マジックを減らし続け、ついに我が巨人軍が、セリーグの覇者になった。今回で、V3達成の快挙。異国の地では、日本人メジャーリーガー・イチローが、9年連続200本安打を達成したこの時期に、栄光の「読売巨人軍」が優勝したのである。昔から言われた、「巨人、大鵬、玉子焼き」は、子供の好きな定番だった。やはり、強いものは強くあって欲しいのである。そこに安定がある。変化が必要な時代でも、変化して欲しくないものはあるのである。この、軟弱なご時勢の中なので、痛切に感じるのである。良い物は、良いのである。
【巨人軍 原監督へのインタビュー】
原監督「選手にはおめでとうと、そして感謝の気持ちと。ファンのみなさまには『ありがとうございます』という、その言葉以外は見あたりません」
--昨年は大逆転での連覇だったが、今年の戦いをどのようにとらえたか
「昨年と比べると全く違います。これだけの試合を残して優勝をできたということは、ジャイアンツというチームが力をつけ、強いチームになったというふうに思います」
--今年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)があってのペナントレースになった。今までにないチャレンジの年になったと思うが
「(今年は)一番不安なシーズンでした。大事な時間を選手とともに使うことができませんでした。そういった点では非常に不安ではありました。しかし、開幕して4、5月と戦う中で、試合を重ねるたびに、心配というものが逆に選手個々の強さというものになった。ベテラン、中堅、若手、すべての選手たちが発揮してくれました。これまでは何人かの選手たちが引っ張り、そこに連なっていくという形だったが、今年は選手1人1人が引っ張ってくれていると感じました」
--今年は3連覇を目指す上で、あえて「維新」というものを掲げた
「2月1日の春季キャンプの前夜に、選手には『われわれは2連覇しているが、今年が新たなスタート。このメンバーたちでジャイアンツの新たな歴史を作ろう』と話しました。そのためには守るのではなく、いいものは伸ばしていき、新しいものはどんどん取り入れていくというふうにスタートしました。そういう意味では良いスタートが切れたし、まだまだ余力も残していると思います」
--優勝への手応えを感じたのはいつか
「名古屋に乗り込んだ中日との16~18回戦(8月25~27日、ナゴヤドーム。結果は同一カード3連勝)でしょうか。第1戦を延長戦を制し、結果は3連勝という形になりましたが、あのあたりで強さというものを多少感じるようになりました」
--打線についての評価は
「チーム打率は・280を超えているというのは、最も素晴らしい打線だと思います。ただ数字だけではなくて、誰かが打てなければ誰かがカバーするという、カバーの試合が多かったと思います。それぞれが足りないものを補い、非常に良い形で、まさに『打線』という形になりました」
--投手陣も数字を残している
「投手陣においても(チーム防御率が)2点台。やはり強さがあるし、接戦においてのゲームで投手力を中心とした守りというものは昨年にはなかったもので、強さがありました」
<!-- 「祝!巨人軍V3 闘魂こめて」 -->