1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

完歩しました

2008-05-26 10:31:32 | Weblog
長距離歩行、完歩しました。

夜中の3時半、集合。バスで現地へ。
5時半、スタート。
山道を下っていきます。鶯の鳴き声がBGMです。
前を歩いている女の子3人組。「車が来たよ~。横によって。」と言っても
ふざけあっているので聞こえません。車を止めてしまいました。
まったく
娘も参加していたらああだったんでしょうね。箸が転がっても笑える年頃ですから。
そうやって子供たちに渇を入れながら(一応、ボランティアで子供を応援するという使命があったものですから)看板で頭を切った男の子の血をお茶で洗ったりとハプニングはありましたが、なんとか歩き続けました。
先日1人で歩いたときは16kmでも辛かったのですが、ペースがゆっくりだったことや仲間と話しながら歩く事が功を奏したのでしょう、到着したときも余力が残っていました。
でもその後が笑えます。
その日は2時間しか眠っていなかったので、家に帰ってお風呂に入り仮眠を取りました。ところが2時間ほど寝て目が覚めたとき、体が動かないのです。全身筋肉痛?やはり歳はごまかせませんね。

学校から完歩証を頂きました。
できれば娘の名前で欲しかったですね。

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いよいよ

2008-05-22 10:34:09 | Weblog
長距離歩行の日が明日に迫りました。
不安と期待が入り混じった、というより不安ばかりの気持ちを抱えてブログを書いています。
2年前のことを思い出していました。
4月21日。1回目の手術。長時間に亘る手術が無事終了。
その後、心配された感染症も出ることなくリハビリが開始されました。
傷の快復を看て、抗がん剤の治療が再開。
5月の中旬に予定されていた中学校の「長距離歩行」。
学校に戻ることはできなかったけど、娘はこの「長距離歩行」には車椅子で参加するつもりでした。
4月21日と5月26日。2回の大きな手術の間が1ヶ月しかないのに...。その間に参加しようとしていたのですから、今思えば無謀意外の何者でもないですよね。
でも娘はそのためにリハビリを頑張りました。何とか車椅子に乗り、右腕だけで車椅子を操れるようになっていました。これなら全行程は無理でも、「福祉の足」のおじさんに同行してもらって車椅子で歩行可能な所だけ参加できそうです。
でも思わぬところに落とし穴がありました。
抗がん剤の治療のために、白血球が下がり始めたのです。長距離歩行の頃が最低になる時期です。
もし、体調を崩して手術が延びるような事になれば、腫瘍がさらに大きくなってしまいます。
娘は長距離歩行をあきらめました。

その日は、中学校の長距離歩行が始まって以来、最悪の天候でした。
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長距離歩行のこと 追記

2008-05-20 12:38:11 | Weblog
友人からメールが来た。
「長距離歩行はもう終わったの?」
きっと彼女の様に気にかけていて下さる方もみえると思い追記します。

長距離歩行が行なわれるのは三日後です。
マラソンで走れる距離なんだから「歩き」なら大丈夫だろうと高を括っていました。
先日3時間で16キロを歩いてみました。その夜、足首のところがポッコリと瘤の様に腫れて吃驚。
翌日、整形外科で看てもらいました。エコーを見ながら先生が「水が溜まっていますねぇ。ここは血です。」
「ゲゲッ!張り切っていたのにとうとうドクターストップか。ごめんね。」
と覚悟を決めました。あきらめも速いんです。
その様子をみていた先生が、「へんなものでなくて良かったね。運動しても大丈夫ですよ。」と話されました。

2年前に全行程を歩かれた、娘の同級生のお母さんが今年もOBとして参加されるそうです。彼女はホノルルマラソンに3回も参加されているママさんアスリートです。
そんな彼女にアドバイスをもらい、準備万端です。
終わったら報告します。

どうか完歩できますように(祈)


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地震のこと

2008-05-19 17:20:56 | Weblog
ちょうど1週間前、中国四川省で大きな地震があった。
当初1万人を超えるだろうと予想されていた死者数は3万人を超えた。
学校の建物が倒壊し、まだ多くの子供たちが生き埋めになっている。
目の前の瓦礫の下に我が子が埋まっているのに為す術もなく立ち尽くす両親。

今日の朝刊の1面に「お母さんを覚えていてね」の記事があった。
四川省北川県で救助隊が廃墟の隙間から1人の女性を発見。うつぶせになり両手で
体を支えるような体勢で見つかった女性はすでに亡くなっていた。
しかし、かすかな声を聞いた救助隊が瓦礫を堀り女性の体を持ち上げると3、4ヶ月の赤ちゃんが見つかった。女性がわが子をかばうような体勢を取っていたため赤ちゃんに怪我はなかった。
赤ちゃんを包んだ毛布から1台の携帯電話が見つかった。
「いとしい赤ちゃん。もし生きのびられたなら私があなたを愛していたことを決して忘れないでね。」携帯メールの画面には、こう記してあったという。

このお母さんは亡くなってしまったけど、たぶん幸せなんだろうな。
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長距離歩行のこと

2008-05-08 12:34:57 | Weblog
前回のブログで長距離歩行のことに触れました。
娘の通っていた中学校の行事で、42.195kmを歩きます。
息子の時に一緒に歩こうと思っていましたが、よく考えると3年後のことです。
「3年後に健康かどうかなんてわからない。生きているかどうかも。」と身にしみてわかっています。
思い立ったが吉日。ちょっと意味が違うかもしれませんが...(^^;)
幸い今年は剣道仲間が3人歩きます。
思い切って、歩いてみようと思います。
「歩いて靴下が3足やぶれた。」とか聞くと不安になりますが、
「エエィ!ままよ!」いつもの無鉄砲で前進!

元気だったら3年後も歩きましょう。

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