死に方は選べないけど生き方は選べる。
何かで見つけた言葉。「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。」
後で知ったけど、これはガンジーの言葉だった。
死に方は選べないけど生き方は選べる。
何かで見つけた言葉。「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。」
後で知ったけど、これはガンジーの言葉だった。
また一人、知人が亡くなった。
肺がん。
去年の11月の検診では何も見つからなかったのに今年の1月から発症、そして先日亡くなった。
52歳の若さだったから、進行も速かった。
やりたいことが山積だったのに、さぞ無念だっただろう。
お通夜で闘病中の話を聞いて、4年前のことが蘇る。
お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。
そして残された家族を見守っていてください。
今年の幻の島は、太陽の光をうけて最高の姿を見せてくれた。
空の色、海の色、その間に挟まれた砂浜の輝き。
美しかった。
今年は例年のような「あの子を置いてくる」という感覚がなかった。
いっしょに思い出の場所に行き、いっしょに帰ってきた。
だから、寂しくはない。
娘の遺影を常夜灯が、ぼんやり映し出す。
夜寝る前、娘に話しかける。
ふと、ある数字に目が留まった。
娘の乗った車椅子のナンバーNo.302
どこかで見た数字。
娘の死から立ち上がるために4年越しで挑戦している建築士試験の受験番号20302だ。
毎年「合格圏内」といわれながら落ちた。今年もダメだろうなと思っていた。
でも、この数字を見つけて「ひょっとすると」と思った。
今日、合格通知が届いた。
「20302」
これがサインだったら・・・
気がついたら、明後日出発だった。
相変わらず、娘からのサインは届かない。
「幻の島へ行けば・・・」そう期待して出かけて、何も受け取れずに帰ってくる。
毎年、同じことを繰り返す。
でも、繰り返さずにいられない。
きっと、いつかは・・・。