんっちゅーに。

1時間くらいで劇場に到着。開演まで30分以上あるけど、中で暇つぶし。今度見るのはケチャという民族舞踊。バリ舞踊と言えばこっちのほうが有名っぽい。朝見たバロンダンスは民族楽器で盛り上げるのに対して、ケチャはボイパというか、モブの声で盛り上げる感じ。『サルに扮した約50人の男性の「チャッチャッチャッ」という大合唱で物語は進みます』って書いてあるけど、30人くらいしかいないんですが。物語はともかく、舞踊自体は独特で結構面白い。が、それ以上に演者たちが気になって仕方がない。

嫁「あのおじさん、さっきから背中掻いてる。よっぽど痒いんだね」
ア「あそこの少年たち、悪ふざけしているのか、そういう踊りなのか…」

いやいや、この踊りの演者はトランス状態になるんとちゃうんかい。雑念ありまくりじゃん。ケチャが終わると、今度は少女2人の舞踊。『少女たちはトランス状態で、不思議と目をつむっていても常に踊りが一致しています』って書いてあるけど、練習すればそういうもんじゃないですかね。

次は少年が火の上で踊るらしい。『トランス状態になっているので火の熱さを感じない』んだって。どんだけトランスが好きなんだよ。ファイファン6のティナかよ。しかも出てきたのは、どうみてもおっさんだよ。腹出てるよ。燃える椰子の実の上で踊るって書いてあるけど、私には燃えている椰子の実を蹴散らかしているようにしか見えないよ。燃えた実が飛んできそうで怖いんですけど。そんなこんなで終了。後ろに座っていたジャパニーズがうるさかったけど、悪くはなかった。バロンダンスよりこっちのほうがだれなかったよ。

あとはご飯を食べて終了。夕飯はシーフードバーベキューって書いてありました。インドネシア風の浜焼き的なものを想像していましたが、シーフードグリルでした。イカとエビの串焼きと焼き魚を、いろんなタレに付けて食べる。それにナシゴレンとミーゴレンが付いてくる。味は全てにおいて並。そしてドリンクはやっぱり別料金。でもお店は結構キレイで、人が少なくて静か。バーベキューって書いてあったからもっとゴチャゴチャしているかと思ったから、うれしい誤算。しかし、全体的に並。インドネシア料理ってもっとクセがあって食べづらいと思っていたので、めっちゃ褒め言葉ですよ。

21時過ぎくらいにホテルに到着。ガイドさんたちは挨拶もそこそこにサッサと帰っていきました。うむ、ビジネスライク。部屋に戻ったところで、どっと疲れが出てきました。荷物を片づけて、また風呂で四苦八苦して、バタンキュー。いろいろ見れて楽しかったけど、さすがに疲れた…。そのおかげで、観光はこれでほぼ終了。明日からはのんびり過ごす予定。のんびりの前に、ホテルの移動が待っているけどね。