1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

いのちの停車場

2022-11-17 00:20:47 | Weblog

ずっと観たいと思っていた。

終末期在宅医療に関わった女医さんを吉永小百合さんが演じている。

作者は現役のお医者さん。

自分らしく死を迎えるために治療を拒否し続ける芸者さん、脳出血で自宅で治療する胃瘻患者の奥さんと妻を老々介護する夫、

癌が再発した女流棋士、末期のすい臓がんを患う元高級官僚、

そして、8歳で小児がんを患う萌ちゃん。

ある日、萌ちゃんは看護婦さんに

「死ぬって苦しい?」「こわい?」「まほうみたいに、すうっと死ねる?」とたずねる。

看護婦さんは

「苦しくないよ。さわこ先生が、萌ちゃんに特別な魔法をかけてくれるよ。」と答える。

そのあとのシーンでは、さわこ先生が萌ちゃんの両親にこう伝えている。

「この先、萌ちゃんは、ほとんど眠りながら時を過ごすことになります。でも、周りの音や声は聞こえていますから

いくらでも話しかけてあげてください。」

 

あかねは亡くなる2日前から麻酔で眠っていたよね。あの時、聞こえていたの?

だったら、もっと話しかけとけばよかったな。


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