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懐かしの特撮ドラマNO.2 「ウルトラシリーズ」

2010年05月09日 01時24分10秒 | Weblog
 懐かしい特撮ドラマといえば、やはり円谷プロダクション制作の「ウルトラシリーズ」ですね。前回のブログでは、ウルトラQ、快獣ブースカを紹介しましたので、ここでは、ウリトラQ以降のヒーローである「ウルトラマン」を初めとする特撮シリーズを披露していこうと思います。
 
1.「ウルトラマン
             
 これは、日本の生んだ最大のヒーローといえると思います。これまでの正義の味方たちは、国内のヒーローだったのです。怪傑ハリマオ、月光仮面、忍者部隊月光等ヒーローは全て日本人、要するに人間がヒーローだったのです。しかし、この「ウルトラマン」は、異星人なのです。M78星雲から地球を守るためにやってきた宇宙人なのです。ここが、これまでのヒーローと大きな違いがあるのです。人間にして、日本国を守る国内版ヒーローに代わり、宇宙から来た異星人が地球を守ると言う、大きなスケールにヒーローが変質したのです。この意味では、大きな変革を起こしたヒーローと言えるのではないでしょうか!!

 1966年より放送開始。青い巨大な火の玉が地球上に飛来し、それを追って赤い火の玉も。科学特捜隊のハヤタ隊員はビートル号でパトロール中に赤い火の玉と衝突してしまう。赤い火の玉こそベムラー(青い火の玉)を追ってきた宇宙警備隊のウルトラマンであったのです。ウルトラマンはハヤタに地球を守るため自らの命を授けるのである。と、ここから地球におけるウルトラマンの活躍且つ歴史がはじまるわけであります。
 また、この番組からは数々の怪獣たちを産出しています。レッドキング、バルタン星人、ゴモラ、ジャミラー、ダダ、シーボーズ、ザラブ聖人、ゼットン…etc。どれもこれも思い出一杯の怪獣達です。とくに思い出深いのは古代怪獣ゴモラですね。ほとんどが1話完結なのに対しゴモラは前編・後編とあり、ウルトラマンを苦しめた強~い怪獣なのです!ハヤタ隊員が食事中(カレーライス)にゴモラが出現し、変身カプセルと間違えてスプーンをかざす場面は有名!(このお笑い的シーンは、人間的なヒーローをかなり強力に演出しました)。それとウルトラマンと共に地球を守る科学特捜隊の隊員も個性派ぞろいでした。ハヤタ隊員(黒部進)をはじめムラマツキャップ(小林昭二)、イデ隊員(二瓶正也)にアラシ隊員(毒蝮三太夫)、紅一点のフジアキコ隊員(桜井浩子)が脇を固めていました。
 怪獣たちも、本当に個性的だったのです。宇宙飛行士が、宇宙空間で放射能を浴び、ジャミラという怪獣になって地球に帰ってくる。この宇宙飛行士の救出をしなかった人類に大きな恨みを持った怪獣だったのです。
 また、ロケットに引っかかって地球にやってきてしまった亡霊怪獣シーボーズは、宇宙の墓場に帰りたくて悲しい叫びを上げるのです。
 これほど、感情豊かな怪獣たちを、良くぞ制作したと感じました。なんといっても、物語も非常に深いものを含んでいました。正義とは何か、正しいこととは、怪獣を倒すことなのかという悩みが常に在りました。子供心に、大きく動揺したことを覚えています。

<!-- 「ウルトラマン」 -->



2.「ウルトラセブン
              
 この「ウルトラセブン」も、非常に良くできたドラマ性を持っていました。ウルトラマン同様、正義とは何かを痛烈に考えさせてくれたのです。また、変身の仕方も大きく変化しました。ウルトラマンが、フラッシュビームというカプセルを光らせての変身に対し、ウルトラセブンの変身は、メガネのようなウルトラアイを目に掛けて、変身していくのです。この変身シーンは、上半身からコマ送り状態で行なわれる画期的な映像でした。しかも、自分の部下的なカプセル怪獣を携帯しているのです。自身が変身する前の、前捌き的な役割をこのカプセル怪獣たち(ミクラス、ウインダム、アギラの3怪獣)が担っているのです。でも、3怪獣とも非常に弱く、相手に勝ったことは無かったと記憶しています。
 
モロボシ・ダンがウルトラアイで変身するのだが他のウルトラ兄弟達との登場の仕方とは違いシンプルでした。また、対決する相手が怪獣がメインだったウルトラマンと異なり宇宙人が敵という設定が多く同じ宇宙人のセブンとしても地球人を守る為とは、言え矛盾と葛藤がある社会派趣向として描かれていたのです。が、私としてはシッカリ怪獣活劇番組として純粋にみてました~(笑)また、カプセル怪獣としてウインダム・ミクラス・アギラなどがセブンを助ける為に前座として登場しますが、いつも苦戦を強いいられカプセルに戻った後、セブン登場となるわけです。今なら『はじめからセブンが登場して戦え~!』と結果論になりそうですが、当時は複数の怪獣やヒーローが登場する事で私などは胸躍ったものです。エレキングやキングジョー、ナース、ニセ・セブンなども宇宙人に操られた怪獣やロボットなどでしたね。
 何と言っても最終回は感動モノでアンヌ隊員に正体を明かし変身。敵を倒して、そのまま地球を去る…といった内容でバックに流れる音響効果が最終回という淋しさを引き出させる演出でした。ウルトラマンでの科学特捜隊に代わりキリヤマ隊長をはじめフルハシ、ソガ、アンヌなどの隊員が所属するウルトラ警備隊がセブンをフォローしていました。戦闘機も、ウルトラホーク1号~3号が、中々格好良かったですね。イギリス人形特撮ドラマ「サンダーバード」を彷彿させるようでした。

