今回のB級グルメは、和のパンである「あんぱん」。ご存知、JR東京駅構内に出来たエキュート内にあるあんぱん専門店「豆一豆(まめいちづ)」である。
このエキュートは、最近出来た駅構内のショッピング街なのであるが、いろんな店が入っている。ハンブルグ・ステーキで有名な「つばめグリル」のテイクアウト専門店や、前回紹介したNanaの「半熟カステラ」等多くの店があるのである。
あんぱん専門店「豆一豆」は、たくさんの種類のあんぱんが用意されている。こしあん、つぶあん、栗あん、桜あん、抹茶あん・・・。あんも非常に美味なのであるが、それを包むパンが、これまたしっとりした食感のおいしいパンなのである。このパンとあんの絶妙なハーモニーが素晴らしい。
どこか著名な企業の店舗か、著名なパン屋さんの新業態かと思いきや、ジェイアール東日本フードビジネス・ベーカリー事業部自らが運営しているようです。全国のおいしいあんぱんをひたすら食べ歩いたという情熱とジェイアール東日本フードビジネス・ベーカリー事業部の歴史とが作り上げた完成度の高い「あんぱん」ということらしいのである。
この情熱と技術に感謝である!!
本日紹介する飛び切りのラーメン店は、赤羽に最近開店した自家製麺「伊藤」である。この「伊藤」と言う名前で、ピンときた人は、かなりのラーメン通である。そうなのだ。この店、王子神谷で有名な中華そば「伊藤」の弟子が開設した店なのである。
当然にして、中華そば「伊藤」の伝統を受け継いだ店であることはいうまでも無い。シンプルなラーメンが、この「伊藤」の持ち味。あのラーメンの達人・佐野をも唸らせた麺、スープなのである。スープは魚介系スープであるが、非常に上品で、さっぱりとした味。麺は普通の太さの直麺ではあるが、他のラーメンの麺とは違って、白い麺なのである。大概のラーメン店は、玉子を混ぜているため、麺が黄色いのが当たり前なのであるが、この「伊藤」の麺はうどんのように白い。しかも、かなりの歯ごたえがあり、1本毎の麺が、自分を主張している。中々の歯ごたえのある麺なのである。そして、葱が刻まれているのみ。中華そばを注文すれば、この3つが白いどんぶりに調和して入っているのみ。要するに、玉子やチャーシューやシナチク、焼き海苔等は一切入っていないのである。これで本当にラーメンと言えるのかと言う人があるかもしれないが、これが、「伊藤」の持ち味であるシンプルなラーメン(中華そば)なのである。トッピングのもので味をごまかさないと言う信念の中華そばなのである。しかも、化学調味料は全く使用していないのである。
申し訳ないが、私の場合は、このシンプルな中華そばは抵抗があったため、チャーシューの入った肉そば(750円)を注文してしまった。やはり、麺とスープが絶品なのはありがたいが、それでは、楽しみが半減してしまう。どんなに素晴らしいものだったとしても・・・。だから、チャーシュー入りの肉そば(冒頭の写真)を食したのであった。さすがに、麺もスープも美味。最後まで飲み干してしまったほどの味だったのである。また、チャーシューもまろやかで絶妙な味であり、このシンプルな中華そばを引き立てていた。
素晴らしい絶品の中華そばであった!!