1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

早期発見のこと

2007-11-27 20:35:40 | Weblog
どの病気でも早期発見は大切です。
骨肉腫においても早期発見は重要な意味を持ちます。

骨肉腫の病巣部には1つのガン細胞だけでなく多種のガン細胞が混在しているそうです。抗がん剤によって死滅するガン細胞もあれば抗がん剤では死なないガン細胞もあるのです。たとえ肺に転移していてもそのガン細胞が抗がん剤で死滅するタイプなら恐れることはないのです。抗がん剤の効かないガン細胞が飛び出すことが問題なのです。
発見が早ければ、原発の病巣からガン細胞が飛び出す前に骨肉腫を(抗がん剤では殺せないガン細胞も含めて)摘出することができます。
しかし骨肉腫の場合、前に述べたように、成長痛・運動痛と誤診される事が多いのです。整形外科医が一生のうち1人か2人しかめぐり合わないような低い確率です。仕方がないことだったのかも知れません。
でも仕方ないではすまされません。早い発見がその子の命を救います。
少しでも疑わしい点があればレントゲンを撮ってもらいましょう。

「もっと早く医者に診せていれば…」
子供を亡くした親の心から、この言葉が消えることはありません。