Movieな空間

映画大好き人間の気ままな空間です!!

B級グルメ道⑭信州長野の「おやき」

2009年09月27日 11時26分14秒 | Weblog

   魅力満載の2日間!!長野県の代表選手がまるごと東京ドームシティに大集結!
 最近では、現地に行かなくても、本場の名品が手に入る時代になった。東京都内でも、各都道府県の名品を扱うアンテナショップが多数出来ており、ここでは、現地にしかない逸品も多い。
 しかし、このようなアンテナショップで逸品を購入することも良いのであるが、やはり、現地の人たちが自分たちの作った逸品を持ち寄る産地直送の展示即売会が興奮する。昨日は、東京ドームシティの中のプリズムホールで開催された「ふるさと大信州市ー信州の技と味と自然の彩典ー」に出かけた。わざわざ出かけたというよりは、ついでに寄ったと言う感じなのだったが、これが中々良いものが多かった。信州産のおいしいりんご、長野善光寺参道でも有名な信州そば、駒ヶ根ソースカツ丼、信州プレミアム牛肉、信州味噌、信州特産ぶどう・ワイン、信州のおいしい水でははぐくまれた日本酒、信州サーモン、チーズケーキ、木曽漆器、飯田水引細工、南木曽ろくろ細工、長野県産材・木工家具、ハイブリッドカーの精密部品等、多岐にわたる出店品が並んでいた。試食や見学していく中で、感心することしきりだった。信州と言うと、観光でしか頭に思い浮かぶものが無かったが、これ程地方が活気付いていることに、なんか安堵の気持ちと、それぞれの逸品を熱心に紹介している現地の人たちに感動と、安心感を覚えた。「地方が活気を持ってくれれば、素晴らしい日本になるんだな!」と感じたのである。
          
 そんな中、大行列の出来ていたブースがあった。ご存知、信州名物「おやき」である。ここでの出店は、信州西山名物・おやき村の「縄文おやき」と表示されていた。説明書に、「おやきは素朴な食べものです。野菜や山菜を油で炒め味噌や醤油で味付けし、小麦粉を練ったもので包んでコンガリと焼き、家族は囲炉裏を囲み夕食のひとときを過ごしていました。近代になって、多くは蒸すようになりました。それは食べ物の原点と言えるものです。そのルーツを明確に辿ことはできませんが、私たち小川村の笩が原にある縄文時代の遺跡に因んで「縄文おやき」と名付けました。この遺跡からは素朴で力強い石器がたくさん発掘されています。笩が原に住んだ縄文人達はこの土器を使って、木の実・草の実や原始的な農耕による穀類で粉を作り食糧としていたと思われます。おやきの元祖は、こうした古い時代の知恵から生まれたものであり、信州の西山食文化の一大傑作です。」と記されていた。饅頭のような皮の中に、名産の野沢菜等の山菜が入っているというだけの食べ物では無く、古くは縄文時代に遡る歴史のある食文化の産物なんだと感心した。中に入っている具材は、あずき・野沢菜・かぼちゃ・ふき味噌等の種類。これまた、素朴でしっかりした具材の味の上に、しっとりと香ばしい弾力ある皮で包まれて、誠に美味!!信州の食文化に触れて、おいしい歴史ある伝統食「おやき」をほおばったのであります。(もちろん、家族にもお土産として持ち帰ったことは言うまでもありません)
 





<おやき村>
おやき村