1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

ただいま

2016-11-28 10:32:36 | Weblog

あかね、帰ってきたよ。

予想以上に、きつい入院だった。まあ、肺を2/5もとったのだから当然か。

手術が終わった最初の夜、動けないし眠れないし、時間がたつのが遅くて

地獄のようだった。

部屋の天井を見つめながら、あなたのことを思った。

こんな夜を、あなたは何度過ごしたことだろう?

母さんは、ずっと付いていたけど、あなたは眠っていると思ってた。

目を閉じたまま、悶々と、時をやりすごしていたんだよね?

それも何度も何度も・・・

ごめんね。わかってあげられなくて。

そんなことを考えていたら、涙が止まらなくて、鼻水が止まらなくて、溺れるかと思ったよ。

 

長いことご苦労様でした。

こうやって書いている今も、涙と鼻水で溺れそうだよ。


手術

2016-11-04 06:48:49 | Weblog

今月、母さんは、ちょっとした手術をします。

あかねの手術とは比べ物にならないくらい簡単な手術なのに、大人なのに、怖いです。

あの頃は、生き抜くのに精一杯で、あなたの気持ちなんて考えていなかった。

「もう手術は嫌だ。」というあなたを説得するために、先生からお話があったよね。

お母さんたちは、その話を聞けなかったけど、隣のベッドのSさんが後から教えてくれました。

「この手術をしないと死んでしまう。」

13才の子供が一人で受け止めるには、重すぎる告知でした。

 

母さんも頑張ります。