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実写とCG構成が面白い、『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』

2011年09月03日 23時10分18秒 | Weblog

  
 フレディ・ハイモアという子役主演の映画『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』(2009年フランス制作)が面白い。前作に続き、今回は続編となるのであるが、実写映像とCG映像がうまく構成されている。中々の面白さなのである。
 『ニキータ』『レオン』のリュック・ベッソン監督が贈る、実写とアニメを融合させたファンタジー・アドベンチャー。『アーサーとミニモイの不思議な国』の続編だが、本作は前作未見でも「かつて主人公は身長2mmのミニモイ族を魔王の手から救った」という設定を抑えておけば十分楽しめる。美麗で愛らしいミニモイ族はそれぞれ魅力的に描かれており、誰にも見えないミニモイの国で花の蜜から集めたケーキを食べたり、テントウ虫に乗って空を飛び回ったり、魔王から愛する姫を助けたり…という、夢や想像力をかきたててくれる冒険が盛り沢山!実写と見事に融合されているCGは一見の価値がある。身長2mmの国で起こる大冒険を、是非体験してもらいたい作品なのである。出演は「スパイダーウィックの謎」のフレディ・ハイモア、「僕らのミライへ逆回転」のミア・ファローなど。
  
 今日は“10番目の満月”の日。かつて身長2mmの民族ミニモイに変身してミニモイの国の危機を救い英雄となった少年アーサー(フレディ・ハイモア)は、再び国の扉が開き、王女セレニア(声:セレーナ・ゴメス)や彼女の弟で親友のベタメッシュに再会できるこの日を楽しみにしていた。ミニモイの国では、キングとシェフのプロシュートの指揮のもと、国中がアーサーの帰還を祝う“満月の宴”の支度に追われていた。そんな折、一匹のクモが「たすけて」と書かれた米粒をアーサーのもとへ運んでくる。祖父(ロナルド・クロフォード)の心配をよそに、アーサーはセレニアと仲間を救いたい一心でミニモイの国へと旅立つ。アーサーが到着したのはDJマックス(声:スヌープ・ドッグ)のバー。再会を懐かしむ間もなく、アーサーはミニモイ族の住む国へ連れて行ってほしいと懇願するが、どうやらミニモイの国も相当に様変わりしたらしい。新たな独裁者クローブが手下のユニコーン軍団を率いて王国を支配しているという。まずは改造されたテントウムシに乗って町を偵察。ガレージから出るとそこはネオンで賑わう“パラダイス通り”だった。アーサーが、マックスのいとこ・リプレイ(声:ステイシー・ファーガソン)から情報を聞き出そうとした時、ユニコーンに連行されていくベタメッシュを発見。マックスと彼のもう一人のいとこ・スノー(声:ウィル・アイ・アム)が気を逸らしている間に、アーサーとベタメッシュは逃げ出した。二人はユニコーンや巨大ネズミをかわしなんとか逃げ切り、無事に王宮へ到着する。キングと国中の歓迎を受けるアーサーは、仲間たちが無事に生きていることを喜ぶが、そこにはセレニアの姿はなかった。その時セレニアが戻ったという報が入り、アーサーは急いで国の門に向かう。だが彼女の背後には、眠りについたはずの魔王マルタザール(声:ルー・リード)の姿があった……。
 
 この作品の面白さは、普通の人間が、昆虫の世界ほどの小さな妖精の住む国に誘ってくれるという、映像の面白さである。普通の男の子が、勇気をもった戦士として、アーサーとして活躍するのである。カブトムシの車に乗って街を行脚するシーンなどは、興奮してしまう。幸せな国に、再び襲ってくる恐怖。マルタザールという魔王が復活し、今度は、現実の人間世界にやってくるというもの。さて、この魔王をやっつける秘策はあるのだろうか?


 


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