1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

気功のこと

2007-11-05 13:23:46 | Weblog
気功は中国が「発祥の地」と思っていましたが、じつは邪馬台国の時代、日本にも気功のルーツがあったという説があるのです。患部に手を当てることで治療するという簡単なものだったようです。
娘の治療のために気功に通い、いろんな資料を読んで私なりに「気功」がどんなものであるか考えてみました。
人間の身体は若干の電気を帯びています。手の平から微弱な電流が流れることにより患部の電気的な流れが刺激され血流の流れが良くなる。あるいは手の平から伝わる体温により暖められた患部の血流が良くなる。
「体温のこと」でお話したように、体温が上がることにより免疫力が上がります。
それ以外の気功の仕組みについては半信半疑です。「遠隔地から気を送る」とか言われますが凡人の私には理解できません。

骨肉腫の場合、骨の血管が少ないため気功の恩恵を受けられなかったのだろうと思っています。また次回にお話しますが、ガンの新しい治療法に「免疫療法」という治療法があり注目されています。しかし、これも血管の少ない骨のガン「骨肉腫」には効果がないと断られました。

知っていることと知らないこと

2007-11-05 08:14:22 | Weblog
近所の開業医で骨肉腫と診断され、紹介された病院は「がんセンター」
当時、骨肉腫の治療はそこでしか受けられないと思っていました。さらにそこでは最新で最高の治療が受けられるとも。
しかし、そこの病院では「他に転移が見られるため、治療は断念します。余命6ヶ月と思ってください。」と言われました。最高の医療機関でそう言われたのですから諦めるしかないと思いました。「インターネットで調べたり他の方から聞いた治療を試みて欲しい。」とお願いしたら「うちでは、いい加減な治療をやっているつもりはない。」と叱られる始末。
その後、友人のおかげで今の病院に転院できたのですが、それは運がよかったとしか言いようがありません。
前にもその友人が「病院をかわった事が娘にとって良かったのか悪かったのか?」と言ったことをおぼえていますか?
確かに結果は同じだったかもしれません。でも知らないままで選択の余地もなく
あきらめて死んで行く事と、自分で選んで病気と戦いながら力尽きた事では大きな差があります。
病院の選択が運で左右されてはいけないのです。最終的にどの病院に行き着くかは「運」なのかもしれません。でも知らないままそこにたどり着くか、自分の意思でそこにたどり着くか?
病院にはそれぞれ独自の治療法があります。入院設備にも差があるでしょう。院内学級の有無、個室の使用状況etc.
いま私ができることは病院の情報を集めること。先週から動き始めたのですがこれが結構勇気がいるのです。知らない病院にアポなしで電話をします。勇気を振り絞って電話をするのですが結局先生が休診だったりして...。「あ~あ!」
よしっ!今日も頑張るぞ!