<!-- 「ウルトラセブン」 -->




3.「帰ってきたウルトラマン
 
 このシリーズが始まった時は、初代ウルトラマンが、帰ってきたものかと錯覚しましたが、コスチュームが違ったりしていたので、別人なのだと分かりました。
 
ウルトラマン・シリーズ第3弾として登場したのが帰ってきたウルトラマンで当時は新マンと呼ばれていました(後年ジャックと改名)。帰って来たといっても以前のウルトラマンが登場するのでは無くあくまでも新参者です!
 郷 秀樹(団次郎)が両手を掲げ変身するというもので、他のウルトラ戦士と違いアイテムは持ちませんでした。でも番組途中でウルトラセブンが登場し様々な武器へと変化するブレスレットを駆使し、活躍する上では変身後の立派なアイテムとなったのです。
 番組に至っては毎週、見ていたのですが怪獣はアーストロンやタッコングくらいしか憶えていません。ジャックと共に地球防衛で奮闘するのはマット(MAT)で2代目隊長として故・根上淳さんや隊員としては西田健や池田駿介(キカイダー01してました)の各氏がでていました。他に怪奇大作戦に出ていた故・岸田森さんや"気になる嫁さん"の榊原るみさんも脇を固めていました。

<!-- 「帰ってきたウルトラマン」 -->



4.「ウルトラマンA(エース)
 
 
ウルトラマン・シリーズ第4弾!ウルトラ兄弟5番目の弟として異星人や超獣から地球を守るために送られてくる。
 また、今までの作品と違うのは北斗星司と南夕子がウルトラリングによって合体変身すると言う設定です。50数話ある中で中盤の28話で南夕子が月に帰ってしまうため(月の星人だったのだ)以降、北斗がひとりで変身し戦っていくのです。この作品あたりからウルトラ兄弟が初回以後も、チョクチョクと登場します。2週に渡るヒッポリト星人の回ではウルトラ兄弟が全員倒され絶望的な状況下でウルトラの父が登場するという見せ場は、私を喜ばせてくれました。
 今回、エースと地球を守ってくれるのは竜五郎隊長(瑳川哲朗)を始めとした8名のTACメンバーが戦闘機に搭乗し星人・超獣に挑む!勿論、北斗と南も隊員です。余談ですが二人で合体変身と言えば超人バロム1がありますが奇遇?にも同年同月にエースとバロム1のテレビ放映が開始されたんです。

<!-- 「ウルトラマンA」 -->



5.「ウルトラマン・タロウ
 
 
ウルトラマン!ナンバーシックス!!のオープニングで始まるウルトラマン・タロウですが、この番組が放映される際の感想としては「なんと…和風なネーミングなこと!」と思ったのが1つで、マン、セブン、ジャック、エースと続きタロウって…桃太郎や金太郎・浦島太郎など昔話の主人公を連想してしまったのは私だけでしょうか(苦笑)だいたい、太郎は、長男につける名前のはずが、何で6男に゛タロウ゛なのだろうと思いますね。
 また、容姿は「セブンに角がはえた!?」などといった印象が強かったのでした。
さて、ウルトラナンバーシックスとあるように、6番目の弟として登場。ウルトラ兄弟は勿論のこと、ウルトラの父や今回、ウルトラの母も登場しウルトラファミリーと言う語源が出来上がったのも、この頃からですね。他のウルトラ戦士と違いタロウはウルトラの父・母の実子として地球を守る為に奮闘するのです。母役にはペギー葉山さんが出演され、帰ってきたウルトラマンではご主人の故・根上淳さんが隊長でMATの指揮をとっておられた事もあり夫婦揃ってウルトラシリーズに貢献されていました!
 タロウに変身する東光太郎(篠田三郎)もZATのメンバーとしても活躍する。ZAT隊長には故・名古屋章、副隊長に故・東野孝彦(英心)さんが隊員たちを引っ張ってました。隊員には"高速エスパー"の三ツ木清隆さんもでてました。

<!-- 「ウルトラマン・タロウ」 -->



6.「ウルトラマンレオ
 
 
ウルトラ7番目の戦士として活躍するのだがウルトラ兄弟の故郷M78星雲では無く獅子座L77星の出身である。第1話からウルトラセブンが登場するとありテレビの前を陣取って見てました。ウルトラセブンは星人との戦いで負傷し変身能力を失ってしまうが宇宙パトロール隊MACの隊長としてモロボシ・ダンは、おおとりげん=レオに後を託しレオを鍛えながら見守っていくのである。
今作品はモロボシ・ダン(セブン)が出演するほか、レオの実弟であるアストラが登場!また、伝説的存在であるウルトラマンキングがウルトラ兄弟やレオ兄弟の危機を救いレオ兄弟をウルトラ兄弟に迎え入れる架け橋となるんです。勿論、ウルトラのご両親も登場しファミリー総出演と楽しませてくれました。
おっと!?これも余談ですが、おおとりげんが世話になる下宿先の娘役で杉田かおるも出ておるんですよ。この5年後に金八先生でブレイクするのですが石立鉄男さんの娘役(チィボー)だった頃からの成長過程としてみていました。!

<!-- 「ウルトラマンレオ」 -->