1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

生き方と死に方と

2010-12-19 09:27:19 | Weblog

死に方は選べないけど生き方は選べる。

何かで見つけた言葉。「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。」

 後で知ったけど、これはガンジーの言葉だった。

 


別れ

2010-12-19 01:18:15 | Weblog

また一人、知人が亡くなった。

肺がん。

去年の11月の検診では何も見つからなかったのに今年の1月から発症、そして先日亡くなった。

52歳の若さだったから、進行も速かった。

やりたいことが山積だったのに、さぞ無念だっただろう。

お通夜で闘病中の話を聞いて、4年前のことが蘇る。

お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。

そして残された家族を見守っていてください。

 


いっしょに

2010-12-07 01:00:39 | Weblog

今年の幻の島は、太陽の光をうけて最高の姿を見せてくれた。

空の色、海の色、その間に挟まれた砂浜の輝き。

美しかった。

今年は例年のような「あの子を置いてくる」という感覚がなかった。

いっしょに思い出の場所に行き、いっしょに帰ってきた。

だから、寂しくはない。


サイン

2010-12-02 22:19:38 | Weblog

娘の遺影を常夜灯が、ぼんやり映し出す。

夜寝る前、娘に話しかける。

ふと、ある数字に目が留まった。

娘の乗った車椅子のナンバーNo.302

どこかで見た数字。

娘の死から立ち上がるために4年越しで挑戦している建築士試験の受験番号20302だ。

毎年「合格圏内」といわれながら落ちた。今年もダメだろうなと思っていた。

でも、この数字を見つけて「ひょっとすると」と思った。

今日、合格通知が届いた。

「20302」

これがサインだったら・・・


幻の島へ

2010-12-02 07:43:14 | Weblog

気がついたら、明後日出発だった。

相変わらず、娘からのサインは届かない。

「幻の島へ行けば・・・」そう期待して出かけて、何も受け取れずに帰ってくる。

毎年、同じことを繰り返す。

でも、繰り返さずにいられない。

きっと、いつかは・・・。