あと数日で、幻の島へ行く。
今年は、どの「あかね」と一緒に行こうか？と写真を探していたら、こんな懐かしい写真が出てきた。
亡き娘と亡き愛犬が一緒に散歩している。
小学校4年生くらいかな？
あかねを知っている人なら、きっとこう言うだろう。
「らしいね。」
何年か前に、マンションの公園を歩いていたとき、森の中から「かあさん」と呼ぶ声が聞こえた。
一緒にいた息子にも聞こえていた。
あわてて周りを探したけど、人影はなかった。
娘の声によく似た声だった。
それから、公園を通るときは、いつも耳を澄まして通る。
もう一度、呼んでくれないかな。
「かあさん」
