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夢の中での壮絶なアクション『インセプション』

2011年02月06日 20時54分02秒 | Weblog
            インセプション
 夢の中は、自分自身では何ともできない深層心理で形成されている世界。この中で、情報を取り出したり、植えつけたりということが可能なのだという映画『インセプション』(2010年アメリカ制作)を見た。この作品は、現実と夢の世界の境界が、本当に分からなくなるほどのスケールを持った作品である。
 『ダークナイト』の気鋭の映像作家、クリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑む、想像を超えた次世代アクション・エンターテインメント大作。人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ企業スパイが、最後の危険なミッションに臨む姿を描く。主役を務めるのは『シャッター アイランド』のレオナルド・ディカプリオ。物語のキーマンとなる重要な役どころを『ラスト サムライ』の渡辺謙が好演する。斬新なストーリー展開と、ノーラン監督特有のスタイリッシュな映像世界に引き込まれる。
 人の潜在意識に潜入してアイデアを盗むスパイが挑む、最後の危険な任務を描くサスペンス・アクション。監督は、「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン。出演は、「シャッター アイランド」のレオナルド・ディカプリオ、「ラスト サムライ」の渡辺謙、「(500日)のサマー」のジョセフ・ゴードン・レヴィット。
 ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人がいちばん無防備になる夢の中にいる状態のときに、その潜在意識の奥底に潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという犯罪のスペシャリストである。危険極まりないこの分野で最高の技術を持つコブは、陰謀渦巻く企業スパイの世界で引っ張りだこの存在だった。しかしそのために、コブは最愛のものを失い、国際指名手配犯となっていた。そんな彼に、幸せな人生を取り戻せるかもしれない絶好のチャンスが訪れる。そのミッションは、インセプションと呼ばれるものだった。それは彼の得意とするアイデアを盗むミッションではなく、他人の潜在意識に別の考えを植え付けるという難度の高いミッションで、ほぼ不可能だと言われていた。それでもコブは、それを最後の仕事と決め、業界トップの類まれな才能をフルに活用し、万全の準備をしてミッションに挑む。しかし、予測していなかった展開が彼を襲う。
 インセプションを自分の妻に行い、妻の意識を錯乱させてしまったコブ。悲痛な悔恨の情に駆られているのだが、この事件の幻影を忘れ去ることができないでいる。しかし、最愛の子供たちには、何としても父親として会いたい。このため、妻にしたインセプションを、ビジネスとして行い、自分の殺人の嫌疑を解消させようとする。現実と夢の世界。夢の世界の何層にも渡る深部の世界。本当にドギマギしてしまうアクションの宝庫なのである。この作品の虚構を現実とする映像に驚嘆さえ覚えるのである。 

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