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SFXによる宇宙アドベンチャー『ザスーラ』

2007年09月16日 11時31分25秒 | Weblog

 FSXについての視覚効果・特殊技術の進展は、目を見張るものがあることは、昨日から述べているが、作品により効果的に演出できているものは、やはり、感動に繋がりますね。今回の『ザスーラ』2005年アメリカ制作 映像>>http://www.sonypictures.jp/homevideo/zathura/title-navigation-3.html)は、ボードゲームをやり始めると、それは、現実の現象となり、兄弟を含めて家ごと宇宙空間に放り出され、数々の危険な冒険に対峙しなければいけなくなる物語。仲が悪く、喧嘩の耐えない兄弟にとっての共通試練を、お互いの信頼で乗り切っていくことになる。単なるゲームではなく、兄弟愛の試金石にもなったボードゲームなのでした。最後に力を合わせ、お互いのことを真剣に思いやる兄弟二人に、ホロっと来てしまう映画です。宇宙空間に浮かぶ家、襲ってくる肉食宇宙人や流星群、釘付けになる展開が面白い映画です。
 【ストーリー】
 弟ダニーは、兄ウォルターのことが大好き。でもウォルターはダニーのことを疎ましく思っていた。その日も、ダニーはウォルターと一緒に遊ぼうとしたが、逆に怒らせてしまう。地下室に入れられ、そして見つけたボード・ゲームザスーラ”をリビングに持ち帰り、何気なくボタンを押したダニー。禁断のゲームだとは知らずに。ゲームから飛び出したカードには、なにやら指示が。いつの間にか、彼らは家ごと宇宙へと飛び出していた。 始めたが最後、ゲームの指示が現実となってプレイヤーを襲う!と聞くと、10年前のヒット作『ジュマンジ』を思い出す。それも当然、原作者は『ジュマンジ』と同じ人気作家クリス・バン・オールスバーグ。今度の舞台は宇宙。『宇宙戦争』などの大作を手がけるデビッド・コープらが脚本にし、映像化を可能にした。幼い兄弟とお姉ちゃん、そしてどこからか現れた宇宙飛行士の4人がゴールを目指す。壊れたロボットに、襲い来るエイリアン、そして広大な宇宙。その映像もさることながら、次第に深められる兄弟の絆が心を打つ。アメリカの家庭の現実も織り込まれたストーリーが、単純な冒険ファンタジーには終わらせていない。
 指示カードには、次々と難題指令が書き込まれていく。「隕石群襲来、今すぐ回避せよ!」「クルー、凍結!冷凍睡眠から救え」「ロボット故障、誤作動に注意せよ」「ゾーガン、接近!攻撃から身を守れ」・・・・。このザスーラをやる前にやはり十分説明書を読んどく必要があった。このゲームは、決して始めてはならなかったのだ!!

  喧嘩ばかりして、仲の良くなかった兄弟が、お互いの過去を反省し、相手を信頼する時、危険な冒険は、勇気あるアドベンチャーに変質する。いつもいる二人だからこそ、分かり合えるものなのです。成熟する兄弟愛に、込み上げるものがありますね!